好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

学習予定未消化

2024-05-25 22:04:59 | 学習

 午前中、学習の予定を急遽変更・・・

 聡太くんの紋別行きの飛行機の追っ掛けをしているうちにお昼になっていました。

 羽田のライブで離陸の様子を見、フライトレーダーに表示される機体の航路確認しながらAbemaのコメ欄も覗き、紋別空港に着陸するまでの2時間弱の時間を楽しく過ごしました

 

 午後、昼寝から目覚めて「アザラシシーパラダイス」の動画を見ているうちに夕飯の準備の時間

 というわけで、日中は『変体漢文 新装版』を開けずじまいで、夕方から紋別での前夜祭、続いて7時からはAbemaTVで聡太くんがリーダーのチーム戦配信中!

 明日・明後日は名人戦が・・・ 長考中に読めるかな?

 

 今日の散歩:6175歩、3.5km、61m/分、101kcal

 ヤマボウシの花が咲いていました。

 

コサギかな?

 

 近くの小学校で運動会が行われていました。孫たちが幼稚園・小学生の頃は毎年行っていたのを懐かしく思い出し、しばし足を止めて選手宣誓・応援合戦の声などを聞いていました  

 

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《つまみ食い》すること勿れ

2024-05-24 21:40:44 | 学習

 今日、講座のついでに生協に寄って『変体漢文 新装版』を受け取って来ました。

 やはり新品は良いですねぇ~~

 本を開いてもくしゃみは出ないし・・

 本のサイズ・文字のポイントも少し大きくなって読みやすくなっていました。高齢者には有難い配慮です。

 昼食を早々に済ませ、講座が始まる前に巻末の解説に目を通しました。この手の本は、まず知りたい情報が載っているところから読み始めるのが常の事です。

 が、以下の文章を読んで今回はこの考えを改めざるを得ないことに! 

 各章が独立した内容を持つとは言え、説明は先行の章の内容を承ける形で展開しているので、《つまみ食い》式よりは初めから順に読み進める方がよいだろう。

 読破できる自信はまるでないのですが、とりあえず最初から読んでいこうと思います。

 この解説に、本書と『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』のスタンスの相違についても書かれていました。

 このスタンスの相違、今日の講座を拝聴していてもろに感じていました。

 どちらかといえば、日本語学を専門とされる先生から教えを受けたかった。 

 今日の歩数:6877歩

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「國土記」と令(しむ)

2024-05-15 14:53:54 | 学習

 国会図書館のOPACで「伊勢國土記」が1件だけヒットした、『群書類從 第28輯 雜部 4』が大学の図書館にはないようでした。

 なので、再び国会図書館のOPACで検索したところ、『新校群書類従 第20-22巻 (雑部 第2-4)』に「伊勢國風土記」があります。

 『群書類從. 第28輯 (雑部)オンデマンド版』の内容細目も、「伊勢國風土記」になっています。

 

 「伊勢國土記」は誤植ってことでいいかな、と。

 ここまでは先日調べたことです。

 

 で、昨日、講座が始まる前に図書館へ行って『舜旧記』の翻刻を再度確認して来ました。10日に一度見たのですが、意味がよく分からなくて間違えてメモしたかなと・・・

 

 廿七日 晴

 花山院殿へ令参上宇治柿折一ツ、神道名法集一冊、予一筆令写進了、対面、神代之事端々御尋也、風土記之事幷國土記在之由仰也、予始而此名目(マ)本始かわ申入了、晩食御相伴也、申刻令帰院也

 

 目(マ)とあるのは、「日」とあるべきところだけどこのままにしておく、という意味かと思うのですが? 

 梵舜は『出雲国風土記』の書写をしているので、「此名」は「國土記」の名を指しているのだろうと推測しました。

 で、「始かわ」って何?

 

 ようするに、「國土記」という名は初めて聞きましたと申し上げた、っていうことなのだろうと思うのですが?

 

 『舜旧記 8』の巻末にある索引によると、「國土記」が出てくるのはここ1か所のみでした。

 

 更に意味が掴めなかったのが何か所か出てくる「令」。

 漢文では「使役・尊敬の助動詞」と習っています。しかし、この文章の主語は「予」で梵舜自身なので、使役・尊敬では意味が通じないと思うのですが?

