滋賀銀行IRセミナー 琵琶湖ホテル
滋賀県立近代美術館のあとは、琵琶湖ホテルへ。
予約していたランチバイキングに行きました。
これです。
http://www.biwakohotel.co.jp/restaurant_menu/2016-9-1-30-kohan/
まあ、種類はそこそこいろんなものはあるのだけれど、「目玉」というか、
「これはすごくおいしいなぁー」というものがありませんな・・・。
タチウオの揚げ物はおいしかったかな。
スイーツ関係がちょっと甘すぎたり、ドリンク関係の種類が乏しかったり。
まあ、そんなに悪くないけど、良くもない。
2800円は、ややコストパフォーマンス的にはよくない印象でした。
窓からの風景。
山は比叡山。いつも見ているのを逆側から見ている感じ。湖にはビアンカという遊覧船が停泊中でした。
ということで、滋賀銀行のIRセミナーです。頭取さんがお話してくれました。
ホテル内の大きな部屋で、参加者は200人以上だったでしょうか。
平日の午後ということもありますが、例によって参加者は高齢の方が多く、私は多分最も「若い」方だっ
たと思います。
話を聞いての結論だけ先に書くと
「積極的投資対象として意識しづらい」
となります。
なんでか。
成長性が乏しいし、配当利回り水準も低く、株主優待も設定されず、保有する意味やメリットを見出しにくい
からですね。
だったら、別にメガバンクの三菱UFJを少しずつ買っておけばいいという感じです。
地銀なら、地元の京都銀行の方が相対的にましなようにも思いますし。
滋賀銀行は、地銀の中では、預金量は比較的多い方です。
元々は県庁所在地の大津ではなくて、近江八幡と彦根に本店があった銀行が合併してできています。
京都では京都銀行も、元々は京都市内の金融機関ではないですね。
今も京都市内は信用金庫の位置づけが大きく、信金で全国トップの預金量なのは京都中央信用金庫(中信)で、
預金量は滋賀銀行よりも少し多いです。
マイナス金利の影響の話も当然出ていました。
まあ、全般に経営は非常に厳しいという印象です。が、ここは前期は、株式の持ち合い解消の利益があったりして
最高益ではあるのです。→その利益が剥落するということや、全般の運用状況の厳しさもあり、今期は元々減益予想です。
あとで質問もしたのですが、住宅ローンなどはそれ単体ではほとんど利益が出ない水準だとか。
企業への貸出は、大企業へは(金利が安くなるということもあって)、さらに貸出を増やして、貸出の量の拡大を追求
するようなことではなく、地域密着の(利幅の取れる)中小企業への融資をしっかり行っていくということでした。
銀行としての運用も国債一辺倒ではなくて、外債や投資信託などで利回りを確保することを考え実行していくということ
も資料にありました。
「金融庁が発表した「金融レポート」では、人口減少の影響を受けて2025年3月期には6割以上の地銀で貸出業務の利益率が
マイナスになるとの推計が示された。」という記事が日経にありました。
で、再編期待から、地銀株は上昇していましたが、これは率直に経営環境の厳しさを示しているということでしょう。
滋賀銀行、配当は6円の安定配当でしたが、少し業績連動的な面も検討・実施していっているということで28.3は8円で
29.3予想は7円です。しかし、時価の配当利回りは1.5%以下で、水準は低いです。
株主優待について、サービス質問(?)で聞いてみました。
「三菱UFJや地銀でも、定期預金の金利上乗せなどの優待がある。株主優待は人気があるし、なにか地元に貢献するような
形も工夫して実施されてはどうか?」
→実施しているところでも、今後については考慮しているようなところもある。配当以外になにかできないか、優待も検討
はしているが・・・。というようなコメントで、積極性はほとんど感じられませんでした。
あと、特徴的なこととして、地元の「クラウドファンディング」のことが紹介されていました。
まあ、ほとんど利益にはつながらないけど、意味はある取組だと思って、自宅で検索してみましたが、なんのことはない、滋賀
銀行のサイトから、有名なセキュリテへのリンクが設定されていました。自社でプラットフォームま設定しているわけではないと。
てなことで、全般に魅力に乏しい印象でした。
京都と滋賀は経済的なつながりも強いので、いっそ、京都銀行との合併などはどうでしょうか。
まあ、預金量も多く、多くの京都本社企業の株式を保有し地銀屈指の株式含み益のある京都銀行だと、滋賀銀行としては
主体性は保ちにくいか。
だったら、隣県の福井はどうでしょうか。相互にそんなに支店を出店したりもしていないでしょうし、メリットもありそう
ですけどね。
今回の粗品はメモ帳とボールペン。ボールペンはロゴ入りで、例によってパイロットのBRG-10です。これ、書きやすくていい
ですが、採用しているところが多くて目立ちません。あ、画像にはうつってないです、ボールペンは。
あと、紙袋がしっかりしているので、オークションの発送に活用させていただきます。
それから、毎度そうですが、会場、聴衆からの質問というのがほとんどないです。今回は私だけでした。
このあと、証券会社の方からの話があるので、そちらを聞きにきているということでしょうか。
まあ、せっかく来ているのだから、あれこれ聞いてみたらいいと思うのですけどね。その方が印象にも残り、勉強にもなりますから。
個人的には、逆に証券会社の「チーフテクニカルアナリスト」様のお話には全く興味がないので、この時点で退室。
帰りは一般道1号線から、山科、外環というルートで戻りました。