唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
F1 モナコGP開幕
いよいよ明日、F1伝統の一戦モナコGPが開幕だ。F1モナコGPはインディ500、ル・マン24時間レースと並ぶ世界3大レースに数えられ、表彰式には今は亡きレニエ大公、グレース王妃も臨席していた格調高いGPだ(注:他のGPは金曜日のフリー走行で熱戦の火蓋が切られるが、モナコGPは木曜スタートがこれまた伝統である)。
コートダジュール沿い、モンテカルロ市街地のガードレールをかすめて走り抜けるコースはF1サーキットの中で最もテクニックを必要とするコースと言われり、ここで数多くの勝利を手にしたドライバーはモナコ・マイスターと呼ばれる。1960年代のグラハム・ヒル(1996年のチャンピョン、デーモン・ヒルのパパだ)1990年代のアイルトン・セナ、そしてミヒャエル・シューマッハなどがその名誉を授かっている。
名勝負が展開されることでもこのモナコGPは知られている。郷秋<Gauche>的最右翼はなんと言っても1992年のセナとマンセルの死闘だ。2位セナに圧倒的なリードを築きながら残り10周でスローパンクチァーを感じたマンセルがピットイン。タイヤ交換の間にセナがトップに立つも、圧倒的に速いウイリアムズのマンセルがあっという間にテール・トゥ・ノーズ。マンセルはノーズを左右に振ってセナにプレッシャーをかけるがセナは動じない。
その4年前のレースも凄かった。セナが2位プロストに50秒以上のリードを築きながらも残り12周というところでトンネル手前のコーナーでまさかのクラッシュ。これもまた歴史に残る一幕。
伝統のモナコGPに我らがBARホンダ、佐藤琢磨の姿がないのはチト寂しいが、若いアロンソ、ライッコネンそしてミヒャエル・シューマッハ、三つ巴のレースに期待しようではないか。フジテレビではいつもより早く22:55からの放送だ。各々方、くれぐれも見逃さぬようにな!
今日の1枚は勿論、マクラーレン・ホンダMP4/4。フロントノーズにはカーナンバー12が書き込まれているから、モナコのトンネル入り口でクラッシュしたセナのマシンだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )