深海魚ごっこ

よる、へやの あかりをつけずに じっと します。まどから はいる まちの ひかりが あかるい ばあいは、カーテンをしめるのが おすすめ。

へやの あかりは あおみどりいろに ぼうっと ひかる まどだけ。ふかい うみの そこに いるみたい。だんだん めが なれてくると、へやの なかに ある いろいろな ものの かたちも みえてきます。

いえの なかに ほかに ひとが いる ばあいは、その ひとが うごくと たのしさ倍増。ぼうっと ひかる まどの まえを だれかが とおりすぎると、くろい かげが うかびあがり、その かげが よこぎっていくのを たのしむことが できます。

深海魚が うえを みると、きっとこんな風に、かすかに あかるい海面を背景に ほかの さかなの かげが くろく うかびあがるのでしょう。よこぎっていく さかなの はらに発光器が あって はらが ぼうっと あかるくなれば、背景の海面の あかるさに まぎれてしまうはずです。だれが かんがえたか しりませんが、巧妙な しくみです。

いつまでも うみの そこに ただよっていたい、そんな なつの よる。

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