このタイトルでの記事も今回で8回目の投稿です。今回は、白内障手術体験記━①となります。
ネット上で検索すれば、歯が浮くような良い事ばかりしか書いていませんので、あえて疑問点やネガティブな側面から書いて見ます。
あくまでも個人的な感想ですからね。 ただ、僕のような慎重派は同じように感じるかもしれません。
まず、白内障という病気が、40代から発症するようになったのはつい最近の事でしょうね。僕は50代で発症です。
これは、待合室で待っている人や、同じ日に手術を受けた人(僕の場合は同じ日に13人でしたよ。白内障だけでは無いとは思いますけどね。)のあくまでも外見からの推測です。
その当たりの事は、個人情報?なのか絶対に病院は教えてくれません。くれませんがなんとなく肌で感じるものです。
白内障に関しては、6人~8人はいたと思います。どうしてわかるかと言うと、皆を集めて一斉に薬などの説明をされるからですよ。
そうすると、50代は僕一人・・・。後の方は全員年金受給年齢に達した人ばかりでした。
なので、話をする相手もいませんでしたよ・・・・(笑い)。正直まわりはご年配の方ばかり・・・。
この具体的な数字はあくまでも、入院手術をされた方の話です。日帰り手術を受けた方が何人いたかはわかりません。
何が書きたいかというと、少し失礼な書き方になるかもしれませんが、ある程度年金で生活が成り立ち、ある程度周りの方もお年寄りだから・・・と、何をするにも大目に見てくださる立場の病気だったという事です。
人の死はいつ訪れるかはわかりませんが、少なくとも後20年以上生きないと、今現在の平均寿命に到達しない僕と、すでに平均寿命に到達している方々も同じ扱いという事です。
これは、病院とかの問題では無くて、健康保険適応医療制度の問題です。つまり、保険適応で選べる人工レンズが単焦点レンズしか選択肢が無い・・・この事が、その後の生活に大きく影響するのですが・・・。
レンズ選びは最も重要な事なんですが、僕の場合は始めの段階から、保険適応外の人工レンズの選択枝はありませんでした。
これは、金銭の問題では無くて、蓄積されたデータに基づいて、安全性と術後の生活を考えての医学的な判断でした。
具体的には、僕の場合は軸性の強度近視に強い乱視が合わさっていた・・・。乱視用の多焦点レンズはまだ開発されていな?し、かなりの個人差があるために、術後の不具合が圧倒的に多いそうです。
ちなみに今日、保険適応外の人工レンズ、多焦点は両眼で80万以上、さらに近・中・遠の多焦点人口レンズも認可されました。こちらは金額は不明。
選択肢が無かった僕。視力が出れば、健康体と判断です。しかし、その見え方による生活の質(眼科ではQOLと表現)はかなり落ちます。
この落ちるというのは、単焦点レンズの場合、ほんとうに焦点の合っている一部分しか見えないのです。写真で言えば、マクロモードで撮影して特定の一部しかピントが合わない状態。当然それ以外の部分はぼやけて写ります。
人によるとは思うのですが、僕みたいに軸性の強度近視の場合は、そうなる率が非常に高いのではないかと思います。
なぜなら、他の人(同じ日に手術を受けた)は、同じ単焦点レンズでも結構見える範囲(前後の)が有るみたいな事をいってましたから・・・。
ネガティブな事ばかりでは無くて、良い点も挙げてみます。
良い点は、「この落ちるというのは、単焦点レンズの場合、ほんとうに焦点の合っている一部分しか見えないのです。写真で言えば、マクロモードで撮影して特定の一部しかピントが合わない状態。当然それ以外の部分はぼやけて写ります。」と書きましたが、視野全体がクリアに見えるという点だけです・・・。
後は、裸眼でいられる時間が増えた事です。物心ついた時(小学校2年生くらいには)には、すでにメガネ生活でしたから、半世紀近くメガネ生活だったわけです。
メガネが耳の上と、鼻の上に乗っかっていない感覚のすばらしさを今味わっています。
ここで、また大きなデメリットをどうしても書かないと・・・。それは、メガネ経験が長い方の共通点かもしれませんが、
無意識にメガネをあげる動作をしてしまうのです。
これは、強度近視のレンズはプラスチック製でもそこそこ重さがあるので、どうしても鼻からズレ落ちてきます。ズレ落ちてきたら、メガネを上に指で軽く持ち上げる動作をするんですね。
イメージは、エバンゲリオンのシンジの父ゲンドウが、メガネを指で持ち上げる動作です。
人工レンズになっても、目の表面の湿り具合(ドライアイと関係)で、見え方が変わって来ます。そうすると、ついついメガネを上げる動作をしてしまいます。 体は、メガネがズレ落ちて、見えにくくなったと勝手に判断するんですね。
それで、どうなるか・・・ここが重要です。
メガネを上げようとするのですが、そこにはメガネはありません。当たり前ですね裸眼ですから・・・。
そうなるとどうなるか? 指で目頭の辺りを押さえる事になる・・・。この動作、人工レンズ装着後には大敵なんです。
無意識に自分の指が目を直撃なんですよ・・・。これはたまりません。
最悪は人工レンズの位置が変わってしまいます。 そうならない為に、退院時に目を保護するメガネを頂くのですが・・・
家の中くらいは開放感に浸りたい・・・。この悪循環わかりますか?
次回は、術後の目の保護という側面で書いて見ます。 これだけ細かく書いた体験記も少ないと思いますよ。
ネット上で検索すれば、歯が浮くような良い事ばかりしか書いていませんので、あえて疑問点やネガティブな側面から書いて見ます。
あくまでも個人的な感想ですからね。 ただ、僕のような慎重派は同じように感じるかもしれません。
まず、白内障という病気が、40代から発症するようになったのはつい最近の事でしょうね。僕は50代で発症です。
これは、待合室で待っている人や、同じ日に手術を受けた人(僕の場合は同じ日に13人でしたよ。白内障だけでは無いとは思いますけどね。)のあくまでも外見からの推測です。
その当たりの事は、個人情報?なのか絶対に病院は教えてくれません。くれませんがなんとなく肌で感じるものです。
白内障に関しては、6人~8人はいたと思います。どうしてわかるかと言うと、皆を集めて一斉に薬などの説明をされるからですよ。
そうすると、50代は僕一人・・・。後の方は全員年金受給年齢に達した人ばかりでした。
なので、話をする相手もいませんでしたよ・・・・(笑い)。正直まわりはご年配の方ばかり・・・。
この具体的な数字はあくまでも、入院手術をされた方の話です。日帰り手術を受けた方が何人いたかはわかりません。
何が書きたいかというと、少し失礼な書き方になるかもしれませんが、ある程度年金で生活が成り立ち、ある程度周りの方もお年寄りだから・・・と、何をするにも大目に見てくださる立場の病気だったという事です。
人の死はいつ訪れるかはわかりませんが、少なくとも後20年以上生きないと、今現在の平均寿命に到達しない僕と、すでに平均寿命に到達している方々も同じ扱いという事です。
これは、病院とかの問題では無くて、健康保険適応医療制度の問題です。つまり、保険適応で選べる人工レンズが単焦点レンズしか選択肢が無い・・・この事が、その後の生活に大きく影響するのですが・・・。
レンズ選びは最も重要な事なんですが、僕の場合は始めの段階から、保険適応外の人工レンズの選択枝はありませんでした。
これは、金銭の問題では無くて、蓄積されたデータに基づいて、安全性と術後の生活を考えての医学的な判断でした。
具体的には、僕の場合は軸性の強度近視に強い乱視が合わさっていた・・・。乱視用の多焦点レンズはまだ開発されていな?し、かなりの個人差があるために、術後の不具合が圧倒的に多いそうです。
ちなみに今日、保険適応外の人工レンズ、多焦点は両眼で80万以上、さらに近・中・遠の多焦点人口レンズも認可されました。こちらは金額は不明。
選択肢が無かった僕。視力が出れば、健康体と判断です。しかし、その見え方による生活の質(眼科ではQOLと表現)はかなり落ちます。
この落ちるというのは、単焦点レンズの場合、ほんとうに焦点の合っている一部分しか見えないのです。写真で言えば、マクロモードで撮影して特定の一部しかピントが合わない状態。当然それ以外の部分はぼやけて写ります。
人によるとは思うのですが、僕みたいに軸性の強度近視の場合は、そうなる率が非常に高いのではないかと思います。
なぜなら、他の人(同じ日に手術を受けた)は、同じ単焦点レンズでも結構見える範囲(前後の)が有るみたいな事をいってましたから・・・。
ネガティブな事ばかりでは無くて、良い点も挙げてみます。
良い点は、「この落ちるというのは、単焦点レンズの場合、ほんとうに焦点の合っている一部分しか見えないのです。写真で言えば、マクロモードで撮影して特定の一部しかピントが合わない状態。当然それ以外の部分はぼやけて写ります。」と書きましたが、視野全体がクリアに見えるという点だけです・・・。
後は、裸眼でいられる時間が増えた事です。物心ついた時(小学校2年生くらいには)には、すでにメガネ生活でしたから、半世紀近くメガネ生活だったわけです。
メガネが耳の上と、鼻の上に乗っかっていない感覚のすばらしさを今味わっています。
ここで、また大きなデメリットをどうしても書かないと・・・。それは、メガネ経験が長い方の共通点かもしれませんが、
無意識にメガネをあげる動作をしてしまうのです。
これは、強度近視のレンズはプラスチック製でもそこそこ重さがあるので、どうしても鼻からズレ落ちてきます。ズレ落ちてきたら、メガネを上に指で軽く持ち上げる動作をするんですね。
イメージは、エバンゲリオンのシンジの父ゲンドウが、メガネを指で持ち上げる動作です。
人工レンズになっても、目の表面の湿り具合(ドライアイと関係)で、見え方が変わって来ます。そうすると、ついついメガネを上げる動作をしてしまいます。 体は、メガネがズレ落ちて、見えにくくなったと勝手に判断するんですね。
それで、どうなるか・・・ここが重要です。
メガネを上げようとするのですが、そこにはメガネはありません。当たり前ですね裸眼ですから・・・。
そうなるとどうなるか? 指で目頭の辺りを押さえる事になる・・・。この動作、人工レンズ装着後には大敵なんです。
無意識に自分の指が目を直撃なんですよ・・・。これはたまりません。
最悪は人工レンズの位置が変わってしまいます。 そうならない為に、退院時に目を保護するメガネを頂くのですが・・・
家の中くらいは開放感に浸りたい・・・。この悪循環わかりますか?
次回は、術後の目の保護という側面で書いて見ます。 これだけ細かく書いた体験記も少ないと思いますよ。