『麦畑でランチをしませんか?』
ランチどこにしようか…ということで私が提案したのがこちらビヤホールライオン 銀座七丁目店。日本に現存する最も古いビヤホール。
2020年8~10月にテレビ大阪およびテレビ東京で放映していたドラマ「名建築で昼食を」その一話がこの銀座ライオンのビヤホールでした。
この建物は、1934(昭和9)年、初代の新橋演舞場なども手掛けた菅原栄蔵氏の設計。
正面の大壁面は、250色4万6千のガラスモザイクが使われ、ビール麦の収穫をする婦人たち、幸せの象徴であるアカンサスの花が描かれ、遠くに見える煙突は当時の恵比寿ビール工場と言われています。この原画も設計者が描いたのだとか。
装飾のコンセプトは『豊穣と収穫』
麦の穂を現した緑の柱、ビールの泡をモチーフにした白くて丸い照明。色付きなのはブドウをイメージ。
茶色の壁面と麦の穂の緑の柱。
ホール全体で豊穣の麦畑を表現している。
ホール全体で豊穣の麦畑を表現している。
反対側には窓があり、こちらは窓の代わりの壁画。上部に描かれた虫のいわれは謎らしい。謎なのが印象的でした。
ビヤホールの煮込み
調理長が生ビールに合うおつまみとして考案したビヤホール風の牛すじ煮込み。もうひとつドラマで食べていたビーフカレーは、平日限定のランチメニューなのだそう。
6種チーズのフラムクーヘン
フラムクーヘンは、アルザス地方の郷土料理で、ドイツ語で、フラム(炎)クーヘン(ケーキ)という意味らしい。薄焼きピザみたいな感じです。
カウンター周りはドイツから輸入した大理石が使われいる。
名建築めぐりとグルメのセット、またどこかへ巡りたいです。