さて今日は冬に合わせてこんな出だしにしました。
雪玉を投げたことがありますか?
ギュギュっと固めてから投げると遠くまで飛んでいくのに、軽く握ったくらいだと、
ぽとんと落ちてしまいます。
雪玉に石を入れた人がいましたが、これはぶつかるとかなり痛いです。
声を出すのも似ているところがあって、腹に力を入れて出すと、遠くまで飛ぶ声にな
ります。
口先だけで出すと、遠くまで飛びません。
芯のない声になってしまいます。
芯がないと声はヒョロヒョロになりやすくなります。
2階席まで飛ばせとか、遠くを見て声を出せとよく言われていると思います。
しかし、これは、背中を軽く押すように、あるいは、手をとって促すようにということなります。
力で声を押し出しても、遠くへは飛びません。
腹に力を入れる、あるいは横隔膜を下げるともいわれるように、ぎゅっと固めて解放すると、遠くへ飛ばす感じになります。
「わからないよ」と仰る方は、両隣また、前後の団員の声に集中してみてください。
耳をそばだてながら声を出すと、声は楽にでます。
そしたら、横隔膜を意識すると、芯のある声になります。
お試しください。