人口7千の港町、鼻崎町。仏具店に嫁に来て、店を切り盛りする堂場菜々子。娘の久美香は小学校1年生。事故に遭ってから足が不自由。車椅子生活をしている。陶芸家の星川すみれは、美大時代の恋人がこの町に家を建て、アトリエもあるからと誘われてやって来た。夫の転勤に伴って鼻崎に住む相場光稀は雑貨とリサイクルの店をやっている。娘の相羽彩也子は久美香と仲良くしている。
町で起こった殺人事件で指名手配がかかり逃亡している男が現れたという噂、火災、久美香は実は歩けるという噂。悪意と悪意が絡み合って…
ううむ。そんなには楽しめなかった。
ラストで救われる部分はないことはないけれど、基本的には恨み、嫉みなどの「女性の悪意」が流れる。そこに、意外な人間の真実を読み取れる、というわけではないので、嫌な感じをただ読まさせるという感じがする。ストーリーに大きな意外性やどんでん返しがあればまた違うのかも知れないけれど、ラストでやらかす人物はそれ以前に怪しい動きをするので、意外性があまりなかった。
ピエール・ルメートルとか北欧ミステリーにおける「底知れぬ悪意」とは種類の違う「日常的な悪意」はどういう形でなら小説に合うのだろうか。ワカラン。
今日の一曲
Alanis Morissetteで"Utopia"
では、また。
町で起こった殺人事件で指名手配がかかり逃亡している男が現れたという噂、火災、久美香は実は歩けるという噂。悪意と悪意が絡み合って…
ううむ。そんなには楽しめなかった。
ラストで救われる部分はないことはないけれど、基本的には恨み、嫉みなどの「女性の悪意」が流れる。そこに、意外な人間の真実を読み取れる、というわけではないので、嫌な感じをただ読まさせるという感じがする。ストーリーに大きな意外性やどんでん返しがあればまた違うのかも知れないけれど、ラストでやらかす人物はそれ以前に怪しい動きをするので、意外性があまりなかった。
ピエール・ルメートルとか北欧ミステリーにおける「底知れぬ悪意」とは種類の違う「日常的な悪意」はどういう形でなら小説に合うのだろうか。ワカラン。
今日の一曲
Alanis Morissetteで"Utopia"
では、また。