児童・生徒・学生

 私はクルマで通勤している。最寄の青葉台駅まで歩いて、電車を2回乗り換えればオフィスにたどり着けないこともないけれど、これだと1時間。ところがクルマだと10分なのだな。エコ・コンシャスな郷秋<Gauche>ではあるけれど、こんなわけでクルマ通勤なのである。

 さて、その僅かな通勤時間の車中で聞いているのは81.3、J-WAVE。朝はジョン川平氏ナビゲートのGOOD MORNING TOKYO、帰りはピストン西沢、秀島史香両氏のGROOVE LINEだ。

 で、今朝のGOOD MORNING TOKYOの中でカビラ氏がこんなことを言っていた。「児童・生徒・学生の皆さんは今日は学校ですね」と。小学生・中学生・高校生・大学生のことを実に正しく表現していたので驚いた。普通は中学生・高校生・大学生をひとからげにして「学生さん」と言うところである。ちょっと気の利いた人が中学生を「生徒」とは呼んでも、高校生はやっぱり「学生」だな。

 ところがところが、小学生・中学生・高校生・大学生を指す呼び方は、実は法律で決まっているのである。

 学校教育法第23条において、小学生は「児童」、同39条により中学生は「生徒」と称することが定められている。高校生については明確な規定は見当たらないが同第44条において「生徒」という呼称が使われ、大学生については同様に同第55条において「学生」という呼称が使われている。ちなみに幼稚園児については第80条において「幼児」という呼称が使われている。整理すると次のようになる。

  大学生・・・・・学生
  高校生・・・・・生徒
  中学生・・・・・生徒
  小学生・・・・・児童
  幼稚園児・・・幼児

 くれぐれも高校生を「学生」と呼んだり、小学校の「生徒」と言ったりといった間違いをしないように。言葉・用語は正しく使いましょう。

 それにしてもカビラ氏、教員採用試験の勉強でもしたことがあるのかしらん?
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