旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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秋の気配 奈良・南山城の古寺(1)

2013-10-19 21:33:07 | インターネット・パソコン・デジカメ

 ということで、今日はカメラの会の企画で奈良・南山城の古寺へ。

 さて、下の写真だけで、どこのお寺だかわかるでしょうか。ちょっと唐招提寺の雰囲気に似てますね。
だけど違います。






 正解は新薬師寺。現在は大きな建物で残っているのはこのお堂ぐらいの小さなお寺ですが、最盛期には、今の奈良教育大学のキャンパスあたりまでを含む大きなお寺だったということです。

 ここは私は再訪、2回めになります。
 土曜日ですが、今日は天気も小雨模様で、時間も早めだったということもあり、拝観の人は少なく落ち着いた雰囲気でした。

 本堂入り口です。


 中には大きな独特の目、風貌の薬師如来と、それを守る塑像の十二神将像があります。「怒髪天を衝く」状態のバサラの像はよく知られています。私もとても好きな仏像の一つです。
 十二神将像は写真などで見るとなにかもっと大きいようなイメージをもたれやすいかと思いますが、実物はそんなに大きくはないですね。

 また、この塑像、よく見るとあちこちに当時の彩色が残っています。これを分析しCGで復元した画像が展示されていましたが、まあ、極彩色で、すごく派手。仮面ライダーや戦隊物をしのぐような色使いです。

 本尊をぐるりと取り囲むように十二神将像が配置されているような形も珍しいです。

 萩はそろそろ終わりです。


 奈良というと、なんとなく、こういうむき出しの土塀というイメージがあるのですが。


 お隣の神社の建物。ん?、この屋根の形はどこかで見たような・・・。そうだ、今城塚古墳出土の埴輪ですね。


 ということで、お寺のお隣にある入江泰吉記念奈良市写真美術館へ向かいます。

 入江泰吉氏はずっと奈良の写真を丁寧に撮り続けられてきた方です。この1枚を撮るのに、どれだけの時間と忍耐が必要だったろうか・・・、というような作品がたくさんあります。

 大きく伸ばした写真がたくさん展示されていてよかったです。

つづくよー。
コメント
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