長い間、人間は心の問題を脳で考えて解決しようと心掛けて来ました。
人間の脳は肉体ですから、限界が有ります。心の問題を脳で解決することには無理があるのです。
脳で考えたことを心に結び着けようとしても決して、結び着きません。
脳で考えたことは全て妄想、幻想、空想でしかないのです!
この宇宙に存在するものは全て、この空想、幻想、妄想の中に在るものです。
ところが人間は、この在って無きものの中で生きているのに、人間の五感で確認出来るものしか在ると信じられないのです!
では、あなたには心が有りますか?もし心があるとすれば、それは貴方の脳の中に在るのですか?
それでは貴方には愛は有りますか?もし有ると言われるなら、それは脳の中に在るのですか?それとも心の中に在るのでしょうか?
皆さんは、本当に在るものと幻想や妄想の中に在るものを、ごちゃ混ぜに考えていませんか?
即ち、幻想や妄想は虚像なのです!本当は在って無きもの!この宇宙も虚像なのです。人間の五感で感じるものは虚像でしかありません。
実は、この虚像を実像と、ごちゃ混ぜにして考えるから、人間は苦悩し混乱を繰り返しています。
心とか愛の問題は、人間の五感を超えた問題です。しかし、人間は脳で考えて、この問題を解決しようとしてしまうのです。
この宇宙、この世界に在るものは全てが虚像なのですから、心や愛では解決出来るものではありません。
ですから、愛や心の問題を肉体、即ち脳で解決しようとしても出来るものではないのです。
では、心や愛は実像でしょうか?虚像でしょうか?逆に憎しみや恨みは、どうでしょうか?
現在の人間は皆、この問題を、ごちゃ混ぜにして解決しようとしています。
例えば、年月について言えば、人間が生活する上で、時を年月で区切って考えないと使い辛いから、何年何月と区切って使っています。
時は無限ですから、長さは有りません。使う為に、この区切った年月を使っているのに、この年月に逆に支配されているのが人間です。
人間の脳で考えたものは全てが虚像であり妄想なのです。
実は本来、在るものは実像である心や愛なのです。しかし、人間が生きる間に関わりがあるのは逆に、肉体や脳の方ですから、人間は虚像に拘ってしまうのです。
人間が脳で考えて国や社会を、どうにかしようと考える限り、これまでの世界が繰り返えされるでしょう!
人間の五感には無い、心や愛で世界を考えられたなら、この地球上にも、もう少し増しな世界が出来るのではないでしょうか?
即ち、心に在るのが愛であって、脳に在るのは欲なのです!
脳即ち、肉体でしか物事を考えられない人間には、理解出来ない世界なのです!