好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

複合動詞に関する参考文献(2)

2021-01-23 23:41:00 | 参考文献
 複合動詞の連濁に関して、何か情報は無いものかとググっていたところ、「連濁について」(伊東美津 九州国際大学)という論文を見つけました。 
 この論文の5ページ目に以下のようにありました

 (6)動詞と動詞の複合語は連濁しない
 このタイプの複合動詞に連濁が起こらない理由として、金田一(1976:7)では、通時的考察がなされ、これらの動詞が一語として扱われるようになったのは江戸時代以降のことで、それまでは長い連続した二語であったと考えられるということが指摘されている。


 参考文献の一覧に、金田一晴彦(1976):「連濁の解」Sophia Linguistics 2、1-22とあり、早速調べたところ『金田一春彦著作集 第6巻』所収と分かりました。(晴:ママ)

 この書籍ならネットからリクエストし、最寄りの市立図書館から借りる事が出来ます。
 市内の図書館の書庫に入っていて、1位で予約できました
 直ぐ借りられるのは嬉しいけれど、金田一先生の書籍が書庫入りだなんて、なんだか淋しい

 というわけで、今日も1日作業できず・・・ 
 明日こそがんばろう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

複合動詞に関する参考文献(1)

2021-01-23 14:54:11 | 参考文献
 複合動詞は連濁しないという規則性があるようですが、その根拠となる論文を探してみようとしたのですが、大学の図書館が利用できないので、中々思うように調査ができません。
 今後のために、調べが付いたことだけでも忘れないように整理して記しておこうと思います。

 まず、最初に確認したのは、手元にある以下の書籍です。
 『日本語学 特集複合語・連語の文法』(2001.8 vol.20 pp.71~78)「 平安時代の複合動詞」(小島聡子)
 (一部抜粋)「複合動詞」といわれるかどうかについては、異論も唱えられている。
 アクセント研究など、主として形(音)の視点から、古くは動詞が連結した形であっても「複合」した一語になっているとはいえず、むしろ、単なる動詞の並列とみるべきであるという考えが提示されているのである。その論拠としては、複合動詞とおぼしき形につけられたアクセントには二箇所高いところが見られること、それぞれの動詞単独の形につけられているアクセントと変わらないこと、他の品詞間の複合語と異なり、動詞連続の場合連濁を起こさず、また助詞が介入する場合があることなどがあげられている。(金田一春彦(1953)「国語アクセント史の研究が何に役立つか」金田一博士古稀記念 言語民俗論叢)・吉沢典男(1952)「複合動詞について」『日本文学論究』第十冊)


 「動詞連続の場合連濁を起こさず」について何らかの具体的な研究結果の記述があるのではないかと期待して、『金田一博士古稀記念 言語民俗論叢』を購入しました。もちろん古書です。3000円弱でゲット
 が、ザット読んだところ、期待していた内容ではなく 
 最近読解力が衰えてきているので、もう1度じっくり読んでみようとは思いますが・・・ 

 『日本文学論究』第十冊は、県内の図書館にはないようなので、しばらくおあずけ状態・・・ 

 「複合動詞の研究」(日中言語研究と日本語教育研究会)という研究史を掲載されているサイトを見つけました。
 古い順からまとめられていて大変助かります。参考にさせていただきたいと思います。

 「助詞が介入する場合」については、以下の古語辞典に解説がありました。
 『新明解古語辞典 第2版』(監修・金田一京介、編者代表・金田一春彦)、付録p1119 二 語句の区切り方
 (前略) たとえば、「聞き入れる」「見咎める」のような複合動詞は、現代では一語であること疑いないが、少なくとも平安朝時代には中間に自由に助詞がとびこんで、「聞きも入れず」のような形になった。
三 2
(前略)~というような、いわゆる複合動詞である。これは、現代では一語として扱われているが、中世以前では実は二つの動詞の連続であった。


