石原知事の矛盾！

この人の短絡的発想に惑わされる人が沢山います。

彼の言動を分析すれば容易に矛盾に気付くはずです。
果たして彼が言うように動いたら、日本がどうなって行き、海外の国々がどんな反応を起こすか？

思慮が全く足りていないのです。
日本で尖閣諸島の問題と言うと、既成概念として、日本固有の領土と言うことになります。

しかし、この主張を正当化する根拠について疑問を抱く人が海外には多いということも知っておく必要があります。

この考えについて、少々極端な例で説明して見ます。

公園のベンチに、丸められた一枚の絵が置いてありました。この絵に気付いた人が”この絵は誰のものですか？ 持ち主が現れなければ、私のものとしますが良いですか？”と発言しました。
その時、誰も持ち主と主張する人が居なかったから、取り敢えず警察に届け出しておきました。
一定の期間が過ぎて、その時の絵が、あのピカソの絵ということが判りました。
そして、元々の持ち主も現れ、あの頃は知識も無く、その現場にも居合わせなかったから、そのままに過ぎてしまいました。 あの絵は私のものですから返して下さいと言っています。

この場合、日本国内の法律で言えば、遺失物の拾得で期間が過ぎていますから、返す義務はありません。
ところが、尖閣諸島の領有は、単純にこの法律と同じと考えるのは、困難です。　戦後の日本人、権利ばかりを主張することに慣れて、法律も一律にしか考える力が無くなっています。

尖閣諸島を日本の領土と明らかに主張し始めた根拠は、日本の物と宣言した時からです。

遠い昔、誰が住んでいたのかとかを調べ、歴史的に周辺諸国を納得させる根拠を示す必要があるのです。
その辺に落ちていたものを拾ったのとは違うんです！

これを弱腰とか、負け犬とか勘違いしてはいけません！
理論的に、権利を説明して相手の納得を得る必要があります。

強がりばかりでは、武力も資源も無い日本はいつか、立ち行かなくなる時が来ます。
賢くなりましょう！！！