トヨタ、航空機事業に参入

 自動車メーカー世界一の座を事実上手に入れた(2008年末には名実共に世界一となることだろ)トヨタが、今度は航空機事業に参入する。

 ホンダが100%自社開発の6人乗りのビジネスジェットで航空機事業に参入したのに対して、トヨタは三菱重工業が小型ジェット旅客機(MRJ)の開発・製造のために設立する会社に対して100億円程度の出資をすることでの参入となる。二者二様であるが、実にそれらしい選択ではある。

注:MRJについては、ネットで検索する他、郷秋<Gauche>が書いた2つの記事も参考にしていただければ幸いである。-->こちらこちら

 MRJに関するニュースでは、昨秋には搭載エンジンにプラット・アンド・プラットニー(H&P)を選定、年が変わり2月には主要コンポーネントメーカー5社を選定、更には複数の航空機メーカーの業界団体に加盟するなど、来るべきローンチに向けて着々と準備を進めている。

 ローンチのためには少なくとも100機程度の受注が必要だとされているが、ANA、JALのみならず欧米の複数のエアラインもMRJに関心を示しているというから、正式なローンチ決定の朗報も遠からず聞けるものを大いに期待したいところである。

 ちょっと待て、90-70席クラスのリージョナルジェットを持たないANAはともかく、系列のJ-AIRでボンバイディアCRJを運行し、2009年にはエンブレル170を導入するJALがMRLに色目を使っていると言うのはどういうことだ?

 50席のCRJはともかく、78席のエンブラエル170はMRJとまったく同じクラスだ。似たようなクラスで3機種も運行したんじゃ効率悪過ぎだろう。エンブレルは国策旅客機MRJ登場までの繋ぎということなのかな?
 
 例によって記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、梅に次いで見頃を迎える、椿。
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