内容については触れない。
麻生政権の定額給付金を称して「世紀の愚策」と言う。言い得て妙である。
この「ラブシャッフル」は「世紀の愚作」である。
以上。ではよい週末を。
※ 以下辛口な余談
と言ったら①関係者②視聴者の中で「これ面白い」と思った人は気を悪くするのであろうか。なぜ愚作で駄作なのかぐだぐだと説明しても仕方あるまいが、ストーリーは勿論のこと「アイアイ」「おさるさーんだよ」というしつこいリフレイン等台詞回しがカチンと来る。朝日新聞の評ではバブルっぽいと書かれていたが、私が思うに、「バブル的な悪趣味テイストと現代的な無気力風演技が渾然一体となって、もっと面白くしようがあるものをこれ以上ないほど質を低下させている」役者に責任があるとは全く思えない(DAIGOなんて意外と上手くやっている)ので、プロデューサーと脚本家の責任であろう。よくスポンサー様がお金を出してくれるものだ。
ところが、見たばかりの友人Mは、「そんなにひどくないんじゃない」と言っていたので、私だけがこう思っているのだろうか?それならそれでかえってまた面白い。
※ 以下さらに余談
一つだけ気になったのは谷原章介演じる精神科医。
①あれでは精神科医か心理カウンセラーか分からない。広く大衆が見るテレビ番組には啓蒙するという役目が一応あるはずである。 ②精神科医が患者と恋愛関係になりうるとはフロイトの昔からあるが、まるでそれがよくあることのように描いていくとおおいに誤解を生むので気をつけて欲しい。と思って見ていたら ③患者の吉高由里子が自殺未遂してしまった。それまでの展開からすると「精神科にかかるような子は自殺をするのが当たり前」的な描き方をしかねない。小説のように自分から読みにいくような作品ならまだしも、ドラマのように受動的な見方をする者が多い作品でこのような表現には難がある。PTAだかが、子供に見せたくない番組でロンドンブーツの番組をあげる暇があったら、こういうドラマをあげるべきである。
しかしなぜ私はこんなに熱くこのドラマの悪口を言っているのだろうか?悪口など読んだ人がご気分を害するだけではないか。可能性が高いのは、明日早起きしなくてはならず、それに対して強い怒りの念があるからだろうと分析する。
※以下重ね重ね深々と余談
いつも何でも褒める人、いつも何でも貶す人、いつも何でも褒めるブログ、いつも何でも貶すブログ、私はどれも信用しない。褒めるべきときは褒め、賞賛すべき物、者は褒め、叱るべきときは叱り、劣っていると思うときにはそう言う、そんな人、そんなブログは信用できる。(比較的身近に他人を貶すことしか出来ず、褒めることが出来ない、社会的地位の高い者がいるが、彼は信用できないかと言うと、全く信用できない。他の面でもとてつもない嘘つきである)と、私自身が思っているので、前回ドラマ「トライアングル」を褒めたわけだから、面白くないドラマがあればそれはきちんと貶さないとバランスが取れない。別に無理してバランスを取ろうとしているわけではないが、つまらんと思いながらそれをいちいち声に出して言わない方が得策であると思う自分がいる。と同時にそういう自分はあまり好きでないなーと思う自分もいる。
たかがブログ、されどブログ。
たかが信賞必罰のバランスすら、きちんとしようと思うとなかなかに深い。