頭の中は魑魅魍魎

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『三分間の空隙』アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム

2020-10-01 | books
アメリカ下院議長がコロンビアの麻薬ゲリラPCRに拉致された。スウェーデン警察に協力していた凄腕スパイ、ピートが、今はアメリカDEAのスパイとしてPCRに潜入している。アメリカは麻薬戦争で、コロンビアの悪人を殺害リストに挙げているが、ピートの名前がそこに入ってしまった。事態収拾のため白羽の矢が立ったのはスウェーデンのグレーンス警部だった。

長いはずなのにそう感じさせない一気読み。「三秒間の死角」の続編だそうだけれど、何も覚えてなかった。特に問題なく楽しめた。


※以下ネタバレ

ピートは、人工衛星が捉えていない三分間の間に人質をアメリカの軍艦まで連れて来るという荒業を成功させる。しかし、副大統領と首席補佐官はDEA長官のメンツを潰す。ピートが人質を奪還したら暗殺リストから外すと明言したのになかったことにした。仕方ないので、ピートは別の者を自分の死体に仕立て上げた。

 
 

今日の一曲

玉置浩二で、「キ・ツ・イ」



では、また。




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