ゴエモンのつぶやき

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夜のコザ 車いすで乾杯! 沖縄市が初の居酒屋ツアー企画

2017年02月13日 03時21分55秒 | 障害者の自立

 「夜は怖いと思ったけれど、にぎやかで楽しい」。玉寄菜々美さん(24)は車いすのまま沖縄県沖縄市の商店街「一番街」などを散策し、笑顔を見せた。初めてのビールはちょっと苦かった。

 障がい者にも気軽に居酒屋などを楽しんでもらおうと、市や福祉団体などが10日、コザの「ナイトツアー」を初めて開催した。40人が参加し、昼とは異なる顔を見せるコザの街を、参加者は目を輝かせながら巡った。

 実行委員会の桑江澄子委員長は「街に出て地域の人と交流してほしい。いろんな体験をしてほしいというのが願いだ」と参加者の笑顔に姿に目を細める。

 10日午後6時ごろ、ツアー参加者が沖縄市のミュージックタウン音市場に続々と集合。好奇と不安の入り交じった表情で、親しみのなかった夜の街に繰り出した。

 ツアーでは市職員らが居酒屋などを紹介。参加者は「千ベロって何ですか」などと次々と質問。一番街などを通過する際は店舗などを物珍しそうに見ていた。

 数軒の店を見終わった後、それぞれで相談して行きたい店を決めることに。「どこに行く?」「何食べようか」。相談には少し時間がかかったが、入店後は料理を満喫した様子だった。

 仕事以外では外に出ることが少ないという肢体不自由の鹿川京介さん(20)は、焼き鳥のぼんじり串を初めて食べた。「焼き加減がいいね。おいしい」とにっこり。「いろんなところを巡れていい。朝とは違う雰囲気だ。こういう企画が続いてほしい」と話した。
 案内役を務めた市障がい福祉課の松田寿通さんは「障がい者の皆さんに楽しんでほしいというのはもちろんだが、一緒に出歩くことでバリアフリーの状況や課題を確認することもできる」と意義を強調した。

 ツアーは12月3~9日の障害者週間の一環。期間中は市役所のロビーなどで作品展示や商品販売をしていたが、障がい者がより主体的に参加できる取り組みを求める声もあり、ツアーを企画した。

乾杯をする沖縄市「ナイトツアー」の参加者

2017年2月12日   琉球新報


ブラサカGKに元J榎本達也氏、あるぞ東京パラ

2017年02月13日 03時13分41秒 | 障害者の自立

 元東京GKの榎本達也氏(37=現東京普及部コーチ)が11日、千葉市内で行われた視覚障害者らによる5人制サッカー(ブラインドサッカー)の日本代表強化合宿に初参加した。高田敏志監督からオファーが届いて実現。20年東京パラリンピックを見据えての招集で、自国開催で初のメダル獲得を目指す日本代表にとって、大きな戦力になりそうだ。代表は3月20日にさいたま市でパラリンピック4連覇中のブラジルと対戦する。

 元Jリーガーの大型GKが5人制サッカー日本代表の合宿にいた。選手20人のうちGKは5人。身長190センチの大柄な榎本の体格はひときわ目を引いた。初日から主将の川村怜のことを「怜!!」と呼んで指示するなど選手とコミュニケーションを積極的に図った。しかし、アイマスクをしてシュートを放つ選手や鈴入りのボールに悪戦苦闘。ミニゲームではゴールも奪われた。榎本氏は「初日でボールも慣れないし、ルールすら知らない真っ白な状態。これまでのサッカーとはまた違います」と振り返った。

 97年に横浜入り。元日本代表GK川口の陰に隠れて3年間出番がなかったが、長身を生かしたハイボールの強さと精度の高いキックを武器として04年には2年連続Jリーグ年間優勝に貢献した。昨年12月に現役引退を発表した際、真剣にサッカーと向き合ってきたことに「後悔はない」としたが、20年間のプロサッカー生活については「後悔ばかりです」とコメントしていた。現在は、東京普及部コーチとしてサッカー教室などに携わっている。

 5人制サッカー日本代表は15年アジア選手権で4位に終わり、パラリンピック初出場を逃した。当時GKコーチだった高田監督が15年11月に監督に就任し、強化体制を一新。技術、メンタル、フィジカルなどの健常者の知見を取り入れたサッカーを目指している。

 榎本氏の合宿参加も親交のある高田監督が打ち出す強化の1つだと考えられる。GKは健常者が務めるため、元Jリーガーの参加となれば、20年東京大会でメダル獲得を目指す代表にとって大きな戦力となる。榎本氏は今後について「監督が決めることなので何とも言えない」と話した。高田監督は榎本氏のことについては明言を避けたが、高田ジャパンの強化は着実に進んでいる。【峯岸佑樹】

 ◆榎本達也(えのもと・たつや)1979年(昭54)3月16日、東京都生まれ。6歳でサッカーを始める。浦和学院高から97年に横浜入り。99年ワールドユース日本代表。横浜では元日本代表GK川口の陰に隠れ3年間出番がなかったが、01年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)最優秀選手を受賞。神戸、徳島などでもプレーして15年に東京に加入。16年12月に現役引退。J1通算223試合に出場。190センチ、82キロ。血液型O。

