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合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

恐怖

2011-12-13 12:29:46 | 日記

落語にもあるが、歌舞伎の怪談物は仕掛けにも、驚かされる。

怪談が、もてはやされるには、平和でなくてはならないらしい。

「恐怖感」は、実際に起こっていない実体験でないから、客観的に楽しむ(?)ことが出来る。

歌舞伎の世界で、男が女に化けて、演じることは、娯楽として楽しめることの、要素らしい。

なるほどと、目からうろこだった。

落語の怪談ものの、同じ要素で、客の心をつかむのかもしれない。

通学路の映画のポスターに、高校生の頃まで慣れずに苦労した。

大人になった今は、死体の話でも、怪談でも悪魔の話でも妖怪の話でも、平気になったが、

怖いもの見たさというより、感覚がマヒしたのかもしれない。

恐怖を感じることが少なくなった。

恐怖を食べて力をつけるのは悪魔だというが、悪魔なんていない、天国なんてないさと冷ややかな

者にとっては、恐怖さえ感じなくなる?

 

江戸歌舞伎の怪談と化け物

横山泰子

講談社・選書・ミチエ