 作業するとき、古文の教科書では「助詞が介入する場合」も複合動詞として扱うので、要注意です  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古語調査のための参考文献(2)

2020-10-29 08:09:41 | 参考文献
 2013年に書いた「古語調査のための参考文献」に手を加えました。

・国立国会図書館の近代デジタルライブラリの名称が「デジタルコレクション」に変更されていますので、修正しました。リンク先は変わりません。
・入力ミスも1か所見つけましたのでそちらも訂正しました
・『名語記』に「種々の言葉の語源を説く」を追加しました。

 ここに記してある参考文献は、『古語大辞典』の巻末にある「日本の古辞書」に記載のある辞書の一部です。
 この「日本の古辞書」をコピーし胡蝶装に仕立ててインデックスを付け、ここに載せられていない辞書の情報を空白に書き込みながら使用すること10数年。読んでも読んでも抜け落ちている情報があって・・・ 

 「三蔵法師伝」にある和訓について調べたいし、音義書についても書かれているので、こちらの辞書も読んでみたいのですが・・・

 今日は聡太君と天彦さんの対局がある日、聡太君が後手だけどまさか天彦さんの得意戦法である横歩取りにはしないよね?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古辞書『落葉集』

2020-05-17 14:42:55 | 参考文献
 「国立公文書館デジタルアーカイブ」で『落葉集』(編者:平野世外)のデータが提供されていたので、昨夜からせっせと全25巻をダウンロードしました。
 PDFで一括ダウンできるのですが、提供されているPDFは残念ながら不鮮明で文字の判別が出来ません。なので、JPEGで巻ごとに落して、CubePDFで結合しPDFにしました。

 落すのに結構時間がかかるので、その合間を見ながら、今後のための資料を作成しました。 これがあると探したい語を見つけるのがグンと楽になりますね。

 [内容細目]
巻之一:乾坤・い
巻之二:乾坤・ち
巻之三:乾坤・よ
巻之四:乾坤・ら
巻之五:乾坤・あ
巻之六:乾坤・み
巻之七:時候
巻之八:神釈・上・い
巻之九:神釈・下・ふ
巻之十:人倫・上・い
巻之十一:人倫・中・よ
巻之十二:人倫・下・こ
巻之十三:官位・い
巻之十四:衣食・い
巻之十五:器材・い
巻之十六:草木・上・い
巻之十七:草木・下・や
巻之十八:気形・上・い
巻之十九:気形・下・ら
巻之二十:支体・い
巻之二十一:言語・上・い
巻之二十二:言語・中・よ
巻之二十三:言語・下・こ
巻之二十四:数量・上・一
巻之二十五:数量・下・六


 最近室町・江戸時代の文献にあたることが多いのですが、古語辞典に記載されていない語もあり、古辞書を漁っています 

 今回ダウンした資料は、とても見やすい字で書かれており、読みやすくて助かります。といっても、くずし字で書かれている箇所も多いのでスラスラ読めるって訳でもないのですが
 できれば、テキストデータがあればもっといいのですが。
 
 古辞書は目を通していると面白くて時間が経つのもあっという間です。
 古辞書についての解説が、『古語大辞典』の巻末の「日本の古辞書」にあるので、主だったものはかなり集めたのですが、素通りしている辞書もありそうです。

 蒐集するなら講座が休講の今のうちです 
 外付けのHDDの残量も1/3までになってしまったので、辞書用のHDDが必要かな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤松明彦著『インド哲学10講』

2018-04-25 10:35:42 | 参考文献
多くの情報をいただいているブログ「学退筆談」の更新メールから、以下の本が出版されていたことを知りました。

『インド哲学10講』 赤松明彦著 岩波書店 2018.3

 中国の古代思想とインドとの関連性を知りたいと思っていたので、早速読んでみたいと思いました。
 出版されて間もないし、この手の本はすぐには図書館には入らないだろうと思ったのですが既に入っており、リクエストしたところ予約順位が10位でした。
 
 更に、アマゾンで検索したところ、『はじめてのインド哲学』(講談社現代新書)という本が隣りに表示され、この本もついでにリクエストしました。こちらは出版が1992年だけあった予約者はいなくて、直に読めそうです。
 まずは入門書の方から読んでみようと思います。

 アマゾンの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」で以下の本を勧められました。
 このシステムは同じジャンルの本を表示してくれるので便利ですね! 

