誰でも、人生の主人公だと思っている。
芝居や、物語には、主人公がいて、脇役がいる。
しかし人生での主人公は自分。
芝居で脇役をしていても、自分の人生にとっては、あくまでも主人公。
自分の身の周りで、すべて回っていることに違いはない。
どんな、波が来ても、どんな障害に流されても、それは、自分の身に起こっていること。
流されていっても、それな、自分のこと。
泳いでいって、岸にたどり着けても、他人に助けられても、見捨てられても、自分の運命。
後悔しても、それは自分で招いたこと。
「希望は、高すぎては、達成しない。自分の身にあった希望を抱けば、願いはかなう」
おいう論には、賛成しかねる。
自分で到達するだろう、希望を設定するのでは、達成感は少なくなる。
ダメかもと思いつつ、希望を持って、努力をしてみれば、乗り越えるかもしれない。
乗り越えたいという希望を持つことが大切だろうと思う。
天井は、高いほど、達成した時の喜びは大きくなる。
このくらいと思ったら、それよりも高めに考えて取り組むのが良いと思う。
絶対、無理と思えることだっていいと思う。
努力して、努力して、でも到達できなかったとしても、登った階段は、現実として残る。
人生に時間がまだ、あったら今の足掛かりを基に次の目標になる夢を持てばいい。
自分の壁を破る人、破れない人
渡部昇一
三笠書房