2008年、トヨタは勝つつもりらしい

 FMotorsports F1によれば、7日に東京都内で開催した2008年モータースポーツ活動発表会の席上、渡辺捷昭社長が「F1ファンの皆様に初優勝の感動味わってもらいたい」と発言。念願の初勝利に意欲をみせたということである。

 郷秋<Gauche>も10日程前に、今年のトヨタはまずまずの仕上がりであるというようなことを書いたが、優勝するためには、フェラーリの2台とマクラーレンの2台、そしてBMWとウィリアムズ、レッドブルの6台の内の3台くらい、つまり6、7台のマシンを抜き去らなければならない。あるいは何らかの理由でこの6、7台がレースを離脱するような、特殊な事態になるとか。

 F1は参加することに意義があるのではなく、今は下位を走るチームであっても、いつかは表彰台を、更には優勝を目指してチームもドライバーもしのぎを削っているのである。だから、渡辺社長、勝ちたいと思う気持ちはわかる。2008年には自動車(市販車)の世界で名実共にNo.1になるであろうトヨタが、いつまでも中位を走る、その他大勢でいるわけにはいかないこともわかる。

 しかしだ、シーズン前のテストでたった一度、トゥルーリがトップタイムを記録したからと言って、18回のレースで、いるも先頭を走れるなんて思ったら大間違いだ。
 まっ、社長としては「今年も中団の中で良いところを見せたいと思っています」なんてコメントするわけには行かないか。
 
 例によって記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、芽吹きの時を待つ木。いっけん冬枯れのままに見える雑木林も、良く見ると春の準備が既に整っていることに気づきます。
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