KATO オユ10にはライトユニットが別売されましたが、マニ37には設定がありません。そこで、テールライトを自作してみました。
以前に購入したLEDが残っていましたので、これを利用します。
LED(5個)と抵抗入り525円 白色LED
マニの床下の構造です。LEDをどこに組み込むかですが、DCCを入れる場所を利用することにしました。
マニ床下ユニットをバラした様子 LED等を配す場所
LEDはやや厚みがありますので、床下に入るように、ニッパを使って厚み、幅等を切り落としました。今回手元にあったLEDを使ったため、切り刻みましたが、マニの床下に合ったLEDを購入すれば、もっと簡単にできるのではないかと思われます。
未加工のLED(左)と切り込んだLED(中)、最終的なLEDの形状(右)
抵抗を取り付けなければなりませんが、ちょうどDCCの場所に収まるように配置します。また、このDCCの場所に凸部がありますので、ここにLED端子を配するようにしました。ここにLED端子を配すれば、上下の床下パーツで挟み込んで、「ハンダ付け」することなく受電できます。
床下パーツに配した様子 LED端子と接続させる凸部
また、LEDの線を「八の字」型にすれば、ちょうどバネのように働き、中で接着剤等使うことなく簡単に固定することもできます。この辺は実際にLEDを床下に合わせながら思考錯誤です。白い方ばかりにLEDの位置を合わせていると、あとで下側と組み合わせたとき、台車取り付け部とLEDが干渉することがありますので、下側の黒いパーツとも事前に位置合わせした方が良いでしょう。
バネ化させて固定した様子
白い床下パーツにLEDを「固定」したら、下側のパーツと組み合わせます。LEDの余分なところを切り落としたので、そのまま挟み込むことができました。厚みがあると、きっちり合わさらないので、その場合にはLEDをさらにニッパで薄くします。密閉性が良いので遮光する必要も無いようです。
LEDを挟み込んだ様子
台車をネジで止めて、車体をのせれば完成です。早速テストをしてみました。良い感じでテールライトが点灯しました。車体横等からの光漏れもありません。レイアウトを周回させましたが、チラツキもなく安定した状態です。
LED化したマニ37のテールライト
さて、このままでは常点灯してしまいます。消灯させたい場合はどうすればよいのでしょうか?
車体床下のDCC取り付け部のフタを開けます。すると、先ほど取り付けた抵抗や端子があるはずです。ピンセット等で、この端子部を外せば、あるいは紙・プラ板等で端子部を絶縁すれば、テールライトを消灯させることができます。点灯させたいときは、端子の接点を復活させればOKです。ちょっと手間ですが、車体をバラすことなくできます。
車体床下のDCC取り付け部のフタ
点灯させるときの端子 消灯させるときの端子
LEDを用意するだけ(100円程度)、接着剤不要、車体にも一切手を加えず、しかも消灯可能です(かなりアナログですが・・・)。試行錯誤しましたが、30分程度で完成しました。
関連記事
・スユ13をLED化する - KATO
・白色彗星現る - TOMIX
・オユ10 と マニ37 をAssyで - KATO
KATO EF62の動力台車の分解に関する記事ですが、個人的には分解しない方が無難かと思われます。
KATO EF62の異音ですが、ギアがかみ合っていないのではないかと思い、動力台車をバラしてみました。
まず、動力台車の上方にあるジョイント部を外します。これを外すと、指でも簡単に車輪を回せるようになります。1エンド側の動力台車と比較して、2エンド側のそれの回り方がどうもぎこちないため、2エンド側だけバラし、車輪を入れ替えてみることを考えてみました。
ジョイント部を外した様子
いつものように台車枠を外そうと思いましたが、これが結構しっかり組み込まれており、なかなか外れません(今思えば、これが暗示でした)。動力台車後ろ側のツメが比較的容易に外せそうでしたので、細いドライバを使ってツメを外し、台車枠を取り外しました。各ギアの歯こぼれなどを確認した後、車輪を入れ替えて復元しようと思いましたが、ここからが大変でした。
