ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

飲食や観光業 高齢、障害者へのもてなし学ぶ

2016年10月20日 03時05分38秒 | 障害者の自立

11月から研修会

 高齢者や障害者、妊婦への接遇を学ぶユニバーサルサービス研修会が11月、武雄市を皮切りに県内4会場で開かれる。接客機会の多い飲食・観光業関係者らが対象で、誰もが安心して快適に出かけられる社会づくりを目指す。県主催で、参加者を募集している。

 研修会では、全国ユニバーサルサービス連絡協議会(東京)の紀薫子代表と小林晶子理事を講師に迎え、つえや車いす利用者、視覚・聴覚障害のある客への接し方を学ぶ。車いす利用者や妊婦の疑似体験をする演習もある。日程は11月10日=武雄市文化会館▽11日=サンメッセ鳥栖▽21日=唐津市民会館▽22日=グランデはがくれ(佐賀市)。いずれも午後2時から4時半まで。

 参加無料だが、事前の申し込みが必要。各会場とも開催1週間前に締め切る。問い合わせは県民協働課、電話0952(25)7068。

2016年10月19日   佐賀新聞


タクシー乗降介助「当たり前に」 静鉄などドライバー育成

2016年10月20日 02時56分25秒 | 障害者の自立

 高齢者や障害者らの乗降介助をタクシーの標準サービスにしようとする取り組みが、静鉄タクシー(静岡市駿河区)が中心になり静岡県中部で始動した。背景にあるのは、高齢化社会の本格的な到来。介助を「運転手なら誰でもできる当たり前のサービス」と位置付けて研修を重ねる。競合他社にも呼び掛けながら業界の地位向上を目指している。
 静鉄タクシーは6月から毎月、ユニバーサルドライバー研修を開催している。自社だけでなく、県タクシー協会中部会の会員事業所の運転手も対象。高齢化に伴う利用者の減少傾向を踏まえ、営業区域全体の質を高めようとする狙いがある。
 静鉄タクシーは最近まで、介護保険法に基づく通院等乗降介助のサービス提供に必要な介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の修了を運転手に奨励していた。ただ、タクシー業務に特化した資格ではない上、介護業務に関する計画策定や報告書作成などの事務負担も大きく、制度に頼らないサービスの充実へとかじを切った。
 同社の浅場岳人営業課長は、高齢者の増加に伴う財源の不足から、将来的に乗降介助が介護保険制度の適用外になる可能性を指摘。「高齢者や障害者、妊婦ら全ての乗客に対して責任を持ち、目的地まで安全に送り届けることは、本来のタクシー業そのもの。普遍的なサービスだ」と強調する。
 同社の運転手は約320人。2016年度中に約3割が研修を修了する見込みで、18年度末までに全運転手の受講を目指している。

 <メモ>ユニバーサルドライバー研修 全国福祉輸送サービス協会と全国ハイヤー・タクシー連合会が推進する教育研修制度。1日7時間の研修で高齢者や障害者の接遇や介助の基本を習得する。県タクシー協会によると、県内の乗務員数は約7千人。そのうち約500人が研修を修了している。

静鉄タクシーが開催しているユニバーサルドライバー研修。運転手は体が不自由な人の乗車を疑似体験する

2016/10/19   @S[アットエス] by 静岡新聞


盲導犬・介助犬・聴導犬…「補助犬」への理解深めよう

2016年10月20日 02時41分32秒 | 障害者の自立

 公共施設や飲食店、スーパーなどの施設に、盲導犬など補助犬の受け入れを義務付けた「身体障害者補助犬法」(補助犬法)が施行されて来年で15年。しかし、補助犬の同伴を拒否する飲食店や医療機関もまだあり、トラブルも少なくない。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、外国人や高齢者、障害者など、すべての人に「優しいまちづくり」への機運が高まる中、一層の理解が求められている。(服部素子)

病院で拒否

 兵庫県尼崎市の会社員で全盲の深谷佳寿さん(45)は今年9月、会社の健康診断を受けるため、同市内の病院に行ったところ、盲導犬の同伴を拒否された。

 病院に入り、11階にある健診センターへ向かうため、エレベーターに乗ろうとしたところ、病院職員に「犬は同伴できません」と止められたという。

 深谷さんは、補助犬法の内容や、今年4月に施行された障害者差別解消法でも補助犬の同伴が認められていることを説明した。しかし、病院側は盲導犬は警備室で預かり、病院スタッフが深谷さんを健診センターへ案内するという「病院のルール」を主張。深谷さんはやむなく、盲導犬を預けて健診を受けたという。

犬は体の一部

 補助犬の同伴を拒否された体験のある人は少なくない。NPO法人「日本補助犬情報センター」(横浜市)が、昨年の9~12月に実施した補助犬ユーザーを対象にしたアンケート(回答数48人)によると、飲食店などで同伴を拒否された経験があるのは、66%に上った。このうち、47%の人は、医療機関でも同伴拒否された経験があると回答している。

 深谷さんにとって「盲導犬は体の一部も同然」。病院で健診を受けている約1時間は、「盲導犬がどう扱われているか気が気でなかった」と振り返る。

 深谷さんはその日、改めて電話で病院側に法律の順守を申し入れた。病院側には当初、動物を介して感染する感染症などへの不安があったが、厚生労働省の見解などを確認した上で、受け入れ態勢を検討。2週間後には病院のホームページで「身体障害者補助犬の受け入れについて」という方針を公表し、受け入れはもちろん、来院者にも理解を求めた。

 日本補助犬情報センターの橋爪智子事務局長(43)は病院側の対応はスピーディーだったとしながらも、「同伴拒否は、犬だけでなく、ユーザーである障害者の拒否でもある」と指摘する。「2020年までに補助犬同伴拒否がゼロになるよう、啓発に改めて力を注ぎたい」と話す。 

各地で啓発

 啓発活動は各地で行われている。

 「補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬の3種類。補助犬法で認定された障害者のパートナーです」

 10月1日、大阪市北区の阪急うめだ本店で厚労省主催の補助犬啓発イベントが開かれた。盲導犬、介助犬、聴導犬がそろって登場。介助犬が手足に障害のある人の靴や靴下を脱がせたり、聴導犬が目覚まし時計の音に反応して耳の聞こえない人を起こしたり、といったデモンストレーションを、買い物客らが熱心に見守った。

 介助犬ユーザーの兵庫県西宮市の木村佳友さん(56)は「盲導犬ほど知られていないので、『介助犬』と表示したケープを着せていても、ペットと間違えられて同伴を拒否されることがある」と話し、「補助犬には3種類がいることを知ってほしい」と訴えた。

 厚労省社会・援護局の秋山仁・障害福祉専門官は「同伴拒否の根底にあるのは、補助犬法の周知不足。不特定多数の人に周知の裾野が広がるよう啓発を工夫したい」と話している。

盲導犬、介助犬、聴導犬(左から)がユーザーと一緒に参加した補助犬啓発イベント=大阪市北区

盲導犬、介助犬、聴導犬(左から)がユーザーと一緒に参加した補助犬啓発イベント

2016.10.19   産経ニュース


子ども食堂で恩返し 川崎で地元の若者が運営に協力

2016年10月20日 02時33分09秒 | 障害者の自立

 貧困家庭の子どもらに定期的に食事を提供する「子ども食堂」が先月、在日コリアンなどが多く暮らす川崎市川崎区にオープンした。配膳などを無償で手伝う若者たちを束ねるのは、地元で生まれ育ち、調理師専門学校に通う男性(18)。進路で悩んだときに背中を押してくれた地域の人たちに恩返ししたいという。 (小形佳奈)

 「この地域の子どもたちの気持ちは、ここで育った自分たちが一番分かる」

 男性は、周りの人たちから、親しみを込めて「ヒロ」と呼ばれている。

 先月二十九日の第一回「桜本こども食堂」。午後五時に開店すると、すぐに五つのテーブル(計二十五席)がほぼ埋まった。親子や子どもたちが、それぞれの卓で談笑しながら鶏の唐揚げなどをほおばる。お盆に載せて食事を運ぶヒロさんはそれを笑顔で眺め、時折座って話し込んだ。さまざまな料理が盛られた食事は小学生以下百円、大人二百円。用意した六十食が売り切れた。

 会場は川崎区桜本の障害者就労支援施設。運営する社会福祉法人「青丘社(せいきゅうしゃ)」は、同じ地区にある在日外国人と日本人の交流施設「ふれあい館」の管理も担い、塾に通う経済力がない中学生の学習支援などをしている。ヒロさんも中学時代、ここで受験勉強を見てもらった。

 「食事の提供だけではなく子どもたちの悩みに耳を傾けたい」。約二年前から、ヒロさんはふれあい館職員と子ども食堂の構想を温めてきた。授業があるため、買い出しや調理には関われないが、調理師の卵として、栄養バランスを考えたレシピや、アレルギー対策、食材などの発注に責任を持つ。

 四人きょうだいのヒロさんが「自分の家が経済的に厳しい」と気付いたのは中学二年のころ。非正規雇用の両親のため、社会人の姉が自宅に毎月まとまった額を入れているのを知った。市立高校時代、「卒業後は調理師学校に進みたい」と思う一方で「家のためには就職した方がいいのか」と悩んだ。この時、ふれあい館の職員の助言で、無利子の奨学金を借り、アルバイトをしながら調理師学校で学ぶ道が開けた。

 川崎市の中で川崎区は生活保護の受給世帯の割合が比較的高い。「今をギリギリで生きている人たちに手を差し伸べないと、いい社会にはならない。つらい時に『助けて』と言える場所にしたい」。ヒロさんは表情を引き締めた。

 二回目の桜本こども食堂は二十日午後五~八時、障害者就労支援施設「ほっとカフェ」(川崎区桜本一の八の一〇)で開催。年内は三週間に一回、木曜日に開かれる。問い合わせは「ほっとスペースマナ」=電044(589)3108=へ。

<子ども食堂> 地域の大人が無料や安価で子どもに食事を提供する食堂。子どもの貧困や居場所のない不安定な実態が知られるにつれ、急速に広まった。「こども食堂ネットワーク」(東京都渋谷区)によると、2012年、大田区で「気まぐれ八百屋だんだんこども食堂」を開いた近藤博子さんが名付け親とされる。同ネットワークは昨年4月、7カ所でスタートしたが、現在は首都圏を中心に145カ所に増加。子ども食堂は全国で300~400カ所あるとみられる。

子どもたちに食事を届ける桜本こども食堂のヒロさん(中)

2016年10月18日   東京新聞

 
 

 


視覚障害克服72歳 フルに挑む

2016年10月20日 02時27分45秒 | 障害者の自立

 明日19日のスポーツ報知(東京本社版)は、視覚障害を抱えながらフルマラソンに挑む2人のランナーを取り上げてます。
 佐藤利和さん(72)=写真中央=は今月30日のしまだ大井川マラソンに出場。今回で245回目のフル完走に加え、70代で3時間50分切りを目指すアスリートです。酒井香波さん(23)は初ハーフとなった16日のタートルマラソンを2時間3分16秒でフィニッシュ。来年4月のかすみがうらマラソンで、いよいよ初フルにアタックします。
 「当分はサブフォーにこだわりたい」と佐藤さん。先月のリオデジャネイロ・パラリンピックの女子視覚障害者マラソンで銀メダルに輝いた道下美里選手(39)を尊敬する酒井さんは「行動あるのみです」と気合十分でした。

2016年10月18日    スポーツ報知