実は奈良を訪れたのは修学旅行以来なのですが、バスだったせいか、駅からこんなに近いところに屈指の名所があるとは思いませんでした。
興福寺は天智天皇8年(669)に藤原鎌足が造立した釈迦三尊像を安置するために、夫人の鏡大王が京都山科の私邸に建てた「山階寺」を始まりとする。その後飛鳥廐坂の地に寺を移し「廐坂寺」と称した。都が平城京へ移されるに及んで、平城京左京三条七坊のこの地に移し「興福寺」と名付けた。この創建の年を和銅3年(710)とする。
一時は大和国を領するほどの寺勢であったが明治時代初めの神仏分離令・廃仏毀釈などで荒れたが、その後の努力で復興し、新しい興福寺の歴史を刻んでいる。
興福寺には3つの金堂があり、この建物は東に位置するので東金堂と呼ばれる。726年に聖武天皇が元正天皇の病気平癒を願って造立された。現在の建物は1415年の再建。
しかし、こうしてみるとこの日はいいお天気でしたねえ。