 古代インドの思想: 自然・文明・宗教 (ちくま新書) 新書
 インド思想史 (岩波文庫) 文庫 – 2002
 古代インド (講談社学術文庫) 中村 元
 仏教語源散策 (角川ソフィア文庫) 中村 元


 これらの中に知りたい情報があるかもしれないので、そのうちに目を通してみたいと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「索引」の有難さを実感!

2017-11-27 17:13:37 | 参考文献
 先々週、図書館の地下に行き、築島 裕著『興福寺本大慈恩寺三蔵法師伝古点の国語学的研究』で調べ物をしました。前もって所蔵の確認をし、「索引篇」があることも確認して行き、本当に良かったと思いました。
 何巻を見ればいいのかは分かっていましたが、総索引が無ければ巻頭から順次見ていくしかなく大変な時間が必要になる所でした。この総索引のおかげで難なく該当箇所を見つける事ができ、早々に帰宅出来ました。

 先日何かの本を読んでいた時、参考文献として築島先生の著『古代日本語発掘』が挙げられており、図書館から借りてみました。この本に、「10 ついに完成した古点本の解読」(p159)として索引作成の際の様子が詳細に記されていたのです。
 
 要約しますと、一往の訳文を作り畢えるのに2ヶ年、総索引を大体完成するのに7年。体言・用言など所謂自立語だけで約六万5千語位あり、簡単にできる仕事ではない、この総索引に着手するまでには相当の決心を要した、とあります。

 手順としては、西洋紙を切ってカードを作り、単語と、点の種類(6種)と巻数・原文の行数をゴム印で示し、そのカードは5万を超え、縦30糎、横20糎程の木箱が14箱になったとあります。そして1度取ったカードの再点検。
 そしてそのカードの分類。50音順の配列に並べる際に困惑する事態になったことも事細かに記されています。

 このような大部な本に限らず、索引があったら便利なのに、と思う本にたびたび出合います。
 築島先生が総索引を作成されたのは、訳文を作り終え、国語学的な考察を試みる段階になってそれを徹底的にするために必要となった(要約)、と記されていますが、本文篇を調べるものにとっても無くてはならない貴重なものです。

 この『古代日本語発掘』を読み、索引作成時のご苦労を知り、改めて「総索引」の有難さを実感した次第です。

 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辛夷の実(2)

2017-10-06 15:29:09 | 参考文献
 たくさんの実がなっており、はじけている実もありました。 実が落ちていないか捜してみればよかった~ 
 今回は荷物を下ろして・・・。 荷物を下ろしたのは傍にあった石の上、と思ったら、もしかしたら頭の欠けた狛犬だった? 
 








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後日のためのメモ

2014-04-01 23:31:03 | 参考文献
リクエストしていた本が図書館に届いたので借りに行ってきました。
多分貸出期限内には読めないので、後日また読むための備忘録です。

『山海経』全訳漢文大系
『《山海経》の比較的研究』松田先生著
『緯書と中国の神秘思想』安居香山著

以下、返却期日が迫っているもの
『中国古代神話』1・2 袁珂
全く読めていません。 

『仏教はどう漢訳されたのか スートラが経典になるとき』
意外にもこの本、リクエストが多数入っていて、貸出の延長は無理なようです。このような本、公立図書館で借りてまで読む人いるんだねぇ~~
変わってるね!って・・・  他人事見たいに・・・ 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現在読みかけの本など