 ◆5人制サッカー 視覚障害者の選手4人と健常者か弱視者のGK1人でチームを編成。鈴入りのボールを使用。選手にボールやゴール位置を知らせる「コーラー」が相手ゴール裏から指示を出し、音を頼りにプレーする。コートはフットサルとほぼ同じ広さで、ボールが両サイドを割らないようにサイドライン際に壁が設置されている。前後半25分ハーフ。国内競技人口は約400人。「ブラインドサッカー」の呼称で知られる。パラリンピックでは04年アテネ大会から実施。昨年のリオ大会では脳性まひの選手による7人制サッカーも行われたが、東京大会では5人制のみとなる。

ブラサカGKに元J榎本達也氏、あるぞ東京パラ 

ブラインドサッカー日本代表強化合宿のミニゲームでGKを務める元東京の榎本達也氏

[2017年2月12日   日刊スポーツ


5月に全国盲学校囲碁大会 大船渡・碁石海岸

2017年02月13日 03時03分28秒 | 障害者の自立

 大船渡市で「囲碁のまちづくり」に取り組む碁石海岸で囲碁まつり実行委員会(木谷正道委員長)は10日、同市で5月14日に「全国盲学校囲碁大会<大船渡大会>」を初開催すると発表した。視覚障害者用に開発された碁盤を使い、国内と台湾の視覚支援学校8~12校から生徒が出場の予定。実行委の支援で、視覚支援学校で囲碁人気は熱を帯びており、囲碁の聖地として大船渡の存在感を高める。

  5月13~15日に開く「第4回碁石海岸で囲碁まつり」内で開催。名勝・碁石海岸にちなみ、同市で5月14日は「碁石の日」に位置付けられており、昨年のまつりにも参加した台湾の視覚支援学校の生徒数人を含め、8~12校から出場者が集う見込みだ。

 実行委は、全国67の視覚支援学校のうち、現時点で22校に目の不自由な人用に開発された碁盤「アイゴ」を寄贈。視覚障害者が楽しみ、他者と競えるゲームが少ない中、人気が高まっている。

 

【写真=「全国盲学校囲碁大会」の展望と決意を語る(右から)柿島光晴代表理事と木谷正道委員長】

2017/02/11)   岩手日報


「アールブリュットは文化を結ぶ」 滋賀で国際フォーラム印刷用画面を開く

2017年02月13日 02時53分59秒 | 障害者の自立

 障害者など専門的な美術教育を受けていない人たちによる芸術「アール・ブリュット」の国際フォーラムが10、11の両日、大津市のびわ湖大津プリンスホテルで開かれた。世界各地から芸術関係者らが参加し、既存の芸術の枠にとらわれないアートの捉え方などをテーマに意見を交わした。

 社会福祉法人「グロー」(近江八幡市)や滋賀県などでつくる実行委が主催し、今年で2回目。7カ国から参加があり、タイやオーストラリアでのアール・ブリュットの活動報告など多彩な事業が催された。

 「アール・ブリュットと美術館」と題した討論会には、滋賀県顧問の長谷川祐子東京芸大教授らが登壇。日本の作品展を開いたスイスのラガーハウスミュージアム館長は「アール・ブリュットはグローバルな言語で、文化を結び合わせる」と強調、フランスのアル・サンピエール美術館長は「障害者の作品であると宣伝するより、審美的な基準で評価することが重要だ」と指摘した。

 人に見せることを前提としない作品を美術館に収蔵する是非も議論になり、長谷川顧問は「滋賀は戦後、(幅広い人が)制作をサポートしてきた長い歴史がある。作品の共有にはいろんなやり方があっていいのではないか」と語った。

 12日も関連フォーラムがあり、午後2時まで滋賀県在住7人による作品展(無料)や、全国21人の作品展(500円)も開かれる。

「アールブリュットと美術館」をテーマに意見を交わすフランス、スイスの美術館館長ら

 2017年02月11日   京都新聞


功労・優秀者209人表彰 県体協

2017年02月13日 02時46分52秒 | 障害者の自立

 徳島県体育協会の2016年度表彰式が11日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルであり、スポーツ振興功労者や全国大会で優秀な成績を収めた選手ら209人に感謝状や表彰状を贈った。

 表彰されたのは▽競技団体の役員、指導者として10年以上従事した40歳以上の体育功労者38人▽全国大会で活躍した選手を育てた指導者23人▽全国大会優勝か、国際大会に出場した特別優秀者32人▽全国大会で入賞した優秀者90人▽奨励賞(小学生の全国大会で3位以内)6人▽生涯スポーツ賞1(シニア世代の全国大会優勝者)13人▽生涯スポーツ賞2(80歳以上の現役競技者)2人。

 表彰に先立ち、本年度の生涯スポーツ功労者文部科学大臣表彰を受けた県バドミントン協会の西野昌明会長と、総合型地域スポーツクラブRexなかがわの井澤秀輝代表に感謝状が贈られた。

 リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した松友美佐紀(日本ユニシス)、リオを含め3大会連続で五輪に出場した陸上男子400メートルの金丸祐三(大塚製薬)、リオパラリンピックの視覚障害者による柔道男子で銅メダルを獲得した藤本聰(徳島視覚支援学校)の3人は特別表彰を受けた。

 式では県体育協会長の飯泉嘉門知事が受賞者の功績をたたえた後、体育功労者として表彰された県小体連の片山京子氏が「競技者としてさらに高みを目指し、指導者として競技力の向上と体育スポーツの振興、充実に向け頑張りたい」と謝辞を述べた。

【写真説明】感謝状を受け取る県バドミントン協会の西野会長(右)=徳島市の徳島グランヴィリオホテル
 
 2017/2/12    徳島新聞