月曜にM大學に赴き、神田喜一郎氏の論文「歐洲訪書記の中からーー宋槧周易集解」(『書誌学』第八巻 昭和12年発行)を確認してきました。
幸せなことに口絵に画像がありました!
恐らくもう実見することなど叶わないことでしょう!
画像が見られただけでもなんとも有り難いことです!!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
たった1枚の画像ですが、重要な情報が含まれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/05/4069b771bb875c90cf6fbc04b7c6daee.jpg)
右側の半葉は鮮于侃の子、申之の序文の終わりの部分です。
左側の半葉には蔵書印がくっきりと残っています。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
神田氏の論文の中に、「この本には首尾ところどころに次の如き蔵書印がある。」として九つの印が記されています。
そのうちの4つが確認できたのです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
右下が「毛」、その上が「海虞毛表奏叔図書記」(海虞は毛晋の出身地・常熟の古称)
上眉(匡郭の上)が「在在處處有神物護持」。以上三つが毛氏の蔵書印です。
右下匡郭の外が、「李振宜蔵書」
『明清著名蔵書家・蔵書印』には79個の毛氏の蔵書印が記されています。
1つや2つどころじゃないです!
さすがに明末の大蔵書家だけのことはありますね。
毛晋(1599~1659)初名鳳苞、字子九。更に名晋、字子晋。明末の蔵書家兼大出版者。
親子関係を分りやすいように図にしておきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ff/70962b3db15e77a49b8ee1d964042481.jpg)
蔵書印について多少気にかかることがあります。
それについては次回に。
幸せなことに口絵に画像がありました!
恐らくもう実見することなど叶わないことでしょう!
画像が見られただけでもなんとも有り難いことです!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
たった1枚の画像ですが、重要な情報が含まれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/05/4069b771bb875c90cf6fbc04b7c6daee.jpg)
右側の半葉は鮮于侃の子、申之の序文の終わりの部分です。
左側の半葉には蔵書印がくっきりと残っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
神田氏の論文の中に、「この本には首尾ところどころに次の如き蔵書印がある。」として九つの印が記されています。
そのうちの4つが確認できたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
右下が「毛」、その上が「海虞毛表奏叔図書記」(海虞は毛晋の出身地・常熟の古称)
上眉(匡郭の上)が「在在處處有神物護持」。以上三つが毛氏の蔵書印です。
右下匡郭の外が、「李振宜蔵書」
『明清著名蔵書家・蔵書印』には79個の毛氏の蔵書印が記されています。
1つや2つどころじゃないです!
さすがに明末の大蔵書家だけのことはありますね。
毛晋(1599~1659)初名鳳苞、字子九。更に名晋、字子晋。明末の蔵書家兼大出版者。
親子関係を分りやすいように図にしておきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ff/70962b3db15e77a49b8ee1d964042481.jpg)
蔵書印について多少気にかかることがあります。
それについては次回に。