 正規の漢文にはない独特の用字法がある?

 

 くずし字の講座で戴いた資料にも、「使役・尊敬の助動詞」としか書いてありません  

 で、『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』を見てみました。

 

 「令」→ しむ

 古文の助動詞「しむ」に相当する。活用も同じ(下二段型)。直後に必ず活用語の未然形が来る。意味は使役・婉曲で、「~させる」「~する(使用しても、しなくても同じ意味)と訳す」

 

 これにて謎が氷解

 訓読するときは「~しむ」と読むけれど、訳は単に「する」として良いってことなのでしょう。今度先生に伺ってみましょう

 

 変体漢文って難しいなぁ~~~!

 

 12日の散歩:5935歩、3.7km、66m/分、106kcal

 13日の散歩:雨にて中止

 14日の散歩:外出で中止。歩いた歩数 8567歩、6.08km、消費エネルギー 1438kcal

 

  今朝の散歩は、体調不良につき中止。

 洗濯物を干した後、調べ物の結果を纏めていたのですが疲れがドッと出て、1時間半ほど寝てしまいました。

 疲れた時は無理はしないで休む 

 

 『埼玉凸凹地図-スリバチの達人』と『変体漢文(国語学叢書 11)』を図書館にリクエストしてあります。

 今日届くかな?

 

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『舜舊記』翻刻

2024-03-03 13:24:32 | 学習
 今朝、聡太君の対局を横目で見ながら、頑張って自力で読もうと『舜舊記』の写本を広げていたのに、全巻翻刻・出版されていることを知ってしまいました
 もしかしたら、と思ってググったのがいけなかった・・・

 『史料纂集古記録編 第12回配本 舜旧記1』1970年発行 鎌田純一校訂
〔収録範囲〕
舜旧記1:1583〔天正11〕~1601〔慶長6〕
舜旧記2:1602〔慶長7〕~1606〔慶長11〕
舜旧記3:1607〔慶長12〕~1612〔慶長17〕
舜旧記4:1613〔慶長18〕~1616〔元和2〕
舜旧記5:1616〔元和2〕~1620〔元和6〕
舜旧記6:1622〔元和8〕~1626〔寛永3〕
舜旧記7:1627〔寛永4〕~1630〔寛永7〕
舜旧記8:1631〔寛永8〕~1632〔寛永9〕解説・索引


 自力で読むためにもう少し基礎学力をつけたいと思い、昨日、春から始まるくずし字の講座の申し込みをしたところでした
 そして昨夜、読み解きながらエクセルデータを残しておこうと、フォームまで作成したのでした。

 翻刻されていると知った途端に自力で読む気力半減・・・
 某サイトに古書が出ていたので先ほど第1巻だけポチっておきました。最初の部分だけでも目を通しておけば、後の分を読むときの助けになるでしょうから

 棋王戦のほうは、後手の伊藤匠七段が1時間以上長考し、持ち時間差が2時間ついてしまいました。
 これからの展開が楽しみ

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『近世の古文書 その解読と利用法』

2023-06-18 10:48:11 | 学習
 候文について記した書籍があったはずと過去のブログをググってみたら、矢田勉著『国語文字・表記史の研究』に「第3章 候文の特質」がありました。

 章末にある注記から荒居英次 編『近世の古文書 その解読と利用法』を知り、早速NDLを除くと送信サービスで閲覧ができました。
 データのダウンは50コマの制限があったので、ダウンはしないでおきました。ダウンした後各データの結合ができなくて却って不便なので
 ざっと眺めてみると、もしかしたらこの本が古文書講座の先生のネタ本かもと
 
 更に山田孝雄 著『敬語法の研究』があることも分かり、「第4章 候文の敬語法」も読んでおきたいとPDFデータを戴いてきました。こちらは1冊分まとめてダウンできました
 
 両書ともすぐにでも読みたいところですが、待ってもらっている校正を今日明日中に済ませなければ・・・

 昨日は娘・孫のお供で柏まで行って来ました。
 なんと昨日、柏には聡太君がイベントに出演するために来ていたんです!
 スマホで調べて見ると、両施設の距離は徒歩30分くらい! 出待ちするわけにはいかないから行きませんでしたよ

 柏でイベントがあるのは知っていたのですが、一人で行くとなるとお〇が重くてね

 
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難しすぎ

2023-06-16 10:08:37 | 学習
 古文書講座5回目にして出た課題、難しぃ~~~。




 講座の回数が少ないので駆け足になるのは無理からぬこととは思いますが、ヒントも何にもなしとはあまりにもご無体な・・・

 先週の課題の「覚」は、ひらがなで書かれた書き下し文が参考資料として配布されたのでなんとか原本通りに漢字に復元できました。
 ですが、今回はいきなり原本と原稿用紙のみの配布となり・・・
 一目見て・・・

 今朝、頭がすっきりしているうちと早速取り掛かり、プリントとにらめっこ!
 1行目 差入申一札之事
 2行目 私儀〇だんご上菓子

 あとは、見覚えのある字からプリントに書き入れて・・・
 習った覚えはあるんだけど何の字だったかな?が多くて  
 次週は休みなので、2週間かけてゆっくり楽しむことにします

 昨日は帰宅時に雨になりそうなので、最寄りの駅まで徒歩で出かけました。帰路は足の状態によっては、バスに乗るつもりで。
 講座終了後、外へ出ると既に雨は降りだしていました。両方の駅前のお店で夕飯の買い物をし、足に痛みも無いのでそのまま徒歩で帰宅。

 革靴では雨が沁み込むといやなので、この春新調した靴ではなく合皮の普通のスニーカーを履いて出たのですが、両足とも全く痛みなし
 歩数は9084歩
 このまま今の状態が保てたら最高なんだけどなぁ~。

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名前の最後、判明!

2023-05-30 09:58:57 | 学習
 どこでどう調べても分からず、最後まで読めなかった部分がようやく今日になって分かりました。



 女性の名前の最後に記載されているもののどう見ても名前には見えず、最後だからって先生は随分捻ったものを出されたもんだなぁ~と思っていたのです・・・

 朝からプリントとにらめっこしながら考えました!
 課題の名前がほぼ『新編古文書解読字典』の「人名一覧」から出題されていたので、もしかしたらと再度「人名一覧」をじっくり眺めていると・・・

 他の名前より文字数が多いので小さな字で「市兵衛後家かん」と書かれていました!
 プリントにあるのは「市兵衛後家」でした
 随分遠回りしちゃったけれど、これにて課題はとりあえず一字残らず終了!

 古文書を読んでいると面白い文言にぶつかりそうです。
 昨日のプリントにある「何方迄モ罷出」の部分、書誌学を習った時によく似た文言が版本の封面だったかにあったのを思い出しました。

 確か「無断で刊行した者は地の果てまでも追いかけて追及する」って意味だったかと。
 プリントの文言も漢籍の影響を受けている可能性がありそうですね。

 ADEAC(アデアック)で検索すると、検索結果のテキストだけでなく原本画像と翻刻(PDF)が見られるものがあります。
 もう少し読めるようになったら・・・

 雨が上がったので、これから散歩がてら校正表を投函しに行って来ます。
 あとは、午後から食料の買い出しとくずし字の予習・復習かな?
 女性の名前は字典でカンニングしてすべて分かったけれど、どの漢字を崩したものか分からないので、調べてみなくちゃね!

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解読にデジタルアーカーブ活用

2023-05-29 09:31:54 | 学習
 人名を読む宿題の空欄はほぼ埋められました。
 が、来週説明があるという予習用のプリント、難しくなってます
 特に最後のページ・・・


 所々読める字はあるものの、文言が目新しいものばかりで、そのように読んでいいのか戸惑う漢字が多いです。
 推測できない文字は前後の文脈で考えてみる、と言ってもその文脈も・・・

 そこで判明した文字をキーワードに検索してみました。 
 一番ヒット箇所が多かったのが「中津川市古文献アーカイブ」でした。次に役立ったのが「国立公文書館デジタルアーカイブ」。

 「〇〇寺□同州同郡」の4文字目は「末」のはずなのですが、「〇〇寺末」??
 解読辞典で確かめてもそれらしいのですが、見聞きしたことがない言葉で???

 で、「国立公文書館デジタルアーカイブ」で「同州同郡」をキーワードに入力して検索してみると、ヒットしました
 妙心寺末・同州同郡 (愛知県公文書館の県史収集資料・古文書・私文書データベース)

 意味するところは分からないけれど、「末」で良さそうです。真ん中あたりの画数の多い字は「疑敷」みたい
 こんな調子でほぼ予習も済ませられました

 31日・一日に名人戦第5局があります。
 今日中に校正表の作成を投函し、明日は古文書の復習・予習をしておかなくては・・・
 
 聡太くんの叡王タイトル防衛の喜びの余韻に浸っている暇もないですねぇ~~~。

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宿題と予習、完了

2023-05-20 14:57:32 | 学習
 昨日の午後から課題に着手したのですが、手持ちの辞書では何文字か確認が取れず、今朝から又続きを始めました。
 
 貨幣に関する記述で、「銀」で始まる4文字です。
 最後の一文字は単位だろうと見当をつけて、「貫」「匁」「分」「文」「朱」を辞典で調べてみたのですが、これらでは無さそうなのです

 ほかに単位は無いかとググって見たら、あるブログに「包銀」という情報があるのを見つけました。
 さっそく『新編古文書解読字典』で「包」の字を見てみると、ピッタリの用例がありました

 「銀子壱包」

 課題の二文字目を「子」と読んでいいか微妙なのですが・・・
 とりあえず、空欄を埋める事ができたので課題終了とし、続けて次週の予習も済ませました。

 配布されたプリントで、わからない用語があったのでNDLコレクションで調べておきました。
 ついでにスマホのホームにアイコンを表示し、すぐに検索画面やマイコレクションを見られるようにしました。
 スマホ、便利ですねぇ~

 さて、お八つも食べたことだし、これから校正にとり掛かります。
 あと小1時間もしたら明日の名人戦の検分が始まるのかなぁ? 気になる・・・

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古文書解読講座で宿題

2023-05-19 10:34:42 | 学習
 初心者なのでどうなることかと案じながら参加したのですが、さすがそこは専門家の先生、初心者向きに基本的な事項から丁寧に教えてくださいました。

 用紙の種類・形態、種類などや元号・数字などの崩し字等々が記載された資料も配布され、初日は楽しく学べました

 『漢字くずし方辞典』と二日前に買ったばかりの『新編古文書解読字典』を持参したのですが、この日は出番がありませんでした。

 が、宿題が出されたので、今日中に済ませるべくこれらの辞典を使って今から始めます
 21・22日に名人戦第4局があるので、それまでに校正を少しでも進めておかなければ。
 
 昨日は暑くてエアコンを使わざるを得ませんでしたが、今日は窓全開で心地よい風が入って来るので気持ちよく宿題ができそうです。

 11日にコピーした『古史辨』の「四 南方民族中槃瓠盤古之傳説與信仰」、胡蝶装に仕立てて同日夜に現代語訳に取り掛かったのですが、本文3行分しか済んでいません

 二つの講座の予習・復習、それに関連する書物に目を通し・・・読みかけの本が増えるばかり。
 『日本書紀と出雲観』に風土記の講座で先生が触れられたことに関する論文があるので読んでいるのですが、内容が難しくてなかなか理解するまでに至りません
 繰り返し読んでみるしかないと思うのですが、その為の時間が・・・

 最近、私が忙して疲れていそうだと家人よく家事を手伝ってくれるのでとてもありがたいです。
 洗濯物を畳むことは以前からしてくれていたのですが、昨日は昼食後の食器も洗ってくれていました
 
 以前は自分の趣味のことで出かけたんだから疲れていようが我関せず、って顔されたんですけどね。
 ちょっとのことでも手助けしてもらえると有難いですね。感謝感謝!

 帰宅途中に寄ったスーパーで、久しぶりにキハダマグロのお刺身を目にしました。初めて漬け丼を作ったのですが、美味しかった!
 漬けダレに生姜のすりおろしを入れ忘れていて、漬けた後に追加したので味にばらつきがあったみたいですが、なかなかのお味でした  

 息子、他のおかずを食べた後で、漬け丼を食して曰く「生姜が効きすぎていて生姜の味しかしない」ってことでしたが、ご飯のお替り2杯!
 これはリピあり!ですね。

 クラシルの「お家でも マグロの漬け丼」のレシピを利用しました。
[漬け汁]
(1人前・マグロ100gあたり)
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ2 (刺身醤油を使用)
すりおろし生姜 小さじ1

[トッピング]
刻みのり・炒りゴマ・大葉

[作り方]
みりん・酒は煮切って漬け汁を作り、冷ましてから皿に並べたマグロに掛け、冷蔵庫で20分冷やしました。 

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納得がいく答!

2023-04-19 14:54:43 | 学習
 一昨年に書いた「校正の依頼あり」河南安陽の侯家荘第1001号大墓から出土した「一頭二身蛇形木器遺痕」の、気になっていた部分についてようやく納得できる答えを見つけられました。

 動物の顔のような形状のものに付いていた歯、あれは雷公の歯だったんだ、と。

 いろいろな資料を引っ張り出して調べているうちに、何かの資料に『中国古代神話1』(袁珂著・邦訳)第2章・第2節って記述がありました。
 何の資料だったか、今朝のことなのにもう・・・

 第2章・第2節(第3節の誤り)p60には、中国版・箱舟伝説が記されており、捕らわれの身の雷公を助けた二人の子供に手渡されたのが、後に洪水からこの子どもたちの命を助けることになる雷公の歯だったのです。

 雷公の言いつけに従って歯を土に埋めたところ、新芽が吹き出し見る見るうちに大きくなり、翌日には大きな葫蘆(ひょうたん)がなり、鋸で切ったら中に無数の歯が生えていた。その歯をすべて抜き取って捨てると二人が身を隠すのにちょうどよい空間ができた。
 この二人が、後に大洪水が起きた時に葫蘆に乗りこんで助かり、人類中唯一の生き残りとなり、人類再生の始祖となった伏羲(ふくぎ)と女媧(じょか)なのです。(話を大胆に端折っています)

 あの「一頭二身蛇形木器遺痕」は、全体の形が葫蘆に似ており、二身蛇形から想像できるのは当然ながら伏羲と女媧。
 そして、この伝説を知り、伏羲・女媧と歯がやっと繋がりました!

 この「一頭二身蛇形木器遺痕」について、白川静氏は『中国の神話』p18で、
 洪水神は概ね竜形の神とされ、共工もその臣属とともに、みな竜形とされている。伏羲・女媧の図像も、二竜の組み合わされた形である。漢代の画像石などもみなその形に描かれているが、殷墟侯家荘の大墓木室に、すでにその図像が残されているのであるから、それが本来の形に近いものであろう。
 と述べられています。

 図像学の研究者は、前漢代に描かれる伏羲・女媧の形へとつながる中間の画像が発見されていないことなどから、この白川氏の考えに否定的な意見を述べられる方もおられます。
 しかし、この「木器遺痕」の唯一謎だった歯の意味が分かったので、白川氏のお考えに諸手を挙げて賛成いたします。

 棺の上の木器は、死者を守り再生を願って置かれたものだったのでしょう!

 ある先生が、ある講座で、「学者生命、研究者生命を絶たれることになるかもしれないので・・・」と、発言には慎重にならざるを得ないというようなことを仰っておられました。
 その点、素人は何を言っても最初から失くすものが無いと言うか、根拠不十分な大胆な発言も許されると言うか・・・ 

 長年の疑問が解けて、もうあの気味の悪い画像を見なくて済むとホッとしています。 
 赤の顔料については情報が全くないので忘れることにしましょう。

[追記]
 『中国古代神話1』(袁珂著・邦訳)第2章・第2節と記述のあった資料が分かりました。
 『捜神記』巻14に出て来る「頂虫」について調べた時の資料中にあったのでした。
  袁珂先生《中国古代神话》第2章第2节自注引《古史辨》所载畲族“狗皇歌”

 第2章・第2節に該当箇所は見つからなかったのですが、それ以上に貴重なものをゲットしました

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オンデマンド講座最終回

2023-04-18 14:52:15 | 学習
 16日に、第5回を聞き終わり、『日本書紀と出雲観』の気になっていた論文も読了。
 昨日は、気になることがあって以前に読んだ論文を読み漁っていました。

 講座の先生の話から、「魏志倭人伝」に記されている距離って正確ではない可能性が大きいと思って『山海経』関連の論文を引っ張り出してみました。

 下西紀子著「Digital Mapを活用した『山海経』五蔵山経」の成立に関する考察 ~「五蔵山経」の地理情報の可視化に基づく検証~」
 山岳の位置の検証部分だけを見ると、Google Mapsを利用して、山岳の位置比定、記載距離と実測距離の「山岳間の比率」などから導き出された結果から、『山海経』五蔵山経の記載距離は実際の距離より過大である可能性が示された。とあります。

 やはり、記載されている距離を現代の尺度で単純計算しただけでは実際の距離は分からないように思われます。
 古代中国では天文学が発達していたと思われるので、数字は正確かなとも思っていたのですが、鵜呑みにしない方がいいかも?
 写本の写し間違いの可能性も無きにしも非ず?

 以前、『山海経』に関する論文を書いておられた大野圭介氏の論文をググっていて、興味深い記述を見つけました。

「中国古代戦国期における楚文化の学際的研究--中原とのかかわりに注目して--」
 研究概要
中国古代戦国期における楚文化と『楚辞』文学の本質について、伝世文献研究・出土資料研究、及び中国語音韻学・計量分析等の新手法による研究の三方面から研究を進めた。その結果、春秋期の楚荘王が周の王位を窺いながら失敗したことや呉楚戦争の敗北がきっかけとなって、楚王に対する訓戒としての「天問」が制作され、これを伝承した巫者である屈氏一族が中心となって「離騒」等『楚辞』諸篇が制作され、漢王朝の受命を礼讚する歌としての郊祀歌へつながったことが明らかになった。

  
 この概要の中の、「漢王朝の受命を礼讚する歌としての郊祀歌へつながった」という部分を読み、ハッとしました。
 出雲国造が代替わりの際に朝廷へ赴き神賀詞を奏上したというのとよく似ているではないかと。
 そう思うのは私だけ?  

 研究成果として論文が挙げられているのですが、入手できるデータが少なくて残念です。
 大野氏の『富山大学人文学部紀要』に掲載されている論文はいただいてきました。

 今日、同氏の「古代中国における地理認識」を読み始めました。このデータは2年前にいただいたものでした。
 データを溜めこむばかりで全く消化しきれず・・・

 もう頭の中がパンパンで思考停止状態! ちょっと昼寝したほうがいいかも。2時間も長考できる聡太君が羨ましい・・・

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オンデマンド講座第4回・末盧国

2023-04-15 10:25:18 | 学習
 講座の回が進むごとに遺跡が続々と紹介され、それに伴って「全国遺跡報告総覧」からダウンするPDFも益々増えていきます
 その数はもうすでに200を超えているかもしれません。一つ一つ目を通している時間がないので、とりあえず今は落とすだけ

 有料の講座なので、拝聴した内容をここに書き留めておくことができなくて残念!
 ちょっとだけなら良いかな?
 
 昨日聞いた第4回で、唐津市の遺跡から出土した漆器蓋に、赤い彩色があったということです。木製ということなので、興味津々です。
 赤の彩色に使用される顔料で知ってるものは、今のところ辰砂・水銀朱・ベンガラ・赤漆。
 残念なことに本体は残っていないのですが、この仲間は元岡桑原遺跡群から大量に出てきたというので、こちらの遺跡の報告書も読まねば!

 今日はあいにくの雨降りで散歩中止だから、第4回を聞き直すかそれとも第5回を聞こうかな? 第5回は邪馬台国所在地の話みたいだから聞いちゃおうかなぁ~?

 先ほど『日本書紀と出雲観(島根県古代文化センター研究論集第26集)』が届きました。
 配送が予定より遅れていて注文がキャンセルされるのではとハラハラしていたのですが、延着ながら無事に届いてくれてホッとしました
 パラパラとめくってみたら、細かい文字がぎっしり!! これはちょっと手強いかも。
 風土記の講座が始まるまでにザットでも読んでおきたいんだけど・・・

 次の聡太くんの対局・叡王戦五番勝負第2局が23日(日)にあります。
 おっと、その前に、今晩10時からNHKで「羽生善治 52歳の格闘 〜藤井聡太との七番勝負〜」が放送されます。
 羽生さんが主体みたいですが、これは見逃がせません
 次から次とやりたいことがあって忙しいなぁ~~~

 先月スマホデビューしたばかりの家人、先ほどいきなり大音量がしたと思ったら、ABEMAでエンゼルスvsレッドソックスの放送を聞こうとしたようです。
 PC苦手の人なのですが、周りが思っていたより使いこなしているようで感心しています。

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オンデマンド講座第3回・伊都国

2023-04-14 09:40:11 | 学習
 昨日、伊都国の部分をまた最初から聞き直していました。
 最初に聞いた時、多少要所要所でメモを取ったものの、やはりメモを取り切れず・・・

 2度目を聞いていると、聞き逃した部分があったり、エッと?思うこともあったりで、途中で動画を止めながら何度か繰り返し聴いたりしているので時間の掛かること甚だしく、1日で全部を見直せませんでした。

 更に聞いている途中で、先生が言われた論文を探したり寄り道も・・・
 論文は見つからなかったのですが、「全国遺跡報告総覧」なるサイトを見つけてしまって大忙し
 PDFで三雲・井原遺跡に関するデータ等がたくさん提供されていたので、せっせとダウンしました。
 さらに、先生の資料に記載のあった遺跡なども次々と・・・100近くあったかな?

 データの中で気になったのが、朱の原料となる辰砂に関する記述です。
 「18366_1_比恵遺跡群24」(PDF:114/142)にある「比恵遺跡57次調査出土の辰砂について」(別府大学・本田光子)という報告書です。

 古代中国の墓から出土された木製の遺物に見られた朱塗りの塗料が気になっていたのですが、もしかしたら辰砂だったのかな?と。
 中国では、湖南省・貴州省が産地として著名なのだそうですが、『山海経』にはこれらの地域に関する記述はなかったような気がします。あとで松田先生の著書で確認したいと思います。
 
 それと、三雲・井原遺跡ヤリミゾ地区から大量に出土した、ガラス壁の原料について詳細を知りたいと思ったのですが、これらについての報告書は見つかりませんでした。

 「全国遺跡報告総覧」には全国の遺跡の報告書があるようなので、風土記関係のデータもあとからいただいておこうと思います。

 久しぶりに聞いた考古学は、眠っていた子を起こされてしまった気分です。
 さぁ~、これから続きを拝聴します

 注文していた『漢文の語法』(西田太一郎著、齋藤 希史・田口 一郎校訂)が届いています。
 こちらも27日までにざっと目を通しておきたいし・・・ 忙しいなぁ~~~

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「魏志倭人伝」とGoogle Earth

2023-04-10 16:09:27 | 学習
 4月から、オンデマンド配信の「魏志倭人伝」関連の講座を拝聴しています。
 講師は考古学専門の大学教授で、新しい情報が満載でまだ2回分しか聞いていませんが、とにかく面白くてワクワクします
 提供していただいた資料にはあの金印の拡大写真もあり、更に多くの銅鏡の画像もあります

 対面式の講座では聞き逃したりメモを取りそこなったりしたらアウトですが、オンデマンド配信は期限内は何度でも見直す事ができるのでとっても有り難いです。

 今日、娘から偶々Google Earthの話を聞き、これはもう使うしかないっしょ!
 早速、奴国があった福岡平野を眺めて、ついでに講義中に出てきた吉野ケ里遺跡の位置も確認してみて
 奴国と吉野ケ里、山一つ隔ててるだけじゃありませんか! こんなに近場だったとは思ってもいませんでした!
 先生のお話によると、吉野ケ里の集落は奴国の半分くらいの広さとか。これにもビックリ!

 画像を貼りたいところですが、残念ながら、スクショ画像を貼ると規約違反になるみたいですね。
 地図の埋め込みはOKみたいなのですが? あとで詳しく調べて見ようとおもいます。

 講座では、奴国の次は伊都国・末盧国と続きます。
 先生の資料に地図は添付されているのですが、見やすさではGoogle Earthのほうが群を抜いています。
 Google Earthのおかげで楽しみが倍増しました

 作業のほうは、午後一で校正表は投函して来ました。自分のデータの修正はこれからです。何か所も無いのですぐに終わります

 明日は聡太君の叡王防衛戦の第1局があります。いいタイミングで作業終了です!

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