遅いことは猫でもやる

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七年に一度の大祭 御柱祭(2)

2010-04-08 11:38:03 | 行ってきました
暖かい日差しが射す中、前半のハイライト木落しを見た我々は、後半の山場「川越し」
会場へ向かった。見物桟敷は一時間で入れ替えし次の客を入れる。


御柱の到着を待つ川越し会場

本宮一本目の柱が川を渡る

渡り終えた御柱は近くの安国寺 御柱屋敷へ入り5月の里引きを待つ

木遣り、ラッパ、掛け声が勇ましく響く中、御柱を引く。今回見た感じでは、有
名な「木落し」よりは、むしろいろいろ手順がある、「川越し」が面白かった。
先遣隊が雪解水の冷たい宮川を渡り、対岸に先回りした引き子へ、引き綱を渡す。
御柱は川の中に入った者と、対岸の曳き子が力をあわせ無事に川をわたっても、
今度は土手を上げるのにまた力が要る。前日に降った雨のせいで、柱の先が土にもぐり
動きにくくなる。その際メドデコは御柱を左右に揺らして、動き出しやすくする効果もあるようだ。


日差しは暖かいが、水は雪解けの冷たい水だ

この土手を上げるのが一苦労 前で曳く人と水中でメドデコを振る綱を引く人との協力だ


夕暮れ迫る宮川で一所懸命綱を引く

御柱を引くのも、勇ましいラッパのファンファーレだけでなく、木遣りの「お願
いだ~」の一節が力をためる絶妙な間合いになり、みんなが力をあわせる役割を
はたしている。二本目の柱に時間がかかり、予定の4本目は翌日に持ち越しとなった。


着水直前。もうすこしだ。


寒さ、冷たさ何のその、心合わせて柱引く

柱が動き出したぞー


早起きして、木落とし会場や川越し会場に間に合い、夕方5時過ぎまで祭りを楽
しんだ。法被は用意できていなかったが、振舞い酒も頂き(麗人の樽酒で)空きっ
腹に効いた。観光客も沢山いるが、圧倒的に地元の人たちのお祭りである。むか
し子供の頃楽しんでいた、お祭りの雰囲気が色濃く残っている。

振舞い酒を一緒にいただいた地元のおじいさん曰く、「都会から帰ってくる衆や、若い人は
勤めがあるので、この頃は天気が悪くても祭りはやってしまう。昔は晴れの日だけ
やって、一週間くらい御柱をやったものだ」と往事を懐かしんだ。70歳くらいの元気な人だ。

9~10日には上社の8本が会場を諏訪に移しておこなわれる。法被を用意して
参加する価値はあると思う。楽しいですよ。何せ七年に一度の大祭です。