頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩

2024-05-30 | books
医学部受験合格を強要する母を殺した娘に関するドキュメント。

(自分も勿論)人間とはいかに愚かなのか突きつけられる。自分の子を受験させようとしてる親と人間の極地を知りたい人必読


 

今日の一曲

Official髭男dismで、"SOULSOUP"



では、また。



コメント

『対決』月村了衛

2024-05-28 | books
医学部入試で女子受験者の得点を減らす不正事件を嗅ぎつけた女性新聞記者。事務方から大学理事にまでなった女性二人の闘いを描く。

最初はどうかなと思って読んでいたら、理事側から描くパートになって俄然面白くなってきた。東京医大の事件が元になっているのだろう。

 

今日の一曲

スペクトラムで、"Long Train Runnin"



では、また。



コメント

『この銀盤を君と跳ぶ』綾崎隼

2024-05-24 | books
2029年オリンピック代表選考会となる全日本フィギュア。世見に嫌われる二人の天才19歳の闘いを描く。

めちゃくちゃ面白かった。フィギュアスケートはオリンピックで観戦するぐらいなので詳しくないけど、選手や振付師の苦労、家族環境などがリアルに伝わる。映像化希望


 

今日の一曲

TM NETWORKで、"Get Wild"



では、また。



コメント

『家族解散まで千キロメートル』朝倉秋成

2024-05-21 | books
古い実家の解体の日、発見されたのは仏像。もしかすると父が盗んだのかも知れない。

非常に変わったタイプのミステリー。謎解き部分はまあまあだけれど、途中の家族の話は面白かった。


 

今日の一曲

CHAGE and ASKAで、"LOVE SONG"



では、また。



コメント

『こまどりたちが歌うなら』寺地はるな

2024-05-19 | books
親戚が経営する製菓会社に転職した茉子。古い社則や人間関係に辟易する。

テーマが何だか分かりにくいが、現代的なお仕事小説なんだろうと思う。面白いのかそうでないのか、判別しにくい・・・


 

今日の一曲

KIRINJIで、「時間がない」



では、また。



コメント

『贖罪の街』マイクル・コナリー

2024-05-15 | books
LAPDの仕事から離れたボッシュに弁護士ハラーから依頼。女性惨殺事件で逮捕された男は絶対無罪だから調査してくれとのこと。調べてみると、悪徳警官二名の姿が。

やっぱり面白い。悪い奴らの行動と動機の描写が抜群に巧い。頁を捲る手止まらず。


 
 

今日の一曲

YUKIで、「こぼれてしまうよ」



では、また。



コメント

『鷹の王』C・J・ボックス

2024-05-11 | books
ジョー・ピケットのシリーズ脇役で、ずっと政府に狙われ、孤独な鷹匠ネイト。本気で殺しに来るチームから身をかわせるか。ついにネイトが追われる理由も明らかになる。

最高に面白い。狙われる、驚くべき理由、追手の技量の高さ、ストーリー展開。全て文句なし。


 

今日の一曲

imaseで、"Happy Order?"



では、また。



コメント

店名にツッコんでください326

2024-05-09 | laugh or let me die
店名にツッコんでください326
コメント (4)

『虎の血 阪神タイガース、謎の老人監督』村瀬秀信

2024-05-07 | books
1955年33試合だけ阪神の監督だった岸一郎。プロ野球経験のない60歳。なぜ彼が監督になったのか、謎に迫るドキュメント。

面白かった。岸前後の阪神の歴史や当時の混乱ぶりがよく分かる。


 

今日の一曲

tofubeatsで、"I CAN FEEL IT"



では、また。



コメント

『アルプス席の母』早見和真

2024-05-03 | books
息子が甲子園に行く、キラキラした母親の話かと思っていたら全く違った。シングルマザー菜々子の息子は野球で活躍。高校に入ると野球部の父母会で色々あり、監督の人間性でも色々あってもやもやしまくる。リアル高校野球母ストーリー。

すごく面白かった。高校野球とか母親の立場から見る、普遍的な嫉妬とか、歪んだ自己実現とか。


 

今日の一曲

venoで、「ミッドナイト魯肉飯」



では、また。



コメント

『しんがりで寝ています』三浦しをん

2024-05-01 | books
久々の三浦しをんエッセイ。ピカチュウやEXILEにうつつを抜かし、原稿が進まない日々。

相変わらずのしをん節炸裂。敬愛するBUCK-TICK櫻井氏が亡くなった件についてどう書いてるのかと思ったら、それ以前の雑誌連載だった。


 

今日の一曲

BUCK-TICKで、「惡の華」



では、また。



コメント