唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ストロボのディフューザーに関するQ&A
「成瀬のマー君」さんから、こんなDMをいただきました。
最近、クリップオンストロボをこっそり(?)入手しまして、仲間との飲み会等々で使っております。先日、乾杯のシーンでバウンスだ!と発光部を斜め上方に曲げたら天井が真っ黒!撮れた写真は闇夜のカラス。気を取り直して素直に直射に戻すとテカテカの影だらけで明るい部分が白飛び。光を柔らかくするにはディフューザーなるものが有効とのこと。自作するのも面白いですが、市販も含め効果が得られる方法やサイズはどのくらいなのでしょうか?市販のものは半透明のビニールを被せるタイプと、半透明プラスチックの四角い箱状のものがあるようですが・・・。お忙しいところ申し訳ありませんがアドバイスを頂けましたら幸いです。
郷秋<Gauche>は里地・里山での撮影が多いので普段はストロボをほとんど使いませんが、最近は時々講演会などの撮影を依頼されることもありますので(室内での撮影を主としている方には笑われるかも知れませんが)その時の経験を踏まえて次のようにアドバイいたしました。同様のお悩みをお持ちの方が結構多いようですので「成瀬のマー君」さんのお許しをいただいて、ここに転載することにいたしました。
>市販のものは半透明のビニールを被せるタイプと
これはソフトボールくらいの大きさのものです。出来るだけ球形になるように工夫して口のところを絞りこんでゴムを入れれば良いので自作も可能だと思います。その都度、クシャクシャにしたトレーシングペーパーを輪ゴムやセロハンテープで止めても代用できます。昔の漫画に出て来るおばあちゃんやお地蔵さんが被っている帽子の小さなものをストロボの首が曲がるところまで被せる感じです。
>半透明プラスチックの四角い箱状のもの
ストロボの形状がそれぞれですので、専用の物が各メーカーから発売されています。しかしメーカー純正品は結構高価なので、私はアメリカ製の安(い)物を使っています。勿論純正品対応でモデル毎に専用の物が用意されています。
前者が理想的な球面状になっていれば一番良いのではないかと思いますが、実際にはクシャクシャになってしまい「理想的」状態を常時保つのは難しいものです。後者はいつも四角い同じ形をしていますので、飛び切り良い時も無い変わりに、飛び切り悪いときも無いという感じでしょうか。同じ条件で撮り比べた事がないのでどちらが良いのか、申し訳ありませんが確実なことは郷秋<Gauche>には云えません。
収納・携帯性は当然ですが如何様にも折りたためる半透明のビニール製が断然有利です。ストロボを買い換えても使い回しが効きます。半透明プラスチックの四角い箱状の物はストロボを買い換えたらこちらも買い替えになることでしょう。ちなみに郷秋<Gauche>が使っているものは、ストロボの頭に被せたまま専用のケースに収納できますのでそれ程かさ張ることはありません。
デジタルカメラの場合には、ストロボを使わずにISO感度を思い切り上げて撮影すると云う方法も選択肢の一つです。宴会の時の記念写真だとするとプリントして参加者全員に差し上げる事も多いのではないかと思いますが、L判、KG判程度であれば画面の「荒れ」もそれ程気にならないのではないかと思います。ただし、この方法の場合には事前に自宅でご家族などをモデルにどの程度の感度まで使えるのかテストしておくことをお勧めします。
また本番の撮影の時にも、シャッタースピードが遅いので「(坂本)竜馬になった気分で暫く息もせず身動きしないように」と事前にアナウンスします。酔っ払い相手だと結構ウケます(^^)。この場合、撮影者が手振れを起こしては様になりませんので、せめて一脚は用意したいところです。室内での記念撮影ですから広角レンズを前提に云えば、VR(手振れ補正機構)付きのレンズなら1/15秒、VR無しでも1/30秒なら3、4枚撮っておけば1枚は使えるショットがあると思います。ただしこの場合には、WB(ホワイトバランス)には気を付けてください。白い紙を用意して事前にマニュアルでWBを取っておけば完璧です。
また飲食店の場合、営業中の店内が暗くても、実は調光器で明かりを絞っている場合がほとんどですので、お店の方に「記念写真を撮りたいので明るくならない?」と聞いてみるのも良いと思います。100%(全開)にしてもらうと1/30秒以上で切れる事が多いと思います。
今日の一枚は郷秋<Gauche>愛用のストロボセット。実は同じストロボをもう1台持っています。D300は本体内臓のストロボをメインにしてワイヤレスリモートで複数のストロボを制御できるので購入したのですが、上の写真のように机の上での撮影にはありきたりの蛍光灯スタンドライトを二つ使うのが一番簡便かつ効果的なことが判り、二台同時の出番はほとんどない昨今です(^^;。
