投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識 | |
クリエーター情報なし | |
日本経済新聞出版社 |
20のうち17まで読みました。
やはりこの本はよいですね。
基本のスタンスがディフェンシブで、納得できる内容が多いです。
やはり良書であるとの認識は変わりません。
イケイケで勝負したい人は、なにをしんきくさいことを・・・という印象かもしれませんが、着実で安定感のあるディフェンシブな
投資をめざすのであれば、本書はかなり有益かと思います。
未読であれば、一読されることをおすすめします。図書館にも入っていることがあると思います。
2章では効率的市場仮説についてふれています。
実際に株式投資をして、日々、乱高下する株価変動を見ていれば、株価が常に効率的であるはずなどないことは自明のように思われますね。
本書では「効率的市場仮説」とかかわって以下のような記述があります。
「より効率的な市場はしばしば資産の価値を見誤るが、ほかの参加者と同じ情報をもとに動き、同じように心理的な影響を受ける個人が、
コンセンサスとは異なる、そしてより正確な見方を持ち続けるのは容易なことではない。だからこそ、市場がいつも正しいわけではない
にもかかわらず、主流の市場でアウトパフォームすることは極めて難しいのである。」
なるほど、確かにそうだろうなと思わされます。