初戦はハミルトン

 気温35度、路面温度も50度を越すという過酷なコンディションの中でスタートが切られたF1 2008年の第1戦は、フェラーリの2台が戦線離脱、セーフティーカーが3度も投入されると言う波乱の連続であったが、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンが荒れたレースとはまったく関係なく、難なくこれを制した。

 レースの概況は信頼のおける他のサイトで確認いただくとして、ここでは郷秋<Gauche>的ポイントをピックアップしておきたい。

 一昨日、今シーズンのテールエンダーはSAF1とトロ・ロッソ書いたが、予選ではベッテルが10番グリッドを獲得し、早くも郷秋<Gauche>の予想を裏切ってくれた。決勝レースではアクシデントで姿を消したベッテルに代わり、18番手スタートのブルデーが終盤4位を走るなど大健闘(結果は3周を残してマシンを止めるが7位完走扱い)。どうやら今シーズンは中団を走れそうである。

 ホンダもなかなか良いところを見せ、バリチェロがポイント圏内を走るが3度目のセーフティーカー導入のタイミングでの給油が審議対象となり、結果は失格。ただし、マシンはそこそこのポテンシャルがあるようで、次戦以降が楽しみである。

 トヨタもなかなか良いところを見せたがアクシデントとトラブルで2台とも完走できず。ただし、決勝レース中のタイムはマクラーレンの2秒落ちで、ポイント圏内を走ることは出来ても表彰台には程遠いところである。

 さて、ウィリアムズ。ニコが3位表彰台、一貴が6位と幸先の良い開幕戦となった。一貴は2度のノーズ交換という不運のなか、落ち着いたレース運びではあったが、レース中のファステストはニコから1秒5の遅れを取っている。今後の課題と言えるが、レース後のインタビューをしっかり英語でこなしていたあたりは琢磨以降の「第二世代」を感じさせる頼もしいものであった。

 長かったシーズンオフを経て開幕した2008年シーズン、次戦が待ち遠しいところであるが、マレーシアGPがすぐ一週間後とに控えていると言うのは、何とも嬉しい限りである。
 
 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、昨日恩田の森で撮影したものの中から、すみよしの森で咲いていた水仙。横浜では正月前から咲き出すこともある早春の花です。そろそろ主役の座を交代する頃となりました。
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