弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

新聞を購読していますか。止めようと思っています。

2011年06月28日 | 政治、経済、社会問題

みなさん日刊新聞を購読されていますか。

昔は、朝日新聞と日経新聞をとっていましたが、
かなり以前から日経新聞だけにしました。
朝日新聞は立場がはっきりしていましたし、読売新聞などもそれぞれはっきりと
していました。

日経新聞は経済面が当初は中心で、それだけに何か中立的なものを感じて
ここ10年以上は日経だけになっています。

ただ、最近、日経新聞も立場がはっきりせず、ただ中立でないことだけは事実で
変に偏っていると感じるようになりました。

そして、日本の大新聞は要は本当のことを書かないものだとわかってきました。
特に、いわゆる、当局側にあるものについては、嘘だとわかっていても鵜呑みにし
発表をそのまま伝えるだけです。
きれいに整理されていはいるが・・
きれいに整理されているだけならいいのですが、嘘を、真実であるかのように伝えていると
すると、それこそ問題です。

何のために新聞を読むのか。
やはり事実を知るためです。もし、間違っていても、しかも間違っていることを知りながら
何も問題にせずにあたかも事実であるかのように伝えているとすると、
何のための新聞なんだろうと、ふと疑問になりました。

最近はネット等で情報を得ることが多く、新聞を読まなくなりました。
ネットの情報も私はどちらかというとアメリカとかイギリスのものを見ています。
私は日本はネット社会としては遅れていると思います。
WEB版をみても日本のものは項目だけで掘り下げがありません。
ですが、アメリカやイギリスではWEBだけで詳細がわかります。
そして、日本のことも、今回の東日本震災や福島原発についても
海外の情報の方が正確で詳細でわかりやすく早かったです。
日本の新聞等に対する信頼をなくしました。

また、中東の動きなど、日本ではほとんど報道されていません。
全くの内向きです。

一番危険なことはこういう新聞等になれてくると、いつの間にか洗脳されてしまう
ということです。
それが一番怖いです。
つまり、これまでは新聞が本当のことを書いていないのはわかっているでも
実害ないならいいじゃない、と思っていました。
ところが実際は、刷り込みを通して、無意識のうちに信じさせられているということで
実はとんでもない害があるのだとわかったからです。
それに、本当のことを知る別の手段があり、容易に利用できるからです。

ということで新聞をとるのをやめてみようかなと考えています。

直接のきっかけは、以下のWEB上の翻訳記事(毎日と思います)でした。

米紙、日本の原発安全神話に皮肉 PR施設「ファンタジー」
 【ニューヨーク共同】
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は24日、福島第1原発事故に
関連し、日本には原発の「安全神話」があると指摘、大金をかけた宣伝活動や教科書を
使った学校教育を通じ、官僚や政治家が国民に原発の安全性と必要性を信じさせた
と報じた。
 また、各地の原発に併設されたPR施設を取り上げ「ファンタジー(夢想)でいっぱい」
と皮肉った。
 こうした施設を調査した学者の話を基に、かつては「技術の話に興味がある成人男性」
を対象にした簡素な施設が、チェルノブイリ原発事故を機に若い母親の不安を払拭する
ことを狙って「凝ったテーマパークに装いを変えた」とした。

もとのニューヨークタイムズの記事はつぎのようなものです

子供や女性向きにテーマーパーク風に楽しく、安全であるかのような舞台設定を
行って、感じさせるのですね。
9枚目の写真の説明部分では、ロボットは事故の存在を前提をしている、
ロボットを紹介するなどは安全神話に反する。
だからロボットは必要などない、
ロボットの研究などできないということになるとあります。

私が一番ショックを受けたのは、外国の新聞のWEB版
[ニューヨークタイムズはアメリカでは尤も権威のある新聞の一つである)には、こういう
わかりやすい写真で説明しているのに、
日本の一流新聞では、一切見たことがないということなのです。

毎月たかだか4000から5000円ですが、金額の問題ではありません。
嘘を刷り込むためにわざわざお金を払い、時間を費やす必要はないのではと
考えるからです。

もうひとつ、新聞ではいわゆる専門家がいろいろな意見を書いています。
でも、そういうことは、専門家は事例を引用したりなどしてそれらしく
纏めてはいますが、素人でもわかっていることです。
むしろ一番知りたいことは、どうしたら、菅総理や民主党の政治家ににやらせること
ができるのか、あるいは止めさせることができるのか、ということです。
具体的なやり方については何も書いてありません。
私たちが知りたいのは、実現させるにはどうしたらであり、結果を出すことです。

このニューヨークタイムズの写真とその説明をみれば、
みんな騙されていること、巧妙に仕組まれていることに誰だって気がつきます。
そして、原発の危険性に気がつきます。
何かあったときのためにロボットが必要だとわかります。
どういうロボットを作ればいいのかも考えます。
その過程でいろいろな不都合なことも出てくるはずです。
でてくれば、人間、なんとかしなくてはと考えるようになります。
こういうことが、具体的な実現の方法です。
そして、これ以上やるのは難しいとなれば、止めるしかないとの結論に自然にいきつきます。
なんとか克服できれば、注意つきで、やればいいという結論になるはずです。
おのずから、道が見えてくるのです。

ということで、間違った考えを刷り込まれる新聞の購読を止めようと思っていますが、
皆さんはどうなさっていますか。ご意見お寄せ下さい。