敗者のゲーム〈原著第6版〉 | |
クリエーター情報なし | |
日本経済新聞出版社 |
図書館本。図書館にリクエストして入れてもらった本です。
まあ、投資関連の書籍としては、「スタンダード」な一冊と言っていいでしょう。
旧版は私自身、以前に読んだ記憶があります。
読後感を一言で言うと「おまえの話はつまらん!」ということになります。
これは以前に大滝秀治さんがCMで言っていたセリフですが。
キンチョーCM (つまらん)
この本を
・面白いか面白くないか
・正しいか正しくないか
・ためになるかためにならないか
という3つの視点から考えると
「面白くない」、概ね「正しい」、「ためになる」となります。
機関投資家やファンドマネンージャーは長きにわたって市場をアウトパフォームするような運用を続けることはますできず、
勝負は、なるべく失敗、エラーをすくなくする「敗者のゲーム」にならざるをえず、
じたばたするよりも、低コストのインデックスファンドの方がよほどましで、
資産運用の成果は、一発当てることではなく、アセットアロケーション、資産配分のあり方の影響がずっと大きいと説く本書の内容は
全体として正しいし、知見として知っておいた方がいい内容ではあります。
が、面白くはないです。
面白いのは、素人でも日常の生活感覚の中から大当たり銘柄を選び出せることもあると説く、ピーター・リンチの「株で勝つ」など
の著作の方でしょう。が、素人がこれをうのみにしてあれこれ考えて売買してみても、それがうまく゜いく可能性は、皆無ではない
けれど非常に低いと思われます。
ただ、やり方によっては、小回りのきく個人投資家が有利に立ち回れる場面なり状況というのはないことはなく、
それを生かせる可能性は十分にあると考え、実践することは大事だとも思います。