hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

政財界の企み

2010-08-15 23:00:39 | 日記
 戦後65年。 日本社会が如何に、巧みに歪められてきたかという事を、殆ど多くの人は漠然と感じています。 それでも日本は恵まれている方かも知れません。
 何はともあれ、他国に比べれば経済が豊かだからです。ただし、一時的なものかも知れません。 遠い将来においては、日本を動かしてきた支配層の浅はかな手法の為に、大きな後悔が待っているかも知れないのです。
 彼らの過ちの多くは、目先の利益ばかりを追求した事にあります。 平和や安定は、全てバランスを考えた上に築かれるべきものです。 バランスを無視して、一方に偏った政策や運営は必ず、組織を破綻させるのです。 高齢者増と、少子化の問題もバランスを考えず、ひたすら数を求め、利益追求に走り過ぎた為に起きた現象です。
 戦後、一時的に人口増加を優先し、国民を総労働者に仕立て上げた結果に過ぎません。必然的に、高齢者が溢れ、現役労働者に大きな負担を掛ける結果になりました。
 ここまで国力としての生産高を上げる必要があったかと言えば、否定されるべきであったでしょう。 現実に、国土の広さや資源力から視れば、半分ほどの規模で人口や経財が維持されれば日本も、もう少しユトリのある社会構造になっていたかも知れません。
 しかし、現実は極端にバランスの悪い国家の状況に陥ってしまっています。 その上に、富や利益の分配の格差は益々拡大しそうですから、救われない状態なのです。
 本当に改革を考え、日本と言う国家の将来を思うなら、この格差是正を断行する勇気と覚悟が必要です。 かつての自民党や現在の民主党では、とてもそんな英断は下せそうにありません。