郷秋<Gauche>のお薦め文具 その1

 世の中には、知っていれば便利な物が結構ある。大げさな物ではなくホンのちょっとしたお助けグッズだ。文具の類に多いかな、というわけで今日はこんなものをご紹介。

 A4のコピー用紙を30穴のルーズリーフに変身させるパンチである。もう20年以上前からあるからご存知の方、お使いの方もおられるだろうが、初めて見る方にはどう使うのか写真からでは想像がつかないかも知れないな。

 右手の定規のようなものが「ゲージ」で、ゲージと用紙に噛み付いているのが「パンチ」だ。

 まずは、左綴の本の表紙をめくるようにゲージの青い部分を上げて、口を開けたゲージに穴を開けたい用紙を差し込み、用紙が突き当たったら開いていた青い部分で紙を挟み込むようにパタリと閉じる。

 閉じた青い部分とベース(黒い部分)には磁石が仕込んであるので挟んだ紙は動かなくなる。この状態のゲージの手前側を右手で掴むとゲージのベース左側部分が用紙から離れる。離れた部分をクルリと右手の下側まで回して指で掴む。

 用紙を挟んだゲージを右手に持ったまま、左手でパンチを持ちゲージの青い部分に5箇所ある凹みにパンチの凸部分を合わせてセットする。パンチを握る手に力を入れて穴を開ける。


 一度に開く穴は6つ。ゲージの凹にパンチの凸を合わせてパンチ、これを5回繰り返しゲージから用紙を抜き取ると、あ~ら不思議。用紙の左端にパンチ穴が30個ずらりと並んだA4サイズのルーズリーフの出来上がりである。

 実際に穴を開けるのは簡単だけれど文字だけで説明しようとすると、難しいぞ!これが国語の試験だったら60点取れずに再履修だな。トホホ。

 最近ではプリンターで打ち出したものやコピー物が多くなり、手書き中心のルーズリーフの出番が少なくなっているけれど、これならA4サイズにコピーやプリントされたものをルーズリーフのバインダーに綴じて利用することが出来る。勿論A4よりも小さなメモ用紙にもパンチすることも出来るから、大切なメモがどこかに紛れてしまうこともなくなる。

 この30穴パンチは一度使うと手放せなくなるほど簡単便利な優れものなのです。

カール事務機器  ゲージパンチ GP-30
穿孔能力:5枚
サイズ:A4(30穴)対応
カラー:ブルー/イエロー/レッド
税込価格(本体価格) 2,415 (2,300)
*B5(26穴)用のGP26もあります。
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