「演奏は山登り」
某指導者は演奏会をよく山に登ることに例えておられました。
某合唱団では、
「皆さんは、エベレストの麓にいます」と。
この言葉は、今でも練習時に耳奥で囁かれています。
演奏会が山の頂上を目指しているならば、演奏会の本番は頂上を制覇するということ
です。
山はエベレスト、マッターホルン、富士山などたくさんあります。
どの山を目指すのかは、合唱団の力を把握し、望みをどこへ持つかにかかります。
最低でも富士山くらいを目指したいと思いませんか。
演奏会という名前の発表会を目指さないでください。
合唱には団によって練習の組み立てがあります。
以下に私見を一例として紹介します
(期間は始めてから演奏会までをいうなれば3つ程度に分けて考えてます)
導入期 楽譜の音取り、設計の把握、等
反復期 団の目指すところの共有、曲への取り組み 等
完成期 歌いこみ(ここまで来たらほぼ暗譜も完了しているはず)
一人でも、丘を目指していたら、また練習計画が大幅に違っていたら山の麓で終わっ
てしまうことも起きかねません。
全員が、合唱団というパーティのメンバーです。
悔いの残らないように登頂すべく頑張りましょう。