2013-09-23 23:37:51 | 参考文献
次次と図書館から本を借りてきたのですが、しっかりと読まないうちに貸出期限が切れそうなので記録しておくことにしました。
現在借りているもの
1.『卑弥呼と台与 倭国の女王たち』日本史リブレット人 仁藤 敦史/著 山川出版社
2.『古辞書の研究』 川瀬 一馬/著 雄松堂出版
3.『倭の五王 5世紀の東アジアと倭王群像』 日本史リブレット人 森 公章/著 山川出版社
4.『倭国と渡来人 交錯する「内」と「外」』 歴史文化ライブラリー 田中 史生/著 吉川弘文館
5.『史書を読む』坂本 太郎/著 中央公論社
6.『文字と古代日本4 神仏と文字』
7.『文字と古代日本5 文字表現の獲得』
8.『古事記 祝詞』日本古典文学大系 岩波書店 1984
9.『古事記』日本思想大系 岩波書店 1982

以下は、本棚から引っ張り出し足元に積まれているもの。
(1)『日本語の世界1 日本語の成立』中央公論社 1980年
(2)『日本語の世界4 日本の漢字』中央公論社 1982年
(3)『祝詞』桜楓社 1993年
(4)『古事記日本書紀必携』學燈社 1995年
(5)『日本の古代 ことばと文字』中公文庫1996年
(6)『文字と古代日本1 支配と文字』2004年
(7)『古事記』新編古典文学全集 小学館 1998年

以下は最寄り図書館経由で県立図書館にリクエストしているもの
(1)『国語文字史の研究 1』 前田 富祺/編 和泉書院
(2) 『古事記の表記と訓読』 山口 佳紀/著 有精堂出版
(3)『古事記研究大系 2 古事記の研究史』 古事記学会/編 高科書店
(4)『国語史学基礎論』小松 英雄/著 笠間書院

早く届いてくれないと、何を調べようと思ったのか忘れてしまいそう! 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国会図書館の近代デジタルライブラリー

2013-07-26 20:30:15 | 参考文献
手元の『大言海』のデータは、見出し語ごとの語種が記されているだけです。語の説明を読む必要のある時には、やはり地元の図書館に出向かなくてはなりません。
しかし、この暑さの中外出をしたくはないのでネットで検索したところ、国会図書館の近代デジタルライブラリーで第3(せ~は)・第4巻(ひ~を)のデジタルデータを閲覧できることがわかりました。

「被為(さっしゃる)」「被為入(いらっしゃる)」の用例の確認をしたかったのですが、残念ながらできませんでした。
「被成(なさる)」の確認はできました。

                

見出し語の下に活用形が記されていますが終止形は見出し語と同じなので表示せず、「連体・已然・未然・連用・命令」の順になっているそうです。これはちょっとわかり分かりづらいですね。

「語法指南」が、『言海』では序の後ろにありますが、『大言海』では第4巻の巻末にありました。この「語法指南」は、1890年に教科書として単独刊行されているのですね。現在の文法書とは用語なども違っているのでなかなか面白いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑誌『国語学』全文データベース

2013-06-23 23:18:19 | 参考文献
あるサイトで紹介されていた雑誌『国語学』全文データベースのリンクをブックマークに登録しました。
以下、サイトからの引用です。

日本語学会の(旧)機関誌『国語学』全巻(第1輯(昭和23年)~終刊第219号(平成16年))の全文テキストデータベースです。
掲載論文等の記事を収録しています。
論文のテキストデータのほか、PDFファイル(画像とOCR処理済み画像の2種類)も公開しています。


早速、関心事である訓点に関して、小林芳規氏の論文を検索してみたところ、たくさんの論文がありました。 

築島氏・金田一氏・大坪氏の論文もありました。 
有り難いですね!!
早速OCR化してあるPDFをダウンしました。

読みたいものがたくさんありすぎて大変です。 
1冊の本を読めば、そこに書いてある本も読みたくなる。そして又参考文献と出ている本も読みたい・・・
いつの間にか本題からそれてしまって、興味はとんでもないところへと・・・ 

今日図書館から借りてきた本は、『続日本紀宣命』(岩波文庫)。
何からここへ飛んだことやら? 
『古事記』の「やがはえ」から、「祝詞」→「宣命」かな?

