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今年の大型連休は、車両たちのメンテナンスを中心に行いました。久しぶりにTOMIXキハ16を走行させましたが、走りに問題は認められませんでした。しかし、M車の「灯り窓」がとんでもないことになっておりました。
問題のキハ16M車と「灯り窓」
走行させたキハ16は、数年前に某模型店の在庫を購入したものです。取扱説明書はver.1 2005年3月となっておりました。
TOMIXのキハ10系は、車体下回りを利用して扉下の「灯り窓」を再現しています。その仕組みについて、まずT車の場合について説明します。「灯り窓」が黒くなるように、下回りの部分に黒色パーツが使われています。車体の位置をずらすと、「灯り窓」は黒くなりません。
通常の「灯り窓」の様子
車体と下回りを外した状態
車体の位置をずらした時の「灯り窓」の様子
ところがM車の場合には、下回りがダイキャストのため、該当する部分に黒色パーツが使えないようで、どうやら黒く塗装したようです。ところが、下図のように弊社のキハ16M車の「灯り窓」に白い筋が・・・どうやら塗装が剥がれたようです。
キハ16M車の下回り 「灯り窓」の表現部分
キハ16M車の「灯り窓」の様子
車体内部を確認してみました。すると剥がれた塗料が「灯り窓」の一部に付着していました。恐る恐る触ってみましたが、見事に指先が黒くなりました。「灯り窓」 は4カ所ありますが、全てこんな感じです。一番軽度の状態を左下に、重度を右下に示します。
「灯り窓」に塗料が付着した様子
車体のみの様子
昨年再生産されたキハ10M車が手元にありましたので、確認のため車体を外してみました。すると、「灯り窓」のところは、しっかりと黒く塗装が施されておりました。手元に再生産されたキハ16M車および初期生産のキハ10M車がないので、なんとも言い切れませんが、もしかしたら再生産品から何かしらの対策が施されたのでしょうか?
再生産されたキハ10M車の「灯り窓」
これは、「ガンダムカラー(ブラック)、行きまーす」かな?!
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東京駅までどうやって行こうかと、横浜駅構内の行き先案内板を見てみたら、ちょうど特急「踊り子号」に乗れそうだったので、自由席狙いでホームへ急ぎました。階段を上ると、ホームには、懐かしい横須賀線色の113系(?)が停まっており、一瞬戸惑いました。この電車は何だろうかと、行き先を見てみると「ホリデー快速鎌倉号大宮行き 武蔵野線経由」とあり、どうやら特急「踊り子号」を待ち合わせた後、「横浜」から「大宮」に行くようです(行き先としては不自然ではないのですが)。
ホリデー快速鎌倉号
駅員に次の停車駅を尋ねると、「北府中」とのこと。どうやって「横浜」から「北府中」に行くのか、好奇心がメラメラしてきました。車内を覗いてみると、結構混み合っており、座席はほぼ埋まっておりましたが、「踊り子号」に乗るより楽しそうだったので、相席覚悟で乗車しました。
横浜を発車した後、しばらく東海道線を走っておりましたが、途中から武蔵野貨物線に入って、そこから府中本町・武蔵野線に向かうようです。普段は武蔵野貨物線を利用することができないので、いつもとは異なる車窓を楽しんでおりました。
しばらくすると、新鶴見機関区が見えてきました。貨物線なので横須賀線より機関区に近接しており、しかも快速なのに、やけにゆっくりと走るので、機関区の機関車たちがよく見えました。赤ナンバーのEF65PF、JR貨物新更新色のEF64-1000、EF66、EF210桃太郎・・・まるでちょっとした「機関区見学会」のような感じです。
新鶴見機関区近辺で、時間調整のためしばらく停車した後、再び「大宮」を目指して発車しました。その後は長い長いトンネルの連続でしたが、偶然にも貴重な武蔵野貨物線に乗ることができ、ちょっとトクした気分です。
因みに、車両は115系でした。
時間があるときにのんびりやろうと思っていた、TOMIXE233-3000のカプラー交換を朝から行ってみました。E233-3000はアーノルドカプラーが標準装備です。そこで密連形TNカプラー(品番0381)を購入し、TNカプラーにしようと目論んでおりましたが、実行に移すまでかなりの時間を要してしまいました(関連記事参照)。
密連形TNカプラー TOMIXE233-3000
取扱説明書を読みながら、TNカプラーを組み立て、アーノルドカプラーと交換していきます。弊社のE233-3000は10両編成なので、結構な数をこなさなくてはなりません。
取扱説明書に従いTNカプラーを組み立てる様子
マイナスドライバーでカプラーボックスの鉄板を外し、TNカプラーと交換します。
カプラーボックスの鉄板を開けるときに用いたマイナスドライバー
アーノルドカプラーを外した状態 TNカプラー化した様子
TNカプラーをカプラーボックスに入れる際、小生は右利きですが、下図のように左手でTNカプラーを押さえ、右手で鉄板を差し込みました。こうすると、作業の途中でスプリングが弾け飛び出すなどのトラブル低減化がはかれたように思われます。
TNカプラーで連結させると、どの程度連結間隔が狭まるか、アーノルドカプラーと比較してみました。左側がTNカプラー、右側がアーノルドカプラーでの連結の様子です。
TNカプラーによる連結 アーノルドカプラーによる連結
明らかに、アーノルドカプラーよりTNカプラー化した方が、連結面が狭ま・・・あれ?ほとんど差異がないような気がします。そこで、上から両車を比較してみました。これは、連結間隔はほぼ同じようです。
両カプラーによる連結間隔の比較
ちょっとショックでした。差異がないなら、わざわざTNカプラーに変換する必要がありません。扱いやすいアーノルドの方が、弊社線内の運用においては便利です。そこで、折角交換したTNカプラーですが、すぐにアーノルドカプラーへ戻しました。
家の外は穏やかな快晴なのに、なぜか部屋の中は「通り雨」が降ってきました。
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