自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

☆きょう立冬、カニ漁解禁で至福のシーズン到来

2022年11月07日 | ⇒トピック往来

   きょうは7日は二十四節気の「立冬」で、冬の始まりでもある。けさ6時過ぎに寒さを感じて目が覚め、毛布を一枚、掛け布団の上にかけた。スマホで金沢地方気象台の気温をチェックすると7.6度だった。天気は晴れで、朝から青空が広がり、最高気温は19度で予想だ。

   そして、日常生活でのニュースと言えば、なんと言ってもきのう日本海で解禁されたズワイガニ漁。けさから店頭に並んでいる。雄のズワイガニにはご当地の呼び方があって、山陰地方では「松葉ガニ」、福井県では「越前ガニ」、そして石川県では「加能(かのう)ガニ」と呼ぶ。加能とは、加賀と能登のこと。加能ガニは重さ1.5㌔以上、甲羅幅14.5㌢以上のものは「輝(かがやき)」のブランド名が付く。また、雌のズイワガニは「コウバコガニ」と呼ばれるが、甲羅幅9.5㌢以上のものは「輝姫(かがやきひめ)」のブランド名が付く。

   昨夜初競りが行われ、メディア各社によると、加賀市橋立漁港で水揚げされた加能ガニの1匹が重さ1.54㌔、甲羅幅15.1㌢あり、「輝」と認定され100万円の値が付いた。また、同漁港で揚がったコウバコガニも甲羅幅が10.1㌢のものがあり、「輝姫」として30万円の最高値が付いたと報じられている。

   初物食いの習性できょう午前中、金沢の近江町市場に行ってきた。ズワイカニが水産の各店舗でずらりと並んでいた。茹でた加能ガニは一匹1万2千円から2万円と高値だった=写真=。金沢の庶民は初日は小ぶりながら身が詰まっているコウバコガニを食する。加能ガニに比べれば安いが、それでも一匹1200円前後だ。初日はご祝儀相場もあり、加能ガニもコウバコガニも高値だ。「初物七十五日」と言うではないかと自分に言い聞かせ、加能ガニに手は出せなかったが、コウバコガニを2匹買った。

   「カニには地酒が合う」とよく言われる。能登のカニには能登の地酒が、加賀のカニには加賀の地酒が合うと自身も勝手に思い込んでいる。ぴっちりと締まったカニの身には少々辛口が、カニ味噌(内臓)には風味のある地酒がしっくりなじむ。きょうは立冬、そして、カニの解禁、至福のシーズン到来だ。

⇒7日(月)午前・金沢の天気   はれ


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