台車後方のツメを外した様子
EF62の動力台車は3軸かつ全輪集電機構です。台車枠の中には細長い集電板が収められているのですが、これが実に繊細で細く曲がりやすいため、取り扱いには注意が必要です。特に下図赤丸部が容易に変形してしまいます。
繊細な集電板
さて、動力台車の復元ですが、ますギアボックスに車輪を収めてから集電板を取り付け、それらを台車枠内に組み込む方法を試みました。しかし、この方法では3軸台車なので、3つの車輪同時に6つの止め位置にきちんと、しかも力を入れながら台車枠の中に押し込めなければなりません。4軸の場合、片方の車輪を先に固定すれば、残りの車輪も簡単に「集電板と共に」押し込めるのですが、今回は車輪1カ所を固定しても、他の2カ所が「フリーに動いてしまう」ため-車輪と集電板がバラバラに挙動するため-台車枠に押し込むのが非常に大変でした。どうしても車輪や集電板が動き回ってしまい、この方法は無理との結論に達しました。
ギアボックスと車輪
色々と試してみましたが、最終的に、先に台車枠の中に先に集電板を組み込み、次に車輪を1カ所づつ入れ込む、3軸入れ終わってから(下図参照)、ギアボックスを上から組み込む方法で復元することにしました。しかし、これもイバラの道でした。1軸目は簡単に組み込めますが、2軸目、3軸目になるに従って、難易度が上がります(このとき、注意しないと上述の集電板を変形させてしまいます)。3軸全て車輪を入れ終わったら、上からギアボックスを組み込むのですが、この際、慎重に行わないと台車の位置や集電板がずれてしまうため、また車輪取り付け作業からやり直しです。上手くギアボックスが組み込めても、台車が傾いていたことが何度も・・・しかし、この方法でないと-特殊な治具や装置があれば別かもしれませんが-全車輪と集電板を固定させることができないように思われます。そもそもこの動力台車はどうやって作ったのか???
3軸に車輪を入れ終わった状態
小生の組み込み方法が間違っているのでしょう。わたくしの技量がダメダメなのでしょう。復元するのに何時間もかかってしまいました。自分で修理・メンテナンスするよりもEF62の動力台車を買ってきた方が安上がりのような気がします。
関連記事
・さらば、異音 - KATO
・EF62 動力台車のAssyパーツ - KATO
・EF62の動力台車は、もうバラさない - KATO
・EF62の台車 - KATO
懸案事項だったTOMIX E233-3000系の「弱冷房車」のインレタですが、一番酷い二カ所を中心に張り替え作業をしました。
弱冷房車仕様の E233-3000系
まずは、セロファンテープと爪楊枝を使って、インレタを剥がします。前回と同じ方法で、「弱冷房車」を切り出しました。
失敗した箇所 そこを剥がした様子
第1回戦
切り出したことは切り出したのですが、インレタが「はさみ」の刃に触れてしまい、シールが台無しに・・・失敗。気を取り直して、切り出しから始める。
第2回戦
切り出しも成功し、車体にのせて、インレタを貼る。細かい作業の一発勝負。しかし、念じてみたものの、願い足らず、失敗。再びインレタを剥がすところから、再戦です。
一部欠けてしまったインレタ
第3回戦
切り出しも、インレタ貼りも、何とか上手くいったような感じ。しかし、貼り付け位置がやや上方に・・・やり直そうと思いましたが、面倒なのでこれで良しとしました。
張り直した様子
文章にすると、あっという間なのですが・・・もう一カ所貼りましたが、やはり3枚も費やしてしまい、結局4枚も無駄にしてしまいました。小生にとって「弱冷房車」は、ちょっとハードルが高いインレタです。
残数10枚のインレタ
関連記事
・あすなろインレタ - TOMIX
・E233-3000 のインレタ ・弱冷房車編 - TOMIX