国会図書館のOPACで「伊勢國土記」が1件だけヒットした、『群書類從 第28輯 雜部 4』が大学の図書館にはないようでした。
なので、再び国会図書館のOPACで検索したところ、『新校群書類従 第20-22巻 (雑部 第2-4)』に「伊勢國風土記」があります。
『群書類從. 第28輯 (雑部)オンデマンド版』の内容細目も、「伊勢國風土記」になっています。
「伊勢國土記」は誤植ってことでいいかな、と。
ここまでは先日調べたことです。
で、昨日、講座が始まる前に図書館へ行って『舜旧記』の翻刻を再度確認して来ました。10日に一度見たのですが、意味がよく分からなくて間違えてメモしたかなと・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_3.gif)
廿七日 晴
花山院殿へ令参上宇治柿折一ツ、神道名法集一冊、予一筆令写進了、対面、神代之事端々御尋也、風土記之事幷國土記在之由仰也、予始而此名目(マ)本始かわ申入了、晩食御相伴也、申刻令帰院也
目(マ)とあるのは、「日」とあるべきところだけどこのままにしておく、という意味かと思うのですが?
梵舜は『出雲国風土記』の書写をしているので、「此名」は「國土記」の名を指しているのだろうと推測しました。
で、「始かわ」って何?
ようするに、「國土記」という名は初めて聞きましたと申し上げた、っていうことなのだろうと思うのですが?
『舜旧記 8』の巻末にある索引によると、「國土記」が出てくるのはここ1か所のみでした。
更に意味が掴めなかったのが何か所か出てくる「令」。
漢文では「使役・尊敬の助動詞」と習っています。しかし、この文章の主語は「予」で梵舜自身なので、使役・尊敬では意味が通じないと思うのですが?
正規の漢文にはない独特の用字法がある?
くずし字の講座で戴いた資料にも、「使役・尊敬の助動詞」としか書いてありません
で、『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』を見てみました。
「令」→ しむ
古文の助動詞「しむ」に相当する。活用も同じ(下二段型)。直後に必ず活用語の未然形が来る。意味は使役・婉曲で、「~させる」「~する(使用しても、しなくても同じ意味)と訳す」
これにて謎が氷解 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
訓読するときは「~しむ」と読むけれど、訳は単に「する」として良いってことなのでしょう。今度先生に伺ってみましょう ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_1.gif)
変体漢文って難しいなぁ~~~!
12日の散歩:5935歩、3.7km、66m/分、106kcal
13日の散歩:雨にて中止
14日の散歩:外出で中止。歩いた歩数 8567歩、6.08km、消費エネルギー 1438kcal
今朝の散歩は、体調不良につき中止。
洗濯物を干した後、調べ物の結果を纏めていたのですが疲れがドッと出て、1時間半ほど寝てしまいました。
疲れた時は無理はしないで休む ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_2.gif)
『埼玉凸凹地図-スリバチの達人』と『変体漢文(国語学叢書 11)』を図書館にリクエストしてあります。
今日届くかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d7/d9264ed1be8618c523563d380ee7ceb4.gif)