刈谷青年会議所が創立50周年を迎えた。
会場は新装成った、1500人収容の総合文化センター大ホールである。
歴代理事長を壇上で紹介したいといわれ、出席をしてきた。
30代に血を滾らせた、懐かしい青春の組織である。
しかもこの団体が得意のセレモニーである。受付のお出迎えから、休憩室、説明
会、リハーサルと、本当に行き届いた応接を受けた。
セレモニー好きの本性で、ただ登壇して頭を下げるだけなのだが、完璧を目指し
てリハーサルを行う。何回もやり直し、細部まで行き届いた、念の入れようだ。
未来があるというのは羨ましく、また気持ちが良い。新しい時代は自分たちが作ってゆくのだ
という自負心が気持ちが良い。先ごろ出席した組合の総代会とは雲泥の差である。
リハーサル、本番でライトを浴びながら客席を見渡したが、これは芸人であれば
こたえられないシチュエーションだと思う。客席が満員ならば尚更だ。
たぶん現役メンバーはこんな気持ちで毎日を過ごしているのだろう。祝辞で民主
党の大西健介議員は「若さは才能である」といわれた。才能であるかどうかは議
論があるが、その時でなければ味わえない特質であろう。
少しだけ40年前に戻って若者と交流できた。