遅いことは猫でもやる

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大高源吾の歌碑

2019-02-01 06:54:06 | 雑感


両国橋の袂に、筆太の文字が刻まれた歌碑がある。「日の恩や忽ち砕く厚氷」と読めるのだが誰の句か、何の句かよくわからない。帰ってパソコンで検索してみると、忠臣蔵で活躍した大高源吾の句だという。

意味は<太陽のお蔭で、積年の厚く張った氷が、たちまち融けました。我々赤穂の浪士一同、お蔭さまで本懐をとげて、積年の恨みを、すっかり晴らすことができました> というものらしい。

日の恩というのは、吉良邸の隣家が助太刀もせず、通報もしなかった。おかげで討ち入りは成功した。ということらしい。
源吾は子葉という雅号を持ち、俳諧を得意としていた。

討ち入り当日、俳諧の師匠宝井其角と両国橋の上ですれ違い、其角が「年の瀬や 水の流れと 人の身は」と発句すると「あした待たるる その宝船」と源吾が付け句する、有名な場面がありますが、これはどうも創作らしいといわれています。なんにしても、忠臣蔵はよくできた物語で日本人の心に響くようにしつらえてあります。