頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

携帯を放置してたらさ

2009-08-16 | days


携帯、ウィルコムのアドエスを鞄の中に入れっぱなしにしてた。

するとご覧のような。As You See

なんだこの数列は?

新しい円周率か?

フィボナッチ数列ってこれか?


<問一> この数字の羅列は何か、答えなさい。

<問二> もし発信者番号にこんな表示がされたら、ずばり、かけてきたのは誰?

<問三> 携帯を あつめてはやし 最上川  詠んだのは誰?




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『同期』今野敏

2009-08-15 | books

「同期」今野敏 講談社 2009年(初出小説現代2008年3月~2009年3月)

「隠蔽捜査」「果断」「疑心」で警察小説の醍醐味を与えてくれ、空手塾の主宰でもある作者。多作でもありシリーズモノが多いので、基本的にはあまり読まない。しかしシリーズ外でしかも警察小説のど真ん中を来るというのであれば逃せない。

公安に引き抜かれた同期の蘇我を嫉妬する、警視庁刑事部捜査一課の宇田川。ヤクザ同士の殺害事件の捜査のため捜査本部のメンバーになる。一課と四課の合同捜査のはずなのに四課が先導して事件をヒットマンによる暴力団の抗争をして片付けようとすることに反発を覚える。パートナーを組む先輩刑事から多くを学び成長してゆく。その過程で事件の裏にとてつもない大事が潜んでいることをつかみ・・・

いやいやいや。これは一気読み。さすが今野敏。読ませる読ませる。リアルな刑事捜査の細かい描写がいい。とある大物が登場人物として出てきたときには違和感を覚えたのだが、読み進めていくうちに消えていった。

同期というとってつけたようなタイトルも読み終わってみれば秀逸なタイトルである。



暑いので涼しくなる一首

同期たち 動機が不純で 動悸動悸 ドウキドキドキ ドウキドキドキ




同期
今野 敏
講談社

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久しぶりに読みかけの本たち





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納涼、鏡の中の心霊

2009-08-14 | digital, blog & twitter





from Youtube
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ケーキを持ってきてくれたけど

2009-08-13 | days













こういうの持ってきてくれるのはうれしいけど、食えないって。

かわいそうで。

だからかわいそうで。

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ウイニングのボクシンググローブ

2009-08-12 | sport

もう買ってから二ヶ月以上経過してしまった。

マイボクシンググローブ。たぶん手に入るボクシンググローブでは最も高いが、Tトレーナーがこれにしとけば間違いないと言うので買った。後でMチーフトレーナーと話したとき、プロの選手だとこのグローブが3ヶ月ともたないとか、ジムの看板選手だった川嶋さん(元世界チャンピオン)は、一ヶ月ともたなかったという話とか、アマチュアなら1年ぐらいもつかも知れないとか色々教えて貰った。

アルファベットとか漢字のプリントを無料でウイニングがやってくれる。私は下手くそが道具だけ立派なのは無様であるとと思っていたので、何も入れないで貰おうと思っていたのだが、ジムの他の選手がマジックで名前を書いたグローブをしていたので(同じメーカー同じ色のグローブを使っている選手は多いし、何より我が大橋ボクシングジムはプロ、練習生の数がすごく多いので間違われるかも知れない)Fと入れてもらった。(色即是空と入れようかなとか夜露死苦とかラテン語の諺を入れて貰おうかとも思ったがやめた)Fトレーナーが「アルファベット一文字かー」と他にアルファベット一文字入れてる選手が一人だけいるが彼がヘタレであるとおっしゃっていた。

残念ながら他のグローブを試したわけじゃないし、そもそもグローブの差異が影響を及ぼすというようなレベルじゃないので、せっかくのウイニングレビューはできない。

オチも特にない。



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眠れない夜に魚ニソ

2009-08-11 | laugh or let me die

割と最近早めに寝ることが出来ていたのに、今日は眠れない。

この「眠れない夜に」シリーズファンには申し訳ないが、ヘヴィー級の食い物が何もなかった。仕方ないので魚肉ソーセージなどという草食系男子の食い物を。

眠れないので、ウイスキーをコーラで割ってウイスキー&コーク(正確にはペプシ)iPodクラシックでセロニアスヒムセルフ。

身も心も草食系になったような気がしてきた。






帰ってきた今日の教訓








着飾ったあたしは
装飾系
中身は
やっぱり
好色系




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ちょっと行ってみたい海岸

2009-08-10 | laugh or let me die
その海岸は 穴があいていて 痛い痛い

痛いけど 人によってはそれが好き

え?痛いのが好きなの?

穴に何か突っ込まれるのが好きなの?

どうなんだよー

とつい叫んでしまう海岸



































ピアス式海岸




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おみやげはむつかしいよ

2009-08-09 | laugh or let me die

お盆に夫の実家に帰る、いやあたしはあそこで生まれ育ったんじゃないんだから、帰るんじゃない!行くんだよ!でも行きたくないんだよ!

などという叫び声が聞こえる今日この頃いかがお過ごしでせうか。

帰るんでも行くんでもそこへ移動するという行為の本質には何も変わらないのですがまあまあそれは置いておいて。大変じゃないですか。実家とか他人んちにおみやげ持ってくのって。何を持っていけばいいのか。

季節がら水ようかん持って行けば、「おまえはほんとに水くさいやつだよ」とか「ああ都会に住んでお水な子になったんだね」と言われるし、

東京ばなな持っていけば「俺は猿じゃねえよ」とじいちゃんは怒るし。

そんなわけで、わたしはひとんちに行くときはいつもこれを持って行きます。

ええ。おみやげに迷ったらいつでもこれでレッツゴー!

いや、おみやげなのか、おみあげで悩んでるならこれでレッツゴー!



















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酒井法子が一言

2009-08-08 | days

たくみさんが
吸えっていうから
仕方なく。。。
仕方なく。。。
そんなわたしは
碧いう、う
う、さぎ?
サギ?






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映画『おくりびと』

2009-08-08 | film, drama and TV

ストーリーは説明不要だろう。とても感銘を受けた。

1.山形県の酒田、鶴岡を美化しようとしていない。それがとてもいい。田舎を描く映像作品はとかく田舎=とてもビューティフルでワンダフルなものであると描こうとする。それは、田舎は見る側にとっても魅力的なものではないだろうと、作り手が感じているという心理が裏に働いているからだ。カッコいいものはカッコ悪く描き、カッコ悪いものをカッコよく描こうとするのが、言わばこの世のならい。しかしそれも私のようにずっと観続けているとさすがに飽きる。そしてリアリティがどんどん失われる。滝田洋二郎はアカデミーの受賞スピーチではダメぶりを披露した(なぜ通じないか)、本職では本当にいい仕事をなさっている。なんでもかんでも美化すればいいってもんではないのだ。

2.納棺という仕事にスポットライトをあてただけでも評価されるべき作品である。作中に出てくるように、人は誰でもいつか死ぬのだから。

3.職業に貴賎はない、という古臭い言葉を思い出した。我々は心が汚れ麻痺し削られ鈍くなり光を失っているので、Aという職業にとても肯定的な評価をし、Bという職業には否定的な評価をしてしまう。なぜかと言えば①Aは収入が多い ②Aはなりたくてもなかなかなれない ③Aという職業につくと有名になれる からだ。しかし、Aに<大物犯罪者>を代入しても三つの条件は満たされる。犯罪者とそうでないAという職業人の違いは反社会的かそうでないかだ。しかし社会的かそうでないかなんて実に普遍性に欠けた、言わば、大衆の今のvulnerableな気分が支配しているに過ぎない。普遍性のないparadigmには我々は乗っかるべきではないのと同じく、普遍的でないルールなんて無視してしまえば良いのだ。なんだか気がついたら「おくりびと」とどんどん無関係な所まで来てしまった。

4.広末涼子を見直した。こんな可愛らしい女性なら結婚してやってもいい(俺は誰だ?)

5.最近休業中の「今日の教訓」に代わって、観ながら思ったのは、

殴らないで殴らないでだってあなたは

 ボコリびと

やっぱ旬よねやっぱ旬よね

 おぐりびと

好きです好きです好きです

 コクりびと

大統領が送るのは

 送りveto・・・

すみませんもう無理です勘弁して下さい

いつもはい、いいえと書いた紙を用意して、10円玉に人差し指を置いて準備万端な人

 狐狗狸びと



嗚呼もう誰もついて来ない(涙)
















おくりびと [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント

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『星間商事株式会社社史編纂室』三浦しをん

2009-08-07 | books

「星間商事株式会社社史編纂室」三浦しをん 筑摩書房 2009年(初出「Webちくま」2007年7月~2008年5月に加筆訂正)

さすが腐女子の中の腐女子。クイーン・オブ・腐女子の三浦しをんである。タイトルから期待する内容、そして少し読み始めてこちらが受け取る内容は = やや左遷された気味の者たちがダラダラと過ごす社史編纂室でもなあなあ日常 だろう。誰が読もうとそう思うだろう。しかしである。期待は大きく裏切られる。

社史編纂の裏の話が出てきて「およ?」と思い、主人公、幸代の趣味の話が出てくると「なぬう!」と叫んでしまう。おいおい。筑摩書房がこんな本出していいのか?こういうのが存在するのは知っていたが、まさか我輩の眼に入ることがあるとは・・・・・・

高速のジェットコースターではなくて、浅草の花やしきのジェットコースターに乗ってるような気分である。高速でもちゃんと壊れずに最後には帰ってこれると安心して乗れるけれど、花やしきのそれは、遅いにも関わらずいつ壊れるかという不安がある。そんな風に最終到着地点はいったいどこにあるのだ?という不安を持ちつつ読むという意味でとってもサスペンスフルである。それが悪くない。

アジアの某国と星間商事の関係は、ちょっと強引で最初にある器に無理に詰め込んだ感は否めない。しかしそれ以外は結構読ませる。先日読んだばかりの「神去なあなあ日常」といい、変な着眼点と変なストーリーを男性が書いたような文体で綴る。それが我らが三浦しをんである。

変エッセイを読んで、三浦しをん = 腐女子、友人に女犯坊というあだ名をつける昭和の女、とだけ思っていたら痛い目にあったぜ。性別を越えた存在という意味では三浦しをんの行き先は①阿川佐和子 その先に②黒柳徹子があるような気がするぜ。ベイベー。









星間商事株式会社社史編纂室
三浦しをん
筑摩書房

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言い方を変えれば

2009-08-06 | laugh or let me die

ボクは食べるのが遅い。

だからいつも叱られてしまうんだ。

でも、今日はふる博士が言ったことを守ればいい。

そう。ふる博士はボクの守護神なんだ。

母は言った。

「いつまでチョコ食べてるの?」

ボクは言った。

「あと30分か・・・・・・30分か・・・・・・」


















あと30分かショコラ・・・



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『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』スティーグ・ラーソン

2009-08-05 | books

「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」(上下)スティーグ・ラーソン 早川書房 2009年

The Girl Who Kicked the Hornets' Nest, Stieg Larsson 2007

「ミレニアム1」「ミレニアム2」に続く第三弾。2009年最高どころか、過去10年に読んだ本の中でベストであると太鼓判を押す。読んでいる途中で何回も「なんてことだ」とつぶやき、何回も鳥肌が立ち、そして読み終わったばかりの今、放心状態になった。

なんて書いたらいいのだろう。分からない。仕方ないので自分が書いた1と2のレビューを読んでみる。と思ったけど、見つけ方が分からないのでGoogleで「ミレニアム ラーソン」と検索したら、私のレビューが見つかった。自分の過去記事は基本的に読まないようにしているのだが、読んでしまった。 1のレビュー 2のレビュー

そこそこに力が入ったレビューである。それはいい。しかし今これだけ力を込めて書く気力(?)が沸いてこない。夏バテのせいにしてもいいけど・・・・・・

本当の凄いモノを眼にすると人は言葉を発することができなくなると言う。きっとそれなんだと思う。うんうん。

で終わらせるのもなんなので、池上冬樹さんの解説が最も的を得ているという話を(池上さんらしくない文体でまるで北上次郎ではないの?というような書き方なのがちょっと気になったけど)

池上さんは第一部ドラゴン・タトゥーの女には、孤島ミステリ、見立て殺人、サイコ・キラー、そして横溝正史ばりの一族の闇をめぐる本格ミステリが備わり、第二部火と戯れる女では警察小説やノワールの魅力が満載で、第三部ではスパイ小説とリーガル・スリラーの側面を見せると書いている(下巻472ページ)

まさにその通りで、国家はザラチェンコという公安の闇を救おうとして無垢な少女リスベットを底知れぬ不幸の穴に落としてしまった。本来二人の幸福はゼロサムであるわけではないので、それを意識してストーリーを思い出してみるとラーソンの伏線の張り方がひどく巧妙であることが分かる。スパイ小説あるいはエスピオナージュ内で、組織の犠牲になった個人が描かれることは非常によくある。そこでは、KGB v. MI6というような大きな正義と悪をただ描くだけでは読者は満足できず(書く方も面白くなく)(組織とは個人の集積であるという前提へと戻り)個人レベルの闘い&犠牲を描くのだ。しかしミレニアム・シリーズはその手垢にまみれた組織vs個人の枠を大きく飛び越える。

世界的なスマッシュヒットになったロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズ、パトリシア・コーンウェルのスカーペッタ・シリーズ、トマス・ハリスのレッドドラゴン・羊・ハンニバルシリーズと最初は面白くて仕方なかったのに段々と失速していったシリーズは数多い。ミレニアムではリズベットの○○の○○が結局分からないまま終わってしまった(第四部は出版されるか不明)その点は惜しいものの、後にシリーズが続いて評判を汚してしまうことなく、作者のスティーグ・ラーソンが亡くなったことは、彼個人・彼の周囲の人を別として、広く小説を味わう者の一人としては悪くないことだったのかも知れないと思う。

でも第四部は読みたいんだけどね。








ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上
スティーグ・ラーソン
早川書房

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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下
スティーグ・ラーソン
早川書房

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もしもとってもモッコリしてたら

2009-08-04 | digital, blog & twitter





↑ ニコニコ動画


表示されるコメントに「ガン見」や「www」がやたらと多いのが気になる。





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衆議院選挙か

2009-08-03 | days

誰もが民主党が勝つと言う。それが投票行動に影響して、「負けると分かっている自民党公認候補に入れる判官びいき」より「選挙を、自分の価値観ではなく、美人コンテストによく譬えられる株式や金利、為替の相場のように考えて、勝つであろう民主党に入れる人」の方が多いだろう。

だから、無駄な金をかけないで、480 X 65%ぐらいを民主党にあげて、残りを泡沫な政党で分け合う。というのも手だろう。

などと実にパッとしないマニフェストを読みながら思った。選挙に勝ったら我々はこうしまっせ、とあらかじめ宣言するのは悪くない。しかし、それが政党のカラー、イデオロギーを明確に表現していて、だから、そのイデオロギーに自分は同調できるからオタクの政党に投票するよ、とは言えない。イデオロギーの差異があるのではなく、そうだな、

うちの牛丼はタレが違います、紅ショウガが違いますと懸命にアピールしていようだ。そんな話ではなく、向こうはハンバーガーだけどうちは牛丼ですぐらいの違いが欲しい。

いつまでたっても目先の、あるようなないような微細な違いに、違いを見つけてくれと言っているから、政治に興味がなくなるのだ。

だからと言って宗教団体が堂々と選挙に登場するものよく分からない。政教分離の原則を子供に「ルールってゆうのは常に破られるためにあるんだよ」と言わないといけないのだろうか。制度的保障がね、えっと信教の自由の制限はさー とか?

いやいや、それ以前に若者には生協文理じゃないよと言わないといけないのか知れない。





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