IRセミナー 7164全国保証
昨日のIRセミナーの最初は全国保証でした。
株価は
こちら。
ここは2012.12公開で、公開時に公募株をもらって売却し10万弱程度の利益がありました。
そこから株価は堅調に推移し、公募価格の約4倍、違うわ、分割が入ってるのでさらに倍
までになっています。
全国保証って、なにを保証するかというと、金融機関に対して、住宅ローンの保証人
になりますよと、まあ、そういう仕組みで、そこのところに特化しているということに
なります。
金融機関が住宅ローンを組む。
で、全国保証はローンを組んだ人から保証金をもらって、もし、その人が住宅ローンを
払えなくなったら、それは全国保証が肩代わりして金融機関にローンを払いますということ。
(代位弁済)
で、ちゃんと住宅ローンを払ってくれれば、もらった保証料は丸儲けと。
まあ、オプション料みたいなイメージに近いかな。
で、独立系ということですから、金融機関としては、系列の信用保証会社を利用するよりも
リスクを回避、転化することができる。
で、もらった保証金はいきなり全部利益として計上するのではなくて、
ローンが普通に払われていけば、その分、全国保証が負担する可能性がある保証の部分は減少
していくわけで、この分を順次、利益として計上していくというわけです。
こうした形の積み上げがどんどんできていけば、その分、基本的には将来の利益の蓄積になる。
逆に住宅ローンのデフォルトが増加、頻発するように事態となれば、これはリスク要因でしょうけど、
目先的にはそんなにことはない。
誰でも彼でも、保証金を払えば保証しまうというけでは当然なくて、そこには与信管理のノウハウ
というのが当然必要です。
そこらを「はいはい、貸します。どうせ住宅は値上がりするしねー。」で極端なことになって
えらいことになったのが、米国のサブプライムローン。
まあ、日本のバブルも「あー、土地が担保になるなら、貸します、貸しますー、どんどん借りてね。」
状態ということで同じようなことでしょうか。
ここは、ストック型ビジネスということもありますし、とにかく全般に「堅い」というイメージでした。
ただ、逆に、ここから一気に業績が急伸するようなことも考えにくいです。
また「堅い」とはいえ、一本足打法はどうなのかなというところもありますが。
JPX400にも選定されているようですし、現在の株価で適正な評価となっている印象です。
PER15倍、配当+優待利回りは、100株では2%前半で、さして高いとも言えません。
投資判断的にはホールド。持っている人は持続で。長期保有で優待もグレードアップしますし。
ただ、新規に組み入れる魅力には欠ける印象です。相応の他にない独自性はいいと思いますが。
全体の下落に合わせて大きく下落するような場面があれば、ディフェンシブ的な意味で拾うのは悪くもない
かもしれません。
あー、そうそう、わからなかったのは保証料の水準です。
これはどういった要因で変化するのかなー。ローンを組んだ人の信用力によってかなり違いが出るのか?。
他に金利動向とかいったことも影響するのか、そこがよくわかりませんでした。
これは聞いてみようかな、IRの方に。
質問は紙に書いて出す形式で、このことは書いていたけど、司会の人が読み上げた質問には入りませんでした。
今回のIRは参加者が数百人とわりと人数が多く、直接、質問等ができる形ではなかったです。
三社まとめてというのはいいのですが、人数的にはこじんまりしていた方が、色々聞きやすかったりするので
嬉しいです。
えーと、ここのグッズは、名前入りのボールペンと、キッチングッズ(キッチンペーパーとかジプロック
みたいなのとか)でした。まあ、実用的でいいかなと思います。