頭の中は魑魅魍魎

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『また、桜の国で』須賀しのぶ

2017-07-01 | books
1938年、ポーランドの日本大使館に書記生として赴任した棚倉慎。父親がロシア人で、ポーランド語もドイツ語も堪能。ドイツやロシアに蹂躙されてきたポーランド。彼らのために、命まで賭けて闘う棚倉の話・・・

ポーランドのためにこんなに奮闘した人が(実際に?)いたという話がなかなか悪くないのと、当時のポーランドの状況がよく分かるのも良かった。全体的に「日本人は素晴らしい」という「日本礼賛臭」がプンプンするけれども、その辺を割り引いてもなかなか良かった。ちょっと長かったけれど。

また、桜の国で

今日の一曲

Barbee Boysのカバー。椎名林檎と浮雲(長岡亮介)で、"C'm'on Let's go!"



椎名林檎の歌の上手いこと!左右に気怠くゆらす動きもなんともキュートだ。彼女はなんだろう、決して恋の対象にしてはいけない女神のようなものだろうか。では、また。
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