転韻についても調べるんだった!
少し頭の中を整理しなくちゃ・・・ 



 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古語調査のための参考文献

2013-05-26 13:59:49 | 参考文献
古いノートを見直しながら、今後の古語調査などのために資料の整理をしようと思い立ちました。
以前にも部分的にどこかに書いたような、書きかけたよう気もしないでもないのですが・・・ 
 
以下はいろいろな講座で知り得た情報や、各書籍の説明として書かれている文章から記憶にとどめておきたい内容をピックアップしたものです。
今後新しく知り得た情報を追記して行く可能性もあります。

『祝詞』:奈良時代の古語が保存されている。
日本語の語順に従って、主として自立語を漢字の大字で書き、助詞・助動詞・活用の語尾などを万葉仮名で小字に書く「宣命書き」という表記法で書かれている。これは、後代の漢字・仮名交じりの普通の表記法の先駆をなすものとして注目される。日本古代の言語・文章・文学を研究する上にも貴重な資料。


『新撰字鏡』:『万葉集』を勉強するのに有益。
僧・昌住編 12巻。9~10C成立。表出漢字約2万余。各字には音と訓を漢文で注記。和音、和訓のうちには万葉仮名で表示するものもある。とりわけ和訓は上代古語の貴重な資料。
「小学篇」には異字(異体字)・国字が収録されている。


『倭名類聚抄』:934年前後に成る。意義分類体漢和辞書。漢字・漢語の出典、意味と解説、和訓(和名)を記している。


『類聚名義抄』:平安時代の言葉の調査用。
平安末期の漢和字書。和訓にアクセントの声点が施してあり、日本語のアクセント史の有益な史料となっている。契沖・賀茂真淵・本居宣長などはこの辞書の存在を知っておらず、その著書には利用されていない。複合動詞が記されているものもある。
(『類聚名義抄索引』)


『伊呂波字類抄』:原形は院政期に成立。平安末期の日常実用の語を主とし、これに漢籍に見られる漢語を併せ、広く語彙を採録している。


『名語記』:鎌倉時代語資料
1275年成立。巻2~10現存。当時の俗語・口語を多く収めて「いろは」順に配列し、語源を記す。「名」は名詞、「語」はその他の語で、種々の言葉の語源を説く。


『日葡辞書』:1603年刊行。室町時代のことばの宝庫。


俚言集覧』:江戸時代の俗語
50音順の俗語辞典。成立年次は不明。近世語資料として重要なものであり、近世文学の注釈にも広く利用される。

各辞書のリンク先は、国立国会図書館のデジタルコレクションです。

[注記]
・国立国会図書館の近代デジタルライブラリの名称が「デジタルコレクション」に変更されていますので、修正しました。リンク先は変わりません。
・入力ミスも1か所見つけましたのでそちらも訂正しました。
・『名語記』に「種々の言葉の語源を説く」を追加しました。
(2020.10.29)


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神田喜一郎著

2013-03-19 13:39:11 | 参考文献
図書館の詳細情報から以下のことが分った。

『東洋学文献叢説』:1947年高桐書院刊「典籍箚記」の増補改題版
『神田喜一郎全集 第3巻』:東洋学文献叢説.旧鈔本叢説.

『神田喜一郎全集 第3巻』1冊を読めば、知りたい内容がすべて集録されているようだ。 
書誌情報を詳細に記載していてもらうと大変に助かる! 

さぁ~~ 仕事にかかろう! 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする