王道の白いごはん

今週のレッスンで出された課題を一見して、基礎力がものをいう課題だと分かりました。あれこれ策をめぐらすのではなく、ましてや奇をてらってもいけません。基本中の基本に忠実に、ただひたすらに王道を行けば自然とよい結果が出るはずの課題です。第一線で活躍するプロは、必ずこのようなものをレパートリーに組み込んでいます。

例えるなら、白いごはんを炊く課題。調味料で味をつけるのではなく、米そのものの味だけで勝負する課題。しかし、これは難しい。米をどう研ぐか。どれだけ水を吸わせるか。水の量はどうするか。火加減はどうするか。炊き上がったごはんをどう蒸らすか。調味料でのごまかしがきかないのて、各自の技量が如実に表れます。

でも、いいところまで攻めることができました。これも日頃の基礎練習のおかげ。次の課題もおおよそ見えています。具体的にどういう手を打つべきかがはっきりと見えているわけではありませんが、おそらくこちらの方向に進めばよいだろうという感触があります。