ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

人様の御好意に支えられて!

2018年01月08日 | 日記
 今年だけの特例に基づく”年賀はがき”が産んだ顛末である。
 1月6日・バイク仲間だったKo氏から年賀状が贈られてきた。
 頂いた御礼と、私の近況等と伴に、新年を迎えたご挨拶を認めた。
 時間は、既に郵便物の回収時刻を過ぎていた。
 「明日、投函しよう! 明日の消印なら問題はない・・・!」と、その日を終えた。
 7日朝、目覚め、朝食を頂くなど、朝の所用を済ませた。
 「(昨日、書いた年賀はがきを)投函しなければ・・」と、思いだした。
 郵便局(の窓口)は、休日である。
 「郵便局に持込むのも、ポストに投函するのも同じかぁ!?」
 と、言う事で、ポストに投函した。
 投函して気付いた。
 回収時間は、明日ではないか・・! 
 しまった!と反省しても”後の祭り”
 明日・ポストの前で、回収を待ち伏せして取り戻す! 若しくは、郵便局に事情を説明し、善後策を講じる。
 8日になって、投函したポストの回収時間前、郵便局に電話する。
 何と「本日の営業は終了しました」との回答(機械的な)である。
 そうでした!今日は「成人の日」で、祝日である。
 残る手段は、受け取りを拒否してもらうしかない。
 その為には、Ko氏宅に赴くしかない。
 初めての訪問である。
 Ko氏からの年賀状に記された住所を手掛かりに、カーナビに設定を試みた。
 私のナビが古いのか?住所登録が出来ない。
 近くまで行って、聞けば分かるだろう・・?と、出発する。
 「此の辺りかな?」と思える場所まで到着できたが、肝心の”人”が居ない。
 「どうしょう!」と思っていると、路側に自動車を留め、犬の散歩をさせている人に出逢った。
 途中まで、道案内して下さると云う! まさに”地獄で仏”の心境であった。
 分岐点で、指さすので、御好意に感謝し、示された方向の進路をとった。
 ナビは、砂漠の中を進んでいる様で、何の情報提供もしてくれない。
 そう!ナビには走行している道の存在は、ないのである。
 普通自動車・一台が、やっと通れる車幅である。
 行けども、民家は見当たらない。
 此処でも”地獄で仏”・・山道を下ってくる軽トラックと出会った。
 透かさず、聞いてみた。
 住所では、判らずとも”名”を告げれば「あぁ!貫ちゃんか!」と云った感じで、フレンドリーであった。
 「この大道(と、下を指さす!)を進んで、大きな屋敷がある。 其処から500m程・進むと二股に至る。
 そこを、右折し、行き止まりが”貫ちゃん”宅・・」と教えて頂いた。
 私にとって、教えて頂いた目印となる「大きな屋敷」までが、無限の時間であるように感じた。
 「えぇ!見過ごした・・!?」「いや!未だ通過していない!」と、自問自答する。
 やっと、目印に言われた大きな屋敷まで辿り着いた時には、目的を果たした様な、気分に成っていた。
 作業道と生活道が交差する山道である。
 先ず、二股道に差し掛かった。
 左は、養豚か養鶏場らしき施設が見えた。
 自然と、右にコースをとっていた。
 やがて、教えてもらった右に、進路をとった。
 300m程、走ると舗装道が砂利道になった。
 「此の世(時代)で、砂利道が生活道ではない!」と判断し、Uターンを試みた。
 山の法面と、崖の間を細かく、切り返し操作を重ねた。
 やがて、ハンドルを全切りすればUターンは完了するまでになった。
 降雨の所為だろうか? ハンドル操作を重ねた所為だろうか?
 動輪が空転して、脱出出来ない。
 「レスキューは呼べないぞ!」と、深刻な気分に成った。
 遣るしかない! バックと前進Lを細かく切り替え、車両を揺らし、クリップ点を探した。
 脱出は果たしたものの「これから・どうしょう!」と、思いながら来た道を進んだ。
 目印に教えてもらった「大きな屋敷」まで、来たところで、又しても「地獄で・・・」であった。
 トラックに乗車しようとしている人が居た。
 Koさん宅を教えて!  おぉ!貫ちゃん所か?と、言って歩き出した。
 「自動車が見えるだろう。あそこが貫ちゃん処だ!」
 其処は、谷を挟んだ、稜線上に見えた。
 お礼を述べ、自動車を進めた。
 先ほど「養豚場・・・」と嫌厭した道路を進む。
 やがて、到着はしたものの「表札」が掛っていない。
 勇気をだして、訪問者ボタン(インターホン)を押した。
 記憶は薄らいではいたもののKo氏との再会を果たし、年賀状の非礼を詫びた。
 でもねぇ! ナビに無い”道”を進む事は、限りない不安でしたよ・・!
 150kmの行程を経て、人様の親切や御好意によって、果たせることが出来た、今年だけの”年賀はがき”の顛末でした。
 
  
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