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お盆休み突入の10,11日山仲間(温泉登山部と称しているのですが)と、南アルプス・鳳凰三山へと向かった。
朝、6:45分には家を出て8:30にはスタート地点の青木鉱泉に着いていた。途中かなり細い山道のアプローチだったがなんとかすれ違う車もなく辿りつけた。久しぶりの山行である。
迷惑をかけないようにと、少なからず軽いトレーニングをしてきたが首尾やいかに。仲間は名古屋から来るので11時ころから登り始めるという。
体力を考え、我々二人は早めにスタートし、鳳凰小屋で合流と言う計画である。登り6時間という今日の工程で南アルプスの懐の深さを感じた。
青木鉱泉の駐車場は、ほぼ満車。2日分の料金を払い出発。ドンドコ沢のとっつきは堰堤工事中で迂回路がトラ柵で誘導されている。こんな山奥まで、アベノミクスの影響が出ている。
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登り始めてすぐ傾斜はきつくなり、沢を幾つか横切る。若い人たちのパーテイに幾組か追い抜かれる。年配の大きな荷物であえいでいた人を追い抜いた外は、沢筋で食事休憩をしていた若い3人組を通り過ぎただけで、ゆっくりしたペースで登る。背中の1Lの水とおにぎりもそんなに気にはならない。道は明瞭であるがさすが南アルプス。切れ切れで、整備はされていない。1時間半くらいの所で滝が見えてきた。ガイドブックにはないし、標識もない。2つ目の小さな滝も過ぎ、2時間弱の所で南精進の滝の標識、遭難碑があった。ロープを頼りによじ登ると、堂々とした水量豊富な滝が落ちている。滝の横で休憩。凍らせて持ってきたペットボトルの水が、ちょうど溶けてきて冷たく美味い。
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そこから更に1時間、木々の間に咲く名も知らぬ高山植物を愛でながら登る。11時45分、同行の家人が太股の痛み(足痙り)を訴える。中休止して足を伸ばす。おにぎりを一つだけ食す。12時出発、鳳凰の滝の標識現れる。下ってくる人に聞くと、この上はなかなか厳しい上りが続く、特に五色の滝付近はけわしいとおっしゃる。15分歩いた時、2度めの足痙りに見舞われる。相当痛そう。ここで登りを断念して下ることにする。
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仲間に連絡しようとするが、携帯に出ない。少し慎重に下るがそのうち慣れてきて、又登ろうかと言わんばかりだが、再々発しては大変と、そのまま降り続ける。件も案外厄介である。南精進の滝脇にある、この山道唯一のベンチ(遭難碑脇)に腰掛け、そろそろ後続組が来ても良いがと、待っていたら、向こうから三人組が来た。久しぶりの再会を喜びながら、事情を説明し、リーダーに「我々は下る、山小屋には断りを入れた」と報告をし、「健闘を祈る。万一撤退するようならば、連絡ください。折角だから我が家に寄ってください」
と言葉をかけ別れた。いくつか沢を渡る所で、休憩している人や、降りてくる人に出会ったが、皆相当に消耗していて足元がふらついている人もいた。
我々は時間がたっぷりあるので、高山植物を楽しみながら下った。
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下りも意外に滑ったりして足に来たが、堰堤の傍で電話が入り、「我々も足に故障が発生したので下りる」と連絡が入る。
青木鉱泉2時半到着。缶ビールとコーラで乾杯しようと準備していたら、もう到着して顔が見えた。「では山小屋でやる予定だった、宴会を我が家でやろう」と一路我が家へ。その晩は楽しい宴となった。何処へ行くかより、誰と行くか、が楽しさを決めるというのは本当だ。
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前回の本沢温泉といい今回といい、アクシデントが発生するのは、やはり年齢のせいだろう。これからはより慎重にならねば。