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ちょっとした幸せ♪

ちょっとした幸せをいっぱい感じたら、それが幸せ!!

お水取り

2005年12月22日 23時59分37秒 | 京都・奈良


奈良ライトアップツアーはバスを降りて、東大寺・二月堂へ。東大寺・二月堂と言えば、お水取りが有名ですね。しかし、松明が揚がって火の粉を散らして走る、火なのに何故お水?それを初めて知りました。

正式には、“修二会(しゅにえ)”といいます。修二会は、「旧暦の二月に厳修する法会」の意で、十一面観音の前で、人間日常の過ちを懺悔する行です。11人の練行衆(れんぎょうしゅう)が人々に代わり本尊に個人だけでなく国家や社会が犯した全ての罪や過ちをざんげし罪障の消滅とともに仏の加護を願うという、悔過を行い国家の隆昌を祈るものです。

“お水取り”は故事によれば、「修二会」創始の時、毎夜の神名帳奉読に応じて諸国の神々が競って二月堂に参り行法を祝福したが、若狭の遠敷(おにゅう)明神だけは釣りが好きで遅れてしまった。終わりごろやっと来て行法あまりのしばらしさに感激、遅れたお詫びに閼伽水を献納しようと言われると、白と黒の二羽の鵜が磐石を割って地中から飛び出し、そこから甘泉が湧き出して香水が充満した。そこで石で囲って閼伽井とし、毎年12日の夜半過ぎ、この香水を汲んでご本尊の観音さまにお供えすることとなった。この"お水取り”が“修二会”のクライマックスなのです。

二月堂へ上る階段入口には、お松明をかける曲がり釘とお松明に引っ掻かれて黒くなった壁を見ることができます。食堂(じきどう)もその入口にあります。練行衆は1日1食、一汁一菜の食事をお昼にとるだけであとは水一滴も許されません。しかも食事は少し残さなければならず、残したものは懐紙に包んで閼伽井の屋根に投げ鳥たちへの施しとするそうです。

これら、宿の方が案内してくださったのですが、とても分かりやすく感じのよいガイドでした。嫌味なく宿の宣伝もしていました(笑)しかもこのツアー、その時二月堂にいたのは私達だけ、独占です。貴重な体験をさせていただきました。

ぜひまたそこに泊まってお水取り、見に行きたいです。見物によい場所を教えてくださるそうですよ。

遊景の宿 平城
東大寺二月堂修二会
コメント (4)
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