最近、クリップオンストロボをこっそり(?)入手しまして、仲間との飲み会等々で使っております。先日、乾杯のシーンでバウンスだ!と発光部を斜め上方に曲げたら天井が真っ黒!撮れた写真は闇夜のカラス。気を取り直して素直に直射に戻すとテカテカの影だらけで明るい部分が白飛び。光を柔らかくするにはディフューザーなるものが有効とのこと。自作するのも面白いですが、市販も含め効果が得られる方法やサイズはどのくらいなのでしょうか?市販のものは半透明のビニールを被せるタイプと、半透明プラスチックの四角い箱状のものがあるようですが・・・。お忙しいところ申し訳ありませんがアドバイスを頂けましたら幸いです。
郷秋<Gauche>は里地・里山での撮影が多いので普段はストロボをほとんど使いませんが、最近は時々講演会などの撮影を依頼されることもありますので(室内での撮影を主としている方には笑われるかも知れませんが)その時の経験を踏まえて次のようにアドバイいたしました。同様のお悩みをお持ちの方が結構多いようですので「成瀬のマー君」さんのお許しをいただいて、ここに転載することにいたしました。
>市販のものは半透明のビニールを被せるタイプと
これはソフトボールくらいの大きさのものです。出来るだけ球形になるように工夫して口のところを絞りこんでゴムを入れれば良いので自作も可能だと思います。その都度、クシャクシャにしたトレーシングペーパーを輪ゴムやセロハンテープで止めても代用できます。昔の漫画に出て来るおばあちゃんやお地蔵さんが被っている帽子の小さなものをストロボの首が曲がるところまで被せる感じです。
>半透明プラスチックの四角い箱状のもの
ストロボの形状がそれぞれですので、専用の物が各メーカーから発売されています。しかしメーカー純正品は結構高価なので、私はアメリカ製の安(い)物を使っています。勿論純正品対応でモデル毎に専用の物が用意されています。
前者が理想的な球面状になっていれば一番良いのではないかと思いますが、実際にはクシャクシャになってしまい「理想的」状態を常時保つのは難しいものです。後者はいつも四角い同じ形をしていますので、飛び切り良い時も無い変わりに、飛び切り悪いときも無いという感じでしょうか。同じ条件で撮り比べた事がないのでどちらが良いのか、申し訳ありませんが確実なことは郷秋<Gauche>には云えません。
収納・携帯性は当然ですが如何様にも折りたためる半透明のビニール製が断然有利です。ストロボを買い換えても使い回しが効きます。半透明プラスチックの四角い箱状の物はストロボを買い換えたらこちらも買い替えになることでしょう。ちなみに郷秋<Gauche>が使っているものは、ストロボの頭に被せたまま専用のケースに収納できますのでそれ程かさ張ることはありません。
デジタルカメラの場合には、ストロボを使わずにISO感度を思い切り上げて撮影すると云う方法も選択肢の一つです。宴会の時の記念写真だとするとプリントして参加者全員に差し上げる事も多いのではないかと思いますが、L判、KG判程度であれば画面の「荒れ」もそれ程気にならないのではないかと思います。ただし、この方法の場合には事前に自宅でご家族などをモデルにどの程度の感度まで使えるのかテストしておくことをお勧めします。
また本番の撮影の時にも、シャッタースピードが遅いので「(坂本)竜馬になった気分で暫く息もせず身動きしないように」と事前にアナウンスします。酔っ払い相手だと結構ウケます(^^)。この場合、撮影者が手振れを起こしては様になりませんので、せめて一脚は用意したいところです。室内での記念撮影ですから広角レンズを前提に云えば、VR(手振れ補正機構)付きのレンズなら1/15秒、VR無しでも1/30秒なら3、4枚撮っておけば1枚は使えるショットがあると思います。ただしこの場合には、WB(ホワイトバランス)には気を付けてください。白い紙を用意して事前にマニュアルでWBを取っておけば完璧です。
また飲食店の場合、営業中の店内が暗くても、実は調光器で明かりを絞っている場合がほとんどですので、お店の方に「記念写真を撮りたいので明るくならない?」と聞いてみるのも良いと思います。100%(全開)にしてもらうと1/30秒以上で切れる事が多いと思います。
今日の一枚は郷秋<Gauche>愛用のストロボセット。実は同じストロボをもう1台持っています。D300は本体内臓のストロボをメインにしてワイヤレスリモートで複数のストロボを制御できるので購入したのですが、上の写真のように机の上での撮影にはありきたりの蛍光灯スタンドライトを二つ使うのが一番簡便かつ効果的なことが判り、二台同時の出番はほとんどない昨今です(^^;。
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