走り梅雨真っ只中の当地です。 間違いなく世界は言論統制とエリート層の発言が優先されるSF映画そのものになってきました。
「ワクチンで「黒幕が人類管理」「人口削減が狙い」…はびこる陰謀論、収束の妨げにも」だとさ。ヤフーヘッドラインから。
さてここで考えてみましょう。薬にはベネフィットもあれば、その反対ロス(一般には危険性)も必ずあります。薬の注意書きにも必ず書いてあります。
僕は喉の粘膜や体の粘膜が弱いので、以前ならお医者さんが、頼めば抗生剤を処方してくれました。所がです。今は抗生剤も処方してくれません。非常に抗生剤の処方が難しくなった。その原因は、長年による安易な抗生剤の処方により耐性菌が増えた為に、クリニックなどでの処方が非常に難しくなったというわけです。もちろん高熱が出て明らかに感染症の疑いがある場合は別でしょうけど、ちょっとした風邪に似た症状とか、化膿が少ない傷などでは処方してくれません。いつしかそうなりました。処方された場合でも、以前なら2週間分いただけたのが5日分とか、保険診療で処方される日数も制限されているのが現状です。おまけに処方される薬は、薬局でジェネリックにされてしまいます。
僕は経験上、ジェネリック薬品が効きにくい事を知っています(特に抗生剤に関しては)。薬価を抑える意味でも、ジェネリックが何故か推奨され、知らないままにジェネリックに薬がすり替えられる。特に拘らなければその流れです。もちろんジェネリックでもよろしいか?と尋ねられますが、その奥にある深い意味合いを知る人は少ないでしょう。 特許が切れた薬品は安価だが、効果もそれなりという事です。先発会社はやはり特殊な技術を後発会社に渡さないのです。抗生剤でそれをやられると細菌も耐性菌になりやすい。詳しい先生は、抗生剤に関してはジェネリックは勧め無い先生もおられます。効かない事は無いが、人によっては予後が悪いからです。
人類が初めてカビから抗生物質を作り出してから何年が経ちましたか? その間に細菌は恐ろしい進化を遂げて、現在では多剤耐性菌までも普通に存在しているのですよ。しかも、それらの菌はごくありふれた細菌です。生物兵器で有名な炭疽菌とかでも無い。普通の常在菌が変異して多剤耐性菌になるんです。 この菌の話は25年以上前の話です。その当時の介護の現場の話です。 通常免疫のある人には無害でも、高齢者には危機となる菌。25年経った今でも撲滅は不可能なはずです。 これが、ロス(被害)です。 直ぐには結果が表れない大きなデメリット。性感染症の多くも既存の抗生剤では効かなくなってきています。水虫でさえも薬が効きにくくなってきていますよ。生物の細胞内でしか増えることが出来ないウイルスなら、なおさら耐性や変異も起きやすいでしょうね。
もう一つ、現在はドラッグストアでも、抗生物質の含まれている軟膏を処方箋なしで買う事が出来ます。僕も時々使いますが、やはり効き目が悪い。 不思議なのはその薬は20年以上前は、そう有名なファイザー社が作っていた薬です。含まれている有効成分・抗生物質は同じです。でも今はほとんど効果が無い。 当然製造は他社へ移っています。
目先の1~2年を見れば、確かに効果があるかも知れない。でも、長い年月で効かなくなるのが薬です。
僕が思うに、メリット、デメリットも半々。ベネフィット、ロスも半々。
しかるに、ワクチンの効果ばかりが報道される現状では、不信感を抱かれて当然です。必ずデメリットは存在します。
ちなみに僕は、酷い薬剤アレルギーを持ってしまいました。これも抗生剤の強烈な副作用ですよ。
医者は患者に御免でおしまいです。患者は生涯そのロス(薬剤被害)を負うことになる。これが事実です。一旦生まれた拒否反応(副作用)は消えません。