今年も結局はトップ3とその他大勢なのか

 2008年F1第2戦、マレーシアGPが終わった。結果はご存知の通りフェラーリ/ライッコネンの優勝。初戦では思わぬトラブルに泣いたライッコネンが10ポイントを獲得し年間チャンピョンレースのボードに上がる事が出来たが、コンストラクターズ・ポイントではマッサのリタイヤにより、マクラーレンはおろかBMWにも大きく水を空けられることとなった。

 優勝こそライッコネンのものとなったが、日曜日に誰よりも速やく周回したのはBMWのハイドフェルドであった。終盤のハミルトンの猛追をしのぎ殊勲の4位でフィニッシュしたトヨタのトゥルーリであるが、レース中の最速ラップタイムはハミルトンのコンマ685遅れ。5グリッド降格がなければ、マクラーレンの前を走ることは適わないタイムである。

 結果は10位とポイント獲得には程遠い結果のホンダ/バトンだが、意外なことにレース中の周回タイムは4番手となかなか良いところを見せていた。逆に苦しいレースとなったのがルノーとウィリアムズだ。コースによって速かったり遅かったりするマシンでは、シーズンを通してコンスタントにポイントを稼ぐ事は出来ない。

 どんなコースでも確実の上位を走る事が出来るのはやはりフェラーリとマクラーレン、続いてBMWの3チーム6台。上位6台がほぼ確定とすると、残る2つの椅子(ポイント圏内)をトヨタ、ウィリアムズ、ホンダ、ルノーそしてレッドブルの10台で取り合う熾烈なレースが繰り広げられるというのが2008年残りの16戦の概況となるのだろな。
 
 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、雑木林の芽生え。これから約1ヵ月、森はありとあらゆる緑のバリエーションで私たちを楽しませてくれます。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )