出版社に勤める田川美希。日常で起こる謎。解けないときに行くのは中野。美希の父親は高校で国語の先生をしている。彼に訊けばたいていの謎が解けるのだ。という短編集。
北村薫を読むのがすごく久しぶり。そしてこういうコージーなミステリーを読むのも久しぶり。(いや、コージーミステリーはほとんど読んだことなかった。)すごく良かった。
新人賞に応募したのは一昨年なのになぜか今年二次選考に残った話や、編集長がマラソン大会から抜け出した話、「闇の夜は吉原ばかり月夜かな」という句の解釈(落語「文七元結」や泡坂妻夫、幸田露伴まで出てくる)の話などなど。
特に俳句の解釈の話が面白かった。
読後、自分が何のために本を読んでいるのかとふと思った。ドキドキハラハラを求めて、先が読めないストーリーを堪能することが自分の目的かと思っていたけれど、こういうちょうどいい湯加減(ややぬるめ)につかるのもなかなか良いものなのだなとあらためて思った次第。
今日の一曲
主人公は美希。今井美樹じゃなくて、平山みきで「真夏の出来事」
さすがにリアルタイムでは知らないなあ。昔よく聴いていたラジオ番組(谷村新司の番組で、レギュラーゲストがばんばひろふみ(「いちご白書をもう一度」のバンバン)で彼の奥さんが平山みきだとだけ認識してた。では、また。
北村薫を読むのがすごく久しぶり。そしてこういうコージーなミステリーを読むのも久しぶり。(いや、コージーミステリーはほとんど読んだことなかった。)すごく良かった。
新人賞に応募したのは一昨年なのになぜか今年二次選考に残った話や、編集長がマラソン大会から抜け出した話、「闇の夜は吉原ばかり月夜かな」という句の解釈(落語「文七元結」や泡坂妻夫、幸田露伴まで出てくる)の話などなど。
特に俳句の解釈の話が面白かった。
読後、自分が何のために本を読んでいるのかとふと思った。ドキドキハラハラを求めて、先が読めないストーリーを堪能することが自分の目的かと思っていたけれど、こういうちょうどいい湯加減(ややぬるめ)につかるのもなかなか良いものなのだなとあらためて思った次第。
今日の一曲
主人公は美希。今井美樹じゃなくて、平山みきで「真夏の出来事」
さすがにリアルタイムでは知らないなあ。昔よく聴いていたラジオ番組(谷村新司の番組で、レギュラーゲストがばんばひろふみ(「いちご白書をもう一度」のバンバン)で彼の奥さんが平山みきだとだけ認識してた。では、また。