ゾーン — 相場心理学入門(3)
1日1章か2章ぐらいずつ読んでいます。
一気に読むこともできますが、それだと内容が頭に入ってきません。
翻訳が直訳調であることもあり、言い回しが難しく、スッと理解しにくいのです。
訳がひどいとのコメントがアマゾンにわりとありましたが、それもわかる気がします。
じゃあ、わかりやすい「超訳」がいいのかといえば、それもまた疑問で、原書の持つニュアンスを損なう恐れもあります。
直訳調の文章の中から、自分なりにエッセンスを汲み取る努力をする方がいいのかもしれません。
このあたりは微妙ですね。
今、5章まで読んでいますが、テクニカル分析によるサイン等を有効なものとして半ば前提にしているようなところは
私としては疑問です。
が、
・勉強したとか知識が増えたからといって利益につながるとは限らず心理的な要因が重要
・マーケットのせいにしない
・自分で責任をとる
・直近の成績、成否に影響されない
といった指摘は、実際、そのとおりだろうと思いますし、首肯できます。
まあ、我々が生まれてから社会の中で普通に感じる感覚とかそれへの反応というのかせ、トレードをすすめていく上では
障害となることがあるというのもわかる気はします。
ただ、この5章までのところでは「じゃあ、どうしよう」という対処方法、対策等のついては具体的には触れられていません。
なお、本書の書名の「ゾーン」という言葉は、最近、わりと一般的に用いられるようになってきましたね。
特にスポーツの分野などでよくあります。昨日も松岡修造さんが言ってましたが。
言い換えると「明鏡止水」とか「無我」とか「無心」とか、そういうことでしょうか。
はい